戦後、資源に乏しい日本は技術力を武器に世界に挑戦してきました。
1969年にSEIKOは世界初のクォーツ腕時計「アストロン」を発売し、その精度の高さゆえに機械式時計を量産していたスイスやアメリカの時計産業が大打撃を受けたのを「クォーツショック」といいます。

アストロンは機械遺産

こういう東洋の小さな島国が、世界を相手に革命を起こすってストーリー大好きです
脳内で地上の星が流れてますわ。
SEIKOが他社をぶっちぎるとどめの一撃が、クォーツ時計の中でも超高精度に調節された「V.F.A(Very Fine Adjustedの略)」。
月差±5秒以内という変態精度なのであります。
誤差を告げるレベルが「日」じゃなくて「月」です。
当時、機械式時計で世界の頂点の最高精度だったグランドセイコーのV.F.Aでも日差±2秒。
クォーツのV.F.Aを日差にすると日差±0.16秒
クォーツ時計の性能がグランドセイコーを遥かに超えてしまい、1975年にグランドセイコーは生産中止になるという事態も起きます(1988年に復活)。
アストロン登場から3年後の1972年に発売された、愛用してる「39系クォーツV.F.A」。

腕時計では非常に珍しい、秒針の動きと同時に発光ダイオードが赤く点滅するセコンドフラッシュを搭載した機種で、この明かりは電池の残量も教えてくれます。
電池が少なくなると点滅しなくなるわけです。
70年代の特徴的なデザインである、グラデーションの利いた文字盤と美しい多面カットガラス。

上下非対称のカットガラスなんて手間かかってます。
こんなレイアウトの腕時計は二度と出ないだろうな〜。
39系キャリバーってのが非常に電池の燃費が悪く、電池を2個も入れてるのに1年くらいしか持たないんですね。

しかも使う電池がSR44という巨大なやつで、具体的にはキッチンタイマーとかに使うボタン電池のLR44と同サイズです。

こんなデカい電池を入れててカットガラスも厚いもんだから、時計の厚みが約17mmもあります。

というわけで、このV.F.Aの電池交換をお願いするのは松戸市でも色々な古い時計の修理で信頼できるスズキさん。

ちゃちゃっと交換してくれます。
電池交換後はセコンドフラッシュが元気に点滅してくれます
これで来年の春まで大丈夫だな

約50年前の時計なんで当時の精度は発揮できないけど、高度経済成長期の世界に挑戦する日本人のチャレンジ精神を感じる逸品です。
39系クォーツはヤフオクで2~3万円で手に入るんでおすすめです。
徹底した問診と検査で痛みの原因を突き止め治します!
ポプラはりきゅう整骨院
〒270-0034 千葉県松戸市新松戸3-304
TEL 047-710-2861
ホームページ http://popula2761.jimdo.com/
検索 【ポプラはりきゅう整骨院 新松戸】