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イソヒヨドリの透きとおるさえずりで目覚めた、少しゆっくりめな朝。寝転んだまま、布団の中で本を読む至福。
昆布と干し椎茸を浸しておいた鍋を火にかけ、ゆで卵の殻をむいていく。じゃがいもの皮をむき、下茹でしておいた大根とこんにゃく、おでん種を出汁に加え白醤油で味をととのえた。玄米ご飯で梅干しおにぎりを握り、急須のお茶を水筒に注いでサイクリングに出かけよう。
茶畑の向こうには、きれいな青空。
自然な立ち姿の樹勢は、手摘みの茶園かなと思ったけど、ここはおそらく放棄された茶畑だね。ツルが茶樹に覆い被さり、手入れされなくなったかわいそうな茶畑がちらほら見かける。台湾でも大勢の人手がいる茶摘み作業の人集めに苦労していると言われていた。人手不足で茶園を放棄せざるを得ないときには、普段は樹勢が弱ってしまうから花実を付けないように管理している茶樹に実をつけさせて、茶の実から油を絞って利用するそうです。椿の実から椿油のように茶園から茶油。
はじめて自然栽培の茶摘み援農にいらっしゃった方々からは、しっとりした柔らかな新芽の感触を味わえる手摘みを今年もとっても楽しみにしています、とおっしゃっていた。さて、お茶の生育はどんな具合でしょう。
里山には、新しいお家。小鳥が来てくれるといいな。
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