素振りブログ。

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俺屍の双子とコロナ

2020年03月17日 07時10分48秒 | 日記
俺の屍を越えてゆけ(略称・俺屍)というプレステ1のRPGがあるんですけどさ。
テーマは世代交代。
ゲームデザイナーの桝田省治さんが、子供が生まれたのをきっかけに作ろうと決意したゲームで。

都を荒らしまわる鬼・朱点童子に2つの呪いをかけられたある一族が主人公のRPG。
個人ではなく、一族が主人公。ここが重要で。
鬼の呪いで、一族の人間は寿命が2年程度しか無い。(数か月で大人に急成長し、そのまま死んでいく)
あと、人間との間に子供が作れない。
なので、神様に奉納点というお金を支払って、子供を作ってもらうことで一族をつなぎ、一族に呪いをかけた朱点童子を討つことを目指すんですけど。

神様に頼んで子供を作るとき。
たまに双子が生まれるのよね。

これがね、ちょっと厄介で。

扱いに困る。

私がやった初期バージョンの俺屍では、奥義という命を削って繰り出す必殺技があるんですけどさ。
これ、同じ職業についた実子にしか継承できないんですよね。しかも一子相伝。
なので、双子が生まれたからと、両方に奥義を分割継承させるわけにはいかない。
そんなことをすれば、弱くなるだけだからね。

よって必然的に、基本双子が生まれると片方家で飼い殺しになるんですけども。
だって奥義も継承できないのに、戦いに連れて行く理由無いでしょう。

でも、そうすると、不満が溜まって家の財産を盗んで家を出奔する危険が。

そうならないために、飼い殺ししている子には機嫌をとるために贈り物をするのが基本なんですけどね。

現実だと昔は双子は「畜生腹」と言われて忌み嫌われたようですが。
俺屍だと、そういう実利的な理由で双子が忌み嫌われたのです。

ですが。

あることに気づくと、双子は可能性になるんですよね。
それは何かというと、「新しい職業を試す」とき。
俺屍には剣士、薙刀士、弓使いという3種しか最初は職業が無いんですけど。
後から敵から指南書を得ることで、槍使い、拳法家、壊し屋、大筒士、踊り屋という職業が増える。

でもね。

新しいからといって、既存の職業より使える職業かどうかなんて、分からないじゃ無いですか。
ただ試したいからというだけで、限られた奉納点を多く使って、もう一人子供を作るなんてのはあまり効率的では無いですよね。
なるべく強い神様に子作りをお願いするのが基本ですけど、その場合必然的に奉納点を多くとられますし。
だからといって、既存で活躍している職業の系譜を一個潰して試すのは論外ですし。

そんなとき、双子が役立つんですよ。

レベル的に妥当な神様を親に持ち、その上で継承を気にしなくていいから自由に職業を選べる。

そこで試してみて、既存より使えると判断すれば系譜を一個リストラして入れ替えればいいし。
使えないようなら、そこで終了すればいい。

厄介なものも、使いようによっては可能性になるわけですね。


実は先日から、とうとうコロナで私も在宅勤務するハメになったんですけど。
厄介です。厄介ですけどさ。

この厄介さが、新しい働き方スタイルを模索する一助になったとしたら。
それはそれで、プラスだと思うんですよ。

俺屍における双子みたいに。

コロナで在宅をできそうな部署にのきなみ在宅させてみたけど、別にそこは問題なく回ったなぁ。だったら、希望者は交通費を支給して来てもらわなくても、これからも在宅で良いんじゃね?その方がお互い都合良いんじゃない?通勤時間を自分の時間にあてれるし。とか。
コロナで食堂の使用時間を部署ごとに分けてみたけど、混雑が減ったわ。今後もこれでやってみてはどうだろう?とか。

こういうときでないと試せないことは試していった方が、お得だと思うんですよね。
転んでもタダで起きてはいけないというか。


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