素振りブログ。

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浅倉は人間じゃ無い。モンスターだ。

2018年04月11日 17時54分12秒 | 日記
ペルソナ5は歪んだ心を持つ人間が心の中に持っている迷宮・パレスに侵入して、歪みの元になっている「オタカラ」を盗み出して、その歪みを消し、改心させるというのが基本的流れのゲームなのですが。
龍騎の浅倉はパレスはあってもオタカラ無さそうだよね。

なんでかって言ったらさ、この「改心」が起きる理由が「心の歪みが無くなるから」なので。
歪みの元を取り除かれることで、歪む前の本来の自分の心を強制的に取り戻さされて、改心してしまう。

これが意味することって、世の中で悪を働く悪党どもも、最初は悪人じゃなかった。
それが人生の中で立ち塞がった壁や、勝ち取って来たものの大きさに負けて徐々に心が歪み、悪人になってしまった。
これだと思うの。
ようは根っからの悪党なんていねぇよ、と。

ゲーム終盤のミッションで、ジョーカーたちがやっていることを「洗脳じゃねえか」と罵ってくる殺し屋のおっさんが出てきますけど。
違うと思うわけですよ。、
元の心に戻してやってるだけ。

で、何で浅倉はパレスはあってもオタカラは無いなんていうかと言いますと。
彼だけは、元から狂犬なんじゃないかとしか思えないというか。
そうでないと浅倉というキャラが崩壊しちゃうと思うんですよね。
こないだの東映チャンネルの再放送で「世の中の奴らは何にでも理由をつけたがる。それで安心したがるんだ」と、彼の狂犬ぶりを信じられない、きっとこうなったのは何が理由があるはずだと言った記者・令子さんを嘲笑いながら呟いた名台詞が出てきましたけど。
浅倉は世の中を憎んで狂犬になったんじゃ無いんだよね。多分。
元からああなんだ。きっと。

ちょっと見てみたい。
改心させようと浅倉パレスに侵入したけど、どこを探してもオタカラが見つからず愕然とするジョーカー一行。
で、モナが言うわけですよ「浅倉の心は歪んでいるが、歪む前の心が無いんだ。だからオタカラが無い。そういうことなんだ―」
(それをやっちゃうとペルソナ5の基本テーマが崩れちゃうぞ)