ときめ句ノスタルジッ句昭和親父の温故知新

思うままに、俳句と唄を、昭和の匂いをぷんぷんさせて。

蝋梅

2020-01-14 | 冬の俳句
     


     蝋梅の幾百千の豆灯り


     蝋梅に昔々を辿りけり


     


     蝋梅に触るれば爪の染むやうな


     蝋梅を握ればクシャと砕くるか


     蝋梅や削る色鉛筆の芯


     


     蝋梅や駄菓子屋の瓶に黄の飴


     蝋梅や紅茶ゆらめき静もりぬ


     


     蝋梅のくっきり映ゆる青い空


     蝋梅やコツコツ杖を響かせて


     蝋梅を嗅げば生まるる明日かな




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