ときめ句ノスタルジッ句昭和親父の温故知新

思うままに、俳句と唄を、昭和の匂いをぷんぷんさせて。

新聞を切り抜く祖母や実南天

2020-01-27 | 冬の俳句
     


     黒ずんでしまふものあり実南天


     実南天つぶに日の暮れ残りけり


     揺れてゐる南天の実やかくれんぼ


     園児らの忍者ごっこや実南天


     南天の実の萎みたるポッケかな


     


     「ゆうびん」と金歯の親し実南天


     郵便屋さんのバイクや実南天


子供の頃、オートバイで村から村へ郵便配達をしてた、もう定年近いおじさんの笑顔に金歯がありました。後に中学生になって、分校から一緒になったクラスメイトのお父さんだと知りました。


     灯もつけず祖母奥の間に実南天


     実南天ひそと静もる村社


     午後の日の傾き早し実南天


     下駄の音と鍵開くる音や実南天



このところずっとしばらく出かけていません。写真は過去に写したものばかりです。風邪も流行ってるからおとなしく春まで引きこもっていようかな。




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