久々に感想。

久々にインフェクション。

好みの展開来たなぁ。

恐怖に負けて、目の前で殺されていく妹を見捨ててしまった罪悪感。
自分を責めるだけじゃ足りず、似た境遇に居る主人公を攻撃してしまう心の弱さ。

すごく好みｗ

「だったら、あんたも死ねよ」って言ったときの顔。
実にいい顔でした。

ホントは自分に言いたい言葉なんでしょね。
でも、自分で自分に言うことはすでにやってて、でもそれじゃ言った気にならないから。

自分で自分に言っても、自分を責めている自分。妹を見殺しにした罪を償おうとしている姿、つまりアリバイ作りでもしているのかと心の声が言うんでしょう。
だから、主人公を責めた。自分の代わりに。

主人公を責めることで、責めた言葉がそのまま自分に跳ね返ってくるから。

無論、主人公にしてみたら完全に八つ当たりみたいなもんだから良くは無いけど、そういう気持ちの流れは良く分かる。
こういうの、好きですわ。

あまりの不幸に、心のバランスが乱れて、鬼のような人格が出てきてしまう展開。


で、主人公。

そんな心のバランスを乱し、攻撃性に支配されている少女の思いを受け止め。
心に溜まった少女の罪悪感を、自分を攻撃させることでいくらかすっきりさせる。
そして励ます。

男っぷりがいいですな。

男は強くなければ生きていけない、優しくなければ生きている資格が無いとはいいますが。
あぁ、これは惚れるわ。

これこそが本当の優しさってもんですよね。