素振りブログ。

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ウルティマについて思うところ

2020年09月26日 00時00分00秒 | 日記
皆さんはウルティマをご存じでしょうか?
コンピューターRPGの元祖と呼ばれるゲームのひとつなんですけど。
(ウィザードリィとウルティマ、この2つがコンピューターRPGの始祖の扱いを受けております)

私ね、このゲーム、ファミコンで出会ったんですよ。
元々、パソコンゲームだったらしいんですけど。

私がやったウルティマは「ウルティマ~恐怖のエクソダス~」
復活しつつある大悪魔・エクソダスを封印するために、王が勇者を招聘し、エクソダス再封印の使命を与える。
こういう筋のゲームで。
まぁ、全体としては面白いんですよ。金稼ぐのとか、キャラを育成するのとか。
全体としては。

細部を見ると、色々つっこみどころというか「なんとかならんかったのか?」的な面が多々あるゲームですわ。
今、全く同じゲームを出したら、下手するとクソゲー認定受けそうですね。

つっこみどころ1)
使えない職業が多すぎる!

このゲーム、基本職業の戦士、盗賊、魔術師、シスターがあって、その基本職業を2つ、足して2で割った合成職業。
それを入れて計11の職業があるんですけど。(最後の1つは全職業の特徴を併せ持つ・レンジャー)

魔術師系のさ、合成職業(詩人、科学者、僧侶、レンジャー)の魔術師成分がまるで役に立たない死にスキルになる仕様;
何故かと言うと、魔術師系の合成職業、覚えられる魔法が魔術師本職に及ばず、加えて、初級中級の魔法では終盤の敵にまるで役に立てないんですわ。
最上位を覚えてはじめて魔術師は強くなるので。
テストプレイしたときに「この職業いらなくね?」って誰か言わなかったのか;

つっこみどころ2)
食料というシステムが意味不明!

このゲーム、食料という概念があり。
これが切れると歩くごとにHPが減って行きます。
なので、たまには食べ物屋で食料を買い込む必要が。

……このシステム、要る?
多分さ、TRPGのときに出てくる話をゲームに取り込んだんだろうけど。
ストレスにしかならない、余計な設定だと思いますね。

つっこみどころ3)
町、複数あるけど、何処の町も店の品揃え一緒!(夜明けの町ドーンを除く)

これさ、新しい町に行く喜び無くなるよね。
まぁ、どこの町に行っても一定の装備を買い揃えられるってメリットあるけどさ……。
多分、これもTRPGの影響なんだろうな。(TRPGだったら、町ごとに品揃えが変わるってシチュ、あんまりないしね)

……これから分かるのは、媒体が変わると不要になる部分ってあるはずなのに、何も考えずに忠実に再現したらどうなっちゃうか。
それの好例のような気がしますね。
「元がこうだからこうなんだ」じゃなしに「元がこうだけど、この場合これって必要?」こういう視点。
これがあれば、ファミコンのウルティマはもっと遊びやすくて面白いRPGになっていたかもしれませんね。