驚くと同時に、寂しさを感じた。

前の日曜日にスペシャルドラマ必殺仕事人が放送されましたけど。
話は面白かったんですけどね。
狭い環境に閉じ込められたら、明らかに間違っていることを人は信念にしてしまうというところとか。
自分が尊敬し、憧れた人物がただの俗物だったと分かってしまったとき。
それが心の支えだったら、見ないふりをして自分で自分を縛ってしまう人間の弱さとか。

見ごたえはあったんですけど。

今回、スペシャルゲストで藤田まことが出ると聞いていたんで、どういう出方をするのかなぁ、回想で、昔の映像を流すのかしら、なんて思ってたら。

ガチでスペシャルゲストだった；

どうやって撮ったのか、知識が無いからまるで想像がつかないんですが、新作の映像に、藤田まこと＝中村主水が自然に登場している；

驚きましたが、同時にすごく寂しくなった。

この人、もう亡くなってこの世に居ないんだよねぇ。
昔のドラマで藤田まことが出演しているのを見るだけでも、なんかちょっと寂しくなるのに。
どういう技術を使っているのか分かりませんが、新作で死んだ人に登場されると。

何故だかものすごく寂しくなるんですわ。

死んだ人が新作に登場する、ってのだと、私の場合ペルソナのイゴール役の田の中勇さんが真っ先に来るんですけど。
最初アニメ化されたペルソナ４を見たときに感じた寂しさ、あのときより今回の方がデカイですねぇ。

映像だと、なんだろ。

言い方悪いけど、本体は亡くなっているのに、何故か動き続けている影分身。

そういうのを見せられている気になるんですわ。
まるで生きてるみたいだけど、本当は死んでるんだよ、これは影分身の残り香なんだよ、みたいな。