素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

今年は楽しく読めるので嬉しい

2017年03月24日 22時26分54秒 | 日記
産経新聞でやってる今年の小説「朝けの空に」かなり面白いというか。
読んでてキュンキュン来るんですが。
(こんな感想言ったら不敬かもしれんけどね)

内容を簡単に言うと、大正天皇の皇后だった貞明皇后の伝記なんですけどね。

恥ずかしながら、よく知らなかったもので、毎日楽しく読んでます。

大正天皇が皇太子時代に、元々は皇太子妃に内定されてなかったのに。
内定されてた伏見宮禎子女王が「肺病の疑い」を持っているということで、内定を外され。
その代わりに皇太子妃に内定された、って話らしいです。

理由はハッキリとは書いて無かったけど。
知ってる人も多いでしょうが、大正天皇は病弱な方だったので。

同じ「病弱」と「病弱」では、生まれてくる次の天皇も同じ「病弱」体質になるからと。
そういう考えが働いた結果なんじゃないでしょうか。

貞明皇后、このときは節子姫と呼ばれていたそうですが、この方は名門華族の九条家の人だったんですが。
生まれてすぐに農家に預けられていて。
田舎で育った人で。

そのせいか、とても丈夫で、日焼けして肌が浅黒かったことから「九条家の黒姫」と呼ばれていたとか。

どのくらい丈夫だったかと言うと、成長してある程度大きくなったとき、実家に呼び戻され、そこから華族が通う女学校に通学することになるんですけど。
他の家の子は皆人力車で学校に通っていたのに、この九条家の黒姫はなんと毎日徒歩通学。

どうでしょうか。キュンキュンきませんか?
(不敬かもしれんけどね2回目)

それだけでなく、学校の成績もかなり優秀。
集団行動では中心的役割を果たすくらい、人間力もしっかりしてた方だったとか。

今日の話では、内定の切り替えが起きたときに、内定に関わった当時の政府のエライ人たちがどう揉めたのかが語られてましたけど。
皇太子妃の内定って、容貌、家柄、頑健さ以外に、性格も見るのね。
当たり前?いやま、確かに当たり前なんですが。
いくら美人で頭が良かろうとも、DQNだったら未来の国母として国民の尊敬を集められませんしな。

節子姫はそこは大丈夫だったんですが。

当時の日本の美人の基準に、肌の白さがあったとかで。
そこらへんで内定切り替えで難色示すエライ人が居たとかなんとか。
肌が黒いということから、容貌についてもあらぬ噂があったようです。
で、写真を回覧させたら

「思ったより普通でした」

そういうコメントがついたとか。
どんだけ酷かったんだ。噂。

まぁ、こういうエピソードもキュンキュン来るところですけどね。
(不敬かもしれんけど3回目)