七変化もびっくり

政治や社会について綴る保守系ブログです。
女性天皇、女系天皇の実現に反対、女性宮家の実現に反対の立場です。

新潮の秋篠宮家バッシングの記事に思う!

2020年03月31日 | 皇室
拙ブログを訪問して頂き、ありがとうございます。

週刊新潮から秋篠宮家バッシングの記事が次々と出されています。本当に意地悪です。
誰かが書かせているのでしょうが、これが事実と鵜呑みにせずに記事を裏読みするのが
良さそうです。

タイトルが酷いですが、事実に反する記述や表に出せない事情があるのだろうと
推察します。

〇「秋篠宮さまが遠ざける「旧東宮職」「外務省」職員 両陛下との比較をご懸念で」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200331-00616152-shincho-soci

〇「職員が逃げる秋篠宮家 “傘事件”でまたひとり…人手不足が慢性化」
この傘事件については、remikki様ブログに詳しく書かれています。男性官僚に渡したと
記事には書かれていますが、動画で見ると女性職員に渡しているようですので、事実に
反する記述がされています。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200330-00616122-shincho-soci&p=1

秋篠宮さまが遠ざける「旧東宮職」及び「外務省職員」と聞きますと、秋篠宮ご夫妻が
両陛下との比較をご懸念で遠ざけているとは思えません。海外親善公務も国内の公務も
断然秋篠宮ご夫妻が多くされていますから比較される事を懸念されるはずはありません。
ただ暇だった東宮家に比べ、激務だと不満を持たれるのは困るでしょう。外務省からの
職員がいなくても、皆様海外親善公務をきちんと行ってこられました。外務省の職員が
いなくても海外の公務は上手く行えるのでしょう。

秋篠宮家の職員の数は元々少なかったので、相当有能な人でないと務まらなかったと
思いますから、中央官庁や地方自治体から特に有能な人を採用してきたのだろうと
思います。そこには、外務省出身の職員はいなかったようですね。これからも秋篠宮
家によい職員が増えるといいなと思います。週刊誌や他家に情報を漏らすような職員
では、困りますからね。


旧東宮職や外務省職員が、採用されにくいのにはきっと隠された理由があるのでしょう。
旧東宮職には、外務省からの職員が多いようですが、東宮ご夫妻はあまり多くの公務を
しない方々ですから、それに慣れた外務省からの職員は激務の職場・秋篠宮家ではうま
く務まらないと見られているのでしょう。また、東宮家に務める外務省の人はソーカが
多かったと言われて居ますから、そのような人を避けているのだろうと思います。また、
海外公務をされる中で、海外駐在の外務省の職員に好くない印象を持たれた出来事があ
ったのかも知れません。秋篠宮家に採用されないと、この先の天皇家に採用されないこ
とになります。秋篠宮ご夫妻は、ご家族を守るために有能で守秘義務をきちんと守れる
職員を採用しているのではないでしょうか?

ソーカをカルト認定している国が欧州にはあるそうですから、狂信的な宗教の人を避け
ているのかもしれません。


ーーーーーーーーーーーーデイリー新潮より転載ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
秋篠宮さまが遠ざける「旧東宮職」「外務省」職員 両陛下との比較をご懸念で
3/31(火) 8:01配信

お悩みは尽きず
 昨年8月、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまは、ブータンへ私的旅行をされた。そこで露わになったのは、秋篠宮さまのこんな“ご姿勢”だった。

「ご訪問について、報道されるまで外務省には何も伝わっておらず、ひと騒動ありました。ちょうど同じ時期、インドのモディ首相もブータンを公式訪問しており、先方に“ダブルブッキング”の負担をかける形となってしまった。あらかじめ外務省を通せば、こうした不手際は未然に防げたはずで、図らずも秋篠宮さまと外務省との“距離”が露呈してしまったのです」(宮内庁関係者)

 何しろ、秋篠宮さまはこれまでも、

「日頃から『外務省出身の人を(皇嗣職に)配属してほしくない』と仰り、遠ざける姿勢を見せられてきた。それとともに、旧東宮職出身の職員も、頑なに受け入れを拒んでこられました。外務省は皇后陛下のご出身でもあり、東宮時代から幹部に出身者が多かった。また東宮職の経験者は、皇嗣家にとって貴重なノウハウを持ち合わせており、本来であれば大いに重用すべきなのですが、殿下はそれもなさりませんでした」(同)

 というのも、

「旧東宮職の職員を登用すれば、何かにつけご自身や妃殿下のお振る舞いが両陛下と比較されてしまう。さらには、そうしたご様子が先方に漏れてしまうのではないか。秋篠宮殿下はそうご懸念されているといいます。さらに外務省出身者に関しては、殿下にとって『両陛下のお身内』と映っている。彼らの前では、ご自身の一挙手一投足が“ガラス張り”にされるようなご心境だというのです」(同)

 あるいは旧東宮職や外務省の人間は「スパイ」に見えてしまうのか――。それでも先日、思わぬ動きがあった。皇嗣職発足以来、初めて宮務官に外務省職員が採用されたのである。

「1月14日付の辞令で、ナミビア大使館参事官の女性が出向となりました。実は、あまりに宮務官の入れ替わりが激しいため、御代替わり後しばらくして宮内庁側から外務省に『誰か捻出できないか』との打診をしていたのです」(同)

 散々疎んじてきた相手を巻き込まざるを得ないほど、お住まいは混迷を深めているというわけである。

「むろん、年明けに警察庁出身の宮務官が退任することも想定していました。背に腹は代えられず、屋台骨がこれ以上きしまないよう、宮内庁としても苦肉の策だったのです」(同)

 もっとも旧東宮職出身者だけは、いまだに幹部登用されていない。皇室ジャーナリストの神田秀一氏が言う。

「秋篠宮家は、成年皇族が多くご公務が集中している上に、将来のお世継ぎである悠仁さまもおられるのに、人手が足りず職員の出入りが激しいといいます。おのずと仕事量も増え“お仕えするなら他の家へ”と願う職員も少なくないと聞きますが、現在は立皇嗣の礼を前に多忙を極めており、この状況を改善できるよう、宮内庁が配慮していかなければなりません」

 皇位継承順位1位であると内外に宣明される儀式まで、およそ1カ月である。

「週刊新潮」2020年3月26日号 掲載
新潮社
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志村けんさんのご冥福を祈ります

2020年03月31日 | 社会
拙ブログを訪問して頂き、ありがとうございます。

突然の訃報でした。新型コロナウィルスは、日本の喜劇王の大切な命を奪って行きました。
底抜けに明るい笑顔しか浮かばないです。まだまだ活躍が期待されていたのに・・・

こんな病気に苦しめられて無念だったと思います。次から次へと仕事をこなしていく予定
だったのに、発病してから間も無いのに天国へ旅立って行かれました。

悲しいです。 志村けんさんのご冥福をお祈り申し上げます。



新型ウィルス感染症の恐ろしさを改めて感じています。
ウィルスに感染しないようにみんなが自重して、ウィルスとの戦いに勝たなくていけません。
負けられません。


安倍首相は立派だ!

2020年03月28日 | 皇室
拙ブログを訪問して頂き、ありがとうございます。

安倍首相が、記者会見を開きました。新型コロナウィルスによるオーバーシュートを
起こさないようにするためには、日本国民の一致協力した行動が必要ですから、非常
にタイミングのよい記者会見だと思います。有事の時に安倍首相でよかったと思って
います。安倍首相の足を引っ張り続けている昭恵夫人の存在はありますが、、、安倍
首相は、東日本大震災の時の菅首相の様な惨状は呈しません。経済対策を早急に行う
事も発表しています。


東京都で今日新規の陽性者が60人を超えてきました。40人台の日が3日続いた後に
60人台になってきました。感染者の急拡大は、他県に住む私どもをも不安にさせます。
感染者の急拡大は、医療崩壊を引き起こし、重症者に十分な治療が行えなくなり、死者の
数が多くなってきます。日本は、今まで他国と違って感染者の急拡大が起こっていない
のですが、日本国民の英知を結集してこの状態を長く続けていきたいものです。


不要不急の外出の自粛。三つの密を避ける行動。感染抑制は長期戦になりそうですが、覚
悟をもち、手洗い、うがい、咳エチケットを続けます。少しでも気を緩めれば、感染が急
拡大してもおかしくないそうですから、国民一人一人がその事を理解し、協力していく
事が大事です。外出の自粛要請を受けて、東京の繁華街は人影がまばらになっていたよう
です。


昼間ワイドショーを少し見ていたら、感染者数が増えた東京都の小池知事を口汚く批判する
コメンテーターが何人か居て驚きました。他の自治体に比べて感染者数が少なかったので、
油断はあったでしょうが、感染拡大の防止に対して大きな落ち度はないだろうと思います。
この先どうしていったらよいか考える前向きな番組作りが大切ではないかと思いました。
確かフジテレビだったと思います。感染者が増えたら、首長をつるし上げる番組の作り込み
が怖いと思いました。




一方皇室では、国民がコロナウィルス禍で大変な思いをしている事など、全く関係がないかの
ように大金を使ってお引っ越しを実行しています。上皇ご夫妻は、皇居を出て引っ越しの作業
が終わる3月31日まで、葉山と御料牧場に滞在されています。引っ越し作業が終わるまでの間
一つの御用邸に滞在するのでなくて、なぜ2つの御用邸に滞在することにしたのでしょうか?
美智子様のご意向ですか?

国民は、密閉、密集、密接を避け、行動するように求められているのに、彼等は葉山から戻り
東京駅から宇都宮駅に向かい、御料牧場に入られています。電車は、コロナウィルスに感染す
る可能性もあるのに、なぜ公共交通機関をこの時期に利用して、遠方まで出かけなければいけ
ないのでしょうか?

皇族が駅を利用すれば、規制線が張られ国民はその辺りで足止めを余儀なくされます。そうな
れば密集が起こり、隣に立つ人と密接になります。

引っ越しが終わるまでの間、東京から近い葉山に滞在して、引っ越しが終わったら高輪の
仮御所に入れば、移動距離も少なく無駄な警備の費用や御料牧場までの旅費も必要がなかっ
たと思います。引っ越しに多くの税金を使い、御料牧場への移動に無駄な交通費や警備費を
使い、高輪の仮御所の改修に多くの税金を使い、さらに最終的に入居する東宮御所の改修に
多くの税金を使い・・・、彼等は、国民の税金を湯水のように使わせても平気です。彼等が、
高輪御所に住めば、東宮御所には秋篠宮ご一家が入居できるので、東宮御所の改修は秋篠宮
ご一家のためにし、秋篠宮邸や赤坂東邸の改修は必要なかったと思います。彼等が税金の節
約を少しでも考えていたら、御料牧場には行かなかっただろうと思いますし、高輪邸に住ん
だだろうと思います。

上皇ご夫妻は、引退して公務をしていないにも関わらず、上皇職の数は、公務をたくさん
している秋篠宮家に付く皇嗣職の数より多くなっているのも不可解です。いったい何のた
めにそれほどの職員が要るのでしょうか?数多くの職員は、普段どんな仕事をしている
のでしょうか?

美智子様は、ネット上の批判もご存じのようで「心無い批判に、憔悴(しょうすい)な
さっているご様子」らしいのですが、その割には国民の批判に応え、行動を自重するという
ことがありません。美智子様を崇拝する一部のシニア層ならば美智子様のすることは何でも
賞賛できるでしょうけど、冷静に美智子様の行動をウォッチしている私どものような皇室
ウォッチャーの目には、美智子様は国民の生活など全く顧みず、贅沢三昧をされているよう
に見えます。一度着た服は二度と着ないと言われ、一日に何度も洋服を着替える場面も
度々ありました。同じように見えるマント服ですが、常によく似た服を新調していたと見て
います。

引退されても警備は、天皇のときとそれほど変わらないそうで、お出掛けになれば警備費が
多く掛かる事になります。

上皇后夫妻がお引越し ネットの批判に美智子さま「辛い」〈週刊朝日〉
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200326-00000088-sasahi-soci&p=1


上皇ご夫妻、葉山御用邸から御料牧場へご移動 引っ越しで
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3938546.html

日本人は、凄い!

2020年03月24日 | 日記
拙ブログを訪問していただき、ありがとうございます。

今日は、風が冷たく寒い日でした。暖かい日が続いた後にこんな寒い日が来ると
体に堪えます。

海外の国々で新型コロナウィルスの感染拡大が加速しています。アメリカの感染者は、
45000人を超えてきました。日本は、1000人を少し超えてきていますが、感染者
数の伸びは緩やかなままです。ありがたいことですが、東京都や大阪府など、大都市圏で
感染経路の追えない感染者が増えています。このことは、感染拡大のリスクを増大させる
要因となっているそうです。小池都知事が、緊張感を持って会見に臨んでいます。

感染が、急拡大している国々と日本はどこが違うのでしょうか。日本人は、清潔好きであり
手洗いやうがい、洗髪、入浴などが日々の習慣となっています。このことが、この感染予防
の中で強みとなって、感染拡大を抑えられているのでないかと思います。早期にクラスター
潰しを行っていることや、安倍首相が、感染拡大の初期に大規模なイベントの自粛や学校の
休校要請を行ったことも感染を抑えることに効果があったと思いますが、日本人一人一人の
行動様式がウィルス感染を防いでいるのでないかと思います。日本人って、やっぱり凄いの
ではないでしょうか?


昨日テレビで拝見した名古屋市の河村市長の表情が明るかったです。久しぶりに笑顔を拝見
しました。どうやら名古屋市の2つのクラスターの感染拡大が止まったようですね。スポーツ
ジムより後から感染が拡がった高齢者のデイケア施設の感染者が多くなり、高齢の感染者が
多かったので亡くなる人が続出しました。大変気の毒でしたが、感染経路の追えているもの
は、いずれ潰す事ができるのだと分りました。

自粛疲れでどこかに出かけたくなってきますが、自重しています。こんな生活がいつまで
続くのか?早く平穏な世の中に戻るといいなと思っています。


私の趣味の一つに寺社巡りがありますので、「でれでれ草様」ブログによりますと、私が、
夢の宮ブログ様やアネザイチカ様と関係があるように思われているようですが、私のブログ
及び私は、他のツィッターやブログとの相関関係は全くありません。


また、バドミントンの山口茜選手を応援していますが、これは山口選手の人間的魅力に惹か
れての行動です。元々見ていて面白い競技が好きで、ラグビーやバドミントンなど攻撃の仕
方がいくつもある競技が好きです。その競技を観戦する中で出合った魅力的な選手が山口茜
選手です。夢の宮様ブログにバドミントンのタカマツペアの画像が使われていることから、
バドミントン繋がりで七変化ブログが夢の宮ブログと繋がりがあるかのような書き込みがあ
ります。でれでれ草様ブログは、もっと緻密に分析するブログだったはずですが、どうもよ
く分らないです。書き手が変わったのでしょうか?


寺社巡りの趣味とスポーツ選手を応援している事が似ているから、夢の宮ブログ様やアネザ
イチカ様と関係がありそうだと考えるのはこじつけが過ぎると思います。

自衛官は新型コロナウィルスに感染しなかった!!

2020年03月21日 | 社会
拙ブログを訪問していただき、ありがとうございます。

暖かい日差しが、春本番を思わせますが、今年は外出をためらう気持ちがどこかに
あります。地球規模で感染の拡大が起こっていますから、常に気が抜けません。


日本も昨日国内での感染者が千人を超えてきましたが、それでも欧米の各国に比べ
れば感染者は少ないです。また、クルーズ船内で多くの感染者が発生しましたが、
国内で医療崩壊も起こらず、そこからの感染の急拡大も起こりませんでした。

報道されませんが、そこには初期に多くの感染者を受け入れた自衛隊病院の存在があ
り、船内で一人の感染者も出さず活動を続けた自衛隊員の活躍があったのです。

なぜか自衛隊の活躍はマスコミで報道されないので、多くの国民は自衛隊員の献身的な
活動を知らないままです。報道しない理由は分っているのですが、、、


自衛隊の医官や看護官(陸上自衛官)は、一般診療に加え、戦闘医療に係る様々な訓練
も行っているそうで、生物兵器脅威下での感染防止手順などもその一つだそうです。
 防護服の着脱一つをとっても、非常に細かな点に注意を払い、感染源を制圧しつつ
医療行為を行うスキルを身につけていたため、非常に澱んだ空気の船内で活動したにも
関わらず新型コロナウィルスに感染した人は一人もいませんでした。


クルーズ船で短期間に多くのウィルス感染者(約700名)が出ていたとき、あまりの
多さに感染症病床の数を超えて医療崩壊するのでないかと心配しましたが、医療崩壊は
起きませんでした。神奈川県から離れている東海地方の主な病院でも感染者の受け入れ
を行っていますが、自衛隊病院(全部で 15)でも10日までに122名もの感染者を
受け入れていたことがわかりました。私は恥ずかしいですが、自衛隊病院の存在すら
知りませんでした。

河野防衛大臣のツィッターによりますと””自衛隊病院、3月10日時点でこれまで感染者
122名を受け入れ、114名退院、2名転院、6名が現在、入院中です。””だそうです。
自衛隊病院 が、122名とおそらく日本で一番多い数の患者さんを受け入れることができた
ことで、初期の医療崩壊が防げたと言って過言ではないとある医師は断言しています。
そして、このことの拡散を希望しているようです。

このことは海自OBのブログの記事に掲載されています。

自衛隊病院の活躍
https://www.capitandiaryblog.com/entry/2020/03/15/230211


また、あのNHKが、クルーズ船内で活躍する自衛官の様子をNHKマガジンで伝えています。
特別な訓練を受けた自衛官でさえ、あのクルーズ船に入っていくのは怖かったそうです。
検疫官や厚生労働省の職員が、船内でコロナウィルスに感染していますから、相当劣悪な
環境だったのでしょう。しかし、しっかり訓練された自衛官からは一人の感染者も出なか
ったのです。船内で乗客に多くの感染者が出たことから、船内での活動が充分でなかった
ことを批判する報道が多かったですが、あのクルーズ船の船内は訓練を重ねた自衛官のよ
うな人たちでも船内に入っていくのが怖い活動できにくい環境だった事が分ります。外か
ら傍観して批判記事を書く事はたやすいですが、、、、乗客や乗員を早期上陸させて経過
観察すべきだったという考えもありますが、すでに多くの感染者が居たはずですので国内
でウィルス感染が急拡大でもすれば大変な事になっていました。

今の時点で、国内感染は少しずつ増えていく状態で、医療崩壊も起きず病床が足りなくな
ることもなく感染者は質の高い医療を受けていられるのも、クルーズ船に対応している
時期に、乗員や乗客以外に感染拡大を防げたことが大きいと私は思います。

専門的な訓練を受けた自衛官が、船内で感染することなく活躍したことが大きいと私は
声を大にして言いたいです。


ーーーーーーーーーーーーーーーNHKマガジンより転載ーーーーーーーーーーーーー

2020年3月18日
特集記事
クルーズ船 自衛隊は何をした?

https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/31928.html

巨大なクルーズ船で発生した集団感染!
史上初めての事態に、対応を迫られた日本。そこに派遣されたのが自衛隊だ。
投入したのはのべ2700人。果たしてどう向き合ったのか。今回、幹部の証言を基に、その一端を明らかにする。
(稲田清、地曳創陽)

“正直、怖かった”
「たいていの災害は『これくらいの被害がある』というのが分かっていて、関係省庁と役割分担のすり合わせができているのが通常。今回は、そういうことがまったく見えなかった」

「聞いたことがない感染症の名前だったし、『これからここに入っていくのか』という、怖さがあったのは、正直な感想です」
そう語るのは、防衛省の審議官、町田一仁。
クルーズ船が接岸した埠頭(ふとう)に設けられた政府の現地対策本部で、2月6日から25日まで副本部長を務めた。その役目を終えた後も、14日間の経過観察期間があり、3月10日にようやく防衛省に戻ってきた。

これまでも何度か自衛隊の災害派遣を担当した町田は、今回、現場での防衛省のトップとして、船側や厚生労働省をはじめたとした関係省庁から活動の依頼を受けた。そのたびに防衛省本省と人員や車両の確保などについて話し合い、各国の大使館との調整にも当たった。
迷子!携帯も通じない! 現場で困惑
現場に降り立った2月6日。
最初に、圧倒されたという。
「岸壁に立つと、船はあまりにも大きく、中に入るとこんなにも狭いんだと」

全長290メートルに及ぶ「ダイヤモンド・プリンセス」。客室のあるデッキだけでも8層、船室は細かく分かれている。
構造が複雑なため、自分がどこにいるかの位置の把握が難しく、当初は隊員たちが「迷子」になるケースも相次いだ。町田自身も船長に会いに乗船したあと、船の出口が分からなくなり、乗員に声をかけて案内してもらったという。

さらに船の内部では、携帯電話の電波が入らないことも分かった。
船内は電波を通しにくい鋼板で囲まれているうえ、開口部も少なく、電波が届かないためだ。船内のロビーや廊下などから電話をかけようにもつながらない。

代わりに衛星電話を使おうとしても、結局、窓際まで行かないと電波が入らない。小型の無線機では遠くまでは電波が届かず、使い物にならなかった。
感染リスクがある中で往復
携帯電話の電波が通じないという問題は、移動基地局を埠頭に開設し、中継装置を船内の各所に設置するまで続いた。
通信環境が改善されるまで町田は、船内にいる厚生労働省の幹部や船長と連絡をとるため、現地対策本部とクルーズ船との間を何度も行き来する必要に迫られた。

「携帯電話があんなにもつながらないのかというのは、正直、驚いた。細かい調整でも、現地の本部から船内に行かなければならなかった。行ったり来たりが無い方が、感染のリスクは下げられるわけで、電波状況が悪いというのは苦労した」

「自衛隊の場合、割と大きな部隊を『ドン』と入れて仕事をして、マンパワーを生かして早くに収束させるが、今回はそうもいかず、状況がつかめないところの難しさがあった」
「くすり ふそく」
自衛隊が手探りで活動を開始するなか、船内では深刻な事態が起きていた。医薬品の不足だ。
活動を始めた翌日の7日、クルーズ船の乗客が船内から日の丸を掲げた。

旗には「くすり ふそく」と書かれ、午後には「しんこく」の文字が書き加えられた。

高齢者や持病のある人たちにとって、薬が無くなることは命にかかわる。
町田は8日に薬剤師の資格を持つ隊員の応援を要請し、10日には3人が派遣された。当初から乗り込んでいた薬剤師や、厚生労働省の担当者とともに、送られてきた薬の仕分けなどにあたり、状況は改善していったという。
「たぶん、1日で500件以上の処方に対応して、かつ乗客の船室にお持ちして、服用の注意や相談にも乗った」
自衛隊独自の基準のわけは
派遣されたのべ2700人の人員は当初、東北の部隊が中心となった。
経験のない事態に臨んでいた自衛隊だが、徹底していたことがある。ウイルスからの防護だ。
自衛隊の業務は「船内の消毒」「診療や薬の配布」「薬の仕分け」「検査で陽性となった患者の搬送」と主に4つに分かれていた。それぞれの業務で独自の防護基準を設けていたが、一部では、厚生労働省の基準よりも厳しくしていた。
中でも消毒の業務では、厚生労働省が、マスクと手袋を使用することを基準にしていたのに対し、自衛隊は防護服を着た上で、手袋も万が一破れてもよいように2重にし、防護服とのつなぎ目を粘着テープでふさいだ。


そして、靴カバーをはき、飛まつが目に入って感染しないようゴーグルを付けるという、重装備にした。
さらに7日に、船内での活動を始める前、感染症対策の知識がある東北方面衛生隊の看護官が、防護服の着用のしかたや脱ぎ方を説明。防護服の着用に慣れた隊員のアドバイスは、特に効果的だったという。

厚生労働省の検疫官の感染が判明したことも踏まえ、河野防衛大臣は周辺に対し、「自衛隊からは1人も感染者を出さない」と述べ、対策の強化を指示。薬の仕分けをする際にも、防護対策として、ガウンやヘアキャップを付けるようにした。

乗客との接触がない場所でも防護対策を強化したのは、なぜなのか。
「厚生労働省は、保健衛生をつかさどっているので、どういうことが防護につながるかなど、基礎的知識も高いと思う。しかしわれわれの大多数は、そういったことに無縁な世界で生きているので『きちんとした防護』しか頼るものがない」

「集団で活動するわれわれにとって、1人の感染は全体の感染になってしまう。何かを触ったらすぐに消毒するとか、マスクの鼻にあたる部分を抑えて少しでもウイルスが入らないようにするとか、基本の徹底だった。『救いに行く立場』で感染してしまったら、任務を果たせないと考えた」
そして特殊部隊が登場
10日に、乗客全員にPCR検査を受けてもらうという方針が出た。
そこで追加で投入されたのが、「対特殊武器衛生隊」である。ウイルスや細菌を使った生物兵器への対応に訓練を重ねた部隊だ。

検査は高齢者を優先し、段階的に年齢を下げて行われ、感染の有無を確認していった。医療支援に当たる隊員は当初の17人から、最終的に51人にまで増えた。

搬送中、トイレにも寄れない!
自衛隊の活動は、クルーズ船の外にも及んだ。輸送支援だ。
感染が確認されたものの、症状が出ていない乗客や乗員を、受け入れ先となった静岡や福島などの医療機関へ運んだ。使われた自衛隊の救急車4台の走行距離は、合計1万キロに及んだ。
自衛隊が使う救急車の仕様は、自治体消防が保有する高規格救急車と比べ、シンプルなものだ。

このため、運転席や助手席と、ベッドなどがある後部座席との間には応急の仕切りを設けて、テープで目張りを施した。隊員は、防護服の袖やすそをテープで巻き、ゴーグルを着用したまま、運転していたという。
ただこんな問題もあった。トイレだ。
長距離を走行することになるが、隊員は往復で運転にあたらなければならないうえ、途中で防護服を脱着するのも難しい。このため、遠くの医療機関に向かう隊員の中には、おむつを着けて対応したケースもあったという。
拠点は民間フェリー そこでの生活は
今回の派遣の間、のべ2700人の隊員はどこで生活していたのか。
2隻の民間フェリー「はくおう」と「シルバークイーン」だ。

これらの船は防衛省が契約し、今回、活動の拠点とするため、近くの岸壁に停泊させた。

もちろん、クルーズ船とは全く状況が違う。それでも、防護対策は徹底された。以下の資料は自衛隊が船内の区割りを決めたものだ。

感染のリスクに応じて隊員を2つのグループにわけ、船への入り口、動線、滞在するフロア、さらには風呂場も分けられた。
フェリーの機能の維持のため、自衛隊員だけでなく、民間の乗員も乗り込んでいた。
彼らに感染リスクが及ぶことを避けるため、船内にあるエレベーターは乗員専用として、自衛隊員は階段のみを利用するルールも設けた。

加えて通常、隊員たちは集団で寝起きするのに対し、今回は全員に個室をあてがった。

町田は毎日、感染対策のために洗濯をしたという。
洗濯は、感染のリスクが高い隊員は、個室の風呂場やバケツのような小型洗濯機でそれぞれが行った。感染のリスクが低い隊員は、船内に据え付けた洗濯機を共有して行った。
民間のクリーニング業者に委託すると、風評被害が生じることも懸念したという。
制限のある生活だが、町田は「毎日の弁当が楽しみで、それを励みに頑張れた」と振り返った。

現場近くで体を休めることができたことは、心身をリフレッシュすることに役立っていたという。
そして今回の災害派遣で、自衛隊での感染者は1人も出なかった――
それでも「成功した」とは言えない
2月25日。
町田は20日間にわたる業務を終えて別の幹部と交代し、14日間の経過観察に入った。この間、今回の活動で学ぶべきことは何かを考え続けていたという。
「埠頭に立つと、目の中にも入りきらないような巨大なクルーズ船で、3700人を超える方々が感染の危険にさらされているのは、もはや『国家レベルの災害だ』というのが、私たちの実感なんです。でも、クルーズ船で感染症が発生したときの対応マニュアルは、防衛省は持っていないし、おそらく、どこの省庁も持っていなかったと思う」

「『これが最適だ』と考えるものに取り組んだけれど、亡くなった方がいらっしゃるわけで、軽々に『オペレーションは成功した』と言うことはできない。どう活動したかを、きちんと持ち寄って、今後の対策作りに役立てることが重要で、やっていかなければいけないことだ」
クルーズ船での集団感染は、その後、運航会社が同じ「グランド・プリンセス」などでも確認されている。
新型コロナウイルスの感染が世界で急速に拡大するなか、今回の日本の取り組みは、今後の対応にいかすことができる。自衛隊だけでなく、関係者がさらに、それぞれの経験や感じた課題をつまびらかにし、迅速に教訓を共有することが求められている。
(文中敬称略・船内活動写真はいずれも自衛隊撮影)
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