湯上がりの後ろ姿、ほのあかりの灯篭、しとやかな華やぎに思わず振り返る。
無造作に投げ込んだような勢いと、可憐な女性らしさを感じるコスモス。
まだ、月が輝き始める前、川面には鮎がコケを食んでいた。川底の岩陰にはハゼがいて、ボラの幼魚は砂底で戯れていた。サギが魚を捕まえるのをしばらく観察していたのに、なかなか難しいみたい。
たくさんのカニが歩いていく。
多様な川の生きものの姿に見惚れる。
湯上がりの後ろ姿、ほのあかりの灯篭、しとやかな華やぎに思わず振り返る。
無造作に投げ込んだような勢いと、可憐な女性らしさを感じるコスモス。
まだ、月が輝き始める前、川面には鮎がコケを食んでいた。川底の岩陰にはハゼがいて、ボラの幼魚は砂底で戯れていた。サギが魚を捕まえるのをしばらく観察していたのに、なかなか難しいみたい。
たくさんのカニが歩いていく。
多様な川の生きものの姿に見惚れる。
ヒーョヒィーヨーと、もの悲しげな呼び声がこだまする。ハタケシメジを摘みに来ました。鹿たちの恋の季節。それと、きのこ狩りの季節。
毛並みの美しいメス鹿がこちらをずっと見ています。キノコを探して歩くたびに警戒のギッギィと仲間に知らせる鳴き声が、すぐ近くから聞こえる。
キノコのはしりは、よーく見ないとわからない。ほら、シダの5センチ手前の杉の枝の下にハタケシメジが2本生えていますよ。
ほかにも生えていますが、知らないキノコは写真だけ撮り、ひんやりした山の空気と空と緑の中でリラックス。
わかりましたか?ここでした。
散策するにはちょうどいい季節。気持ちいい。
可愛らしい鹿に会えるかもしれないよ。
高架下
ふうせんかずら、おしろい花
なんでもなく、ふつうに、しぜんに、手に手をつなぎ、あるいた、あそんだあの頃を、花を見て思い出した。
不安なく自分らしく生きている、今が一番しあわせだと思っている。
でも今日は、一生懸命だった子育てしていた頃を思い出し、涙がにじんでしまった。
後ろに子ども乗せを取り付けた自転車を先頭に、ようやく、コマを外せた自転車のペダルをハーハー言いながら真っ赤になって、海まで、がんばってサイクリングについてきたこと。歩道の段差、点滅する信号、車が激しく通る道路の端、U字溝にフタしたガタガタな路肩、夕暮れせまる、ひんやりした風。
保育園のお迎え。ブランコに乗ってからじゃないとダメだった。商店街の10円まんじゅう。駅裏のみたらし団子。タコの公園で鬼ごっこ。野球は苦手だけどキャッチボール。楽しかった。
ギンナン拾ったり、ハゼ釣りを一緒にできて、しあわせだった。
今、子どもたちは、それぞれに暮らしている。自分なりに生きている子どもらを応援し見守っていたい。
ちいさな手でつないでくれた、かけがえのないしあわせを、思い出した日。
両親にも、きっとこんな気持ちで育ててもらったたんだと思う。
自分の子どもがしあわせそうに暮らしているのが、一番のしあわせだと思うから、自分らしく楽しく過ごしていることが分かるように機会をつくって顔をみせようと思う。
ふうせんかずらの
可愛らしいタネをくれた日
大切な思い出
いい感じに乾いてきた。彩りにも使えそう。
何代も自家採種してきたものだから、交雑したのが混じってしまい、何気に齧ったらヒーヒー言わなきゃならんヤツも出てきたけれど、まぁ、それも含めて楽しくおいしくいただきましょ。
濡れそぼるアオサギは、
蓑をつけ佇む姿にそっくりで、いつもなんだか侘しい気持ちになるよ。
こうして出荷されるんだとわかった日。
午前3時に起き、ペダルを踏みしめ農家さんの作業場へ急いだ。まだ、辺りは真っ暗だけど、作業場は蛍光灯で明るく照らされ、軽トラの荷台には抜いたばかりの大根がきれいに山積みになっていた。
ビニールの前掛けエプロンをした5人の方が回転ブラシのついた大根洗い機の前後にとりつき、菜っ切り包丁で葉っぱを切り落とし、先っちょを切り落として洗い機の前に大根を並べていくひと、直径15センチを基準に太い大根の青首部分を切り落とすひと、洗い機に大根に大根を投入すると、泥を落とした大根が出てきて洗い桶へと次々に落ちてくる。
カッパを着込み、長靴履いて前掛けして軍手をはめて、洗い桶での作業をさせていただきました。
洗い機では落とし切れなかった大根のスジには、ほんのわずかに黒ずみが残っている。今夏、高温障害でさつまいもの成りがよくなかったそうですが、大根にも表面にスジができてしまったそうです。
少しでも肌のきれいな大根を届けるために普段ならそれほどでない大根洗いの作業も、今年は一本いっぽん、大根の肌のシワに沿って軍手で黒ずみを擦って落としていく余分な作業が必要となったとのこと。
農家さんからお話しをうかがいながら、大根をこすってきれいにしていきます。一本きれいにするのに、私は2分近くかかってしまう。
抜いたばかりの大根を満載した軽トラは、真っ暗なのに次々に作業場前に到着し、荷下ろし、葉っぱを切り、根を切り機械で洗い終わった大根が、ぽちゃんポチャンと洗い桶に投下してくる。手際が悪くて大根こすり作業が間に合わなく、洗い桶が大根で満タンだ。
どんどん大根こすってきれいに仕上げていく。少し慣れてきた。
市場に出荷する時間があるから、モタモタしていられない。この大根洗いの時間を見越して大根の収穫時間は真夜中12時過ぎから大根抜き取り作業開始しているそうです。私が大根こすり作業に入ったのが朝4時。7時過ぎまで作業お手伝いしてみましたが、大根を栽培するだけでなく、出荷するまでにはこんなに大変なご苦労があったんだと、農家さんのおいしくてきれいな農作物を供給なさっているご努力に本当に頭が下がります。
スジに沿って親指のはらで何回かこすっていくと黒ずみが落ちていく。親指の皮が剥けて水ぶくれになったようで、痛くなってきた。
大きさがあわない規格外の大根いただきました。ありがとうございます。
上の写真がこする前、下が軍手でこすったものを家で撮ってみました。
こうして見栄えのいい農作物が商品として並び、買うことができるのですね。
貴重な経験させていただきありがとうございました。
金沢だいこん
旬の太くて短いおいしい源助大根など、北海道や徳島などの大産地の合間をぬって、供給されているそうです。
スーパーなどで商品を手にとった時、ここにたどり着くまでには、こういう物語があるということを思い出し、無駄なく料理して
おいしくいただきます。ありがとうございました。