ときめ句ノスタルジッ句昭和親父の温故知新

思うままに、俳句と唄を、昭和の匂いをぷんぷんさせて。

風花

2020-02-03 | 冬の俳句
     


     風花を咥へる鳥はゐるかしら


     手に受ける風花便り澄みし空


     風花の妖精のごと漂ひぬ


     


     風花や瞬ひてゐる蛍光灯


     風花や切り絵の楽しアンデルセン


     青空のピアノ音符なる風花


     風花の白き音符の漂へり


     


     風花や波に揺らめく船灯り


     風花や蕪村の墓のひっそりと


     風花やほんやら洞に籠りゆく


     風花を追ふぽっくりや先斗町


     風花や手をやりし舞妓の髪に


     風花やとけて涙の一滴



若い頃、北白川のアパートに住んでいました。
詩仙堂に行き、それからぶらぶらと坂道を行くと、金福寺がありました。藁葺のこじんまりとした芭蕉庵を覗いて見たりしてたら、蕪村のお墓を見つけました。まだ俳句には何も興味のない頃です。
アンデルセンと言う名の喫茶店だったように思うけど。北白川通りのコープの2階だったか、そこでアンデルセンの切り絵のポストカードを買ったことがあります。アンデルセンが切り絵作家でもあったことを知りました。
今日は脱線せずにきれいにまとめましたどすえ。





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