素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

生者の行進でもうひとつ期待していること。

2018年01月22日 20時55分15秒 | 日記
あとさ。

主人公の義父が「何でお前が死ななかったんだ」と言ってしまった件もちょっと期待しているのね。

主人公の親は再婚で。
主人公の父親は本当の親じゃ無い。

で。

昔、主人公には弟が居たんですね。
再婚の両親の間に生まれた、父親違いの弟が。

でも、主人公が目を離したときに信号無視の車に撥ねられて死んでしまった。

そのとき怒りと悲しみに狂った義父に言われたんですわ。

「何で弟が死んで、お前が生きてるんだ!?」って。

……ここのところで、ペルソナトリニティソウルっていう昔のアニメ思い出しましたね。
あのアニメ、ペルソナ(能力)要素クソだったけど、話は面白かったんだよなぁ。

登場するヒロインの一人が、こっちは義母に同じこと言われるんですわ。
「何で死んだのがお前じゃ無かったの!?」って

その義母、別にそのヒロインを旦那の連れ子で実子じゃ無いからと苛め抜いていたわけじゃないんですよね。
でも、実子である方の子が死んで、実子じゃない方の子であるヒロインが生き残ってしまったことがどうしても納得できなかった。
理不尽だけどさ。

で、あまりに大きな不幸に、慈愛の仮面が外れて鬼の仮面が浮き上がって来てしまった。

それで言ってしまったわけです。

そんな義母の心の動きを理解していたんですけどね、ヒロインは。
それでも、どうしても、心に引っかかるものが。

親子関係に歪が出来てしまったわけですね。

そんなところに、事件が起きて。
その中でヒロインが、義母は義母なりに、自分が過去に口に出してしまった言葉を悔やんでいることを知って。
「口に出してしまったことはもう戻せないけど、新しく絆を構築することは出来る」ということを言い、和解するんですわ。

ペルソナは状況によって人は様々な仮面を付け替えて生きている。
大切な人には慈愛に満ちた仮面を。敵対する者には悪魔のような仮面を。
これがよく語られるフレーズなので、こういうエピソードはペルソナのアニメとしては実にらしくて、素晴らしいと思うのですよ。
一面的な人の仮面で、人は判断できないよ、みたいな。

……これでペルソナ(能力)要素だけ、クソじゃなければ文句は無かったんだけどなー。
どうせなら話もクソだったらまだ納得できたのに。

中途半端に本質押さえているから、なんともいえない不愉快さがあったアニメでした。面白かったけど!


……話を戻しましょう。
生者の行進の方も、そういう要素期待しているんですわ。
和解して欲しい。