ときめ句ノスタルジッ句昭和親父の温故知新

思うままに、俳句と唄を、昭和の匂いをぷんぷんさせて。

野良猫の小さき陽だまり秋深し

2019-10-14 | 猫の俳句
     


     晩秋の匂ひするやうな野良猫


     


     晩秋や野良猫まるく路の端




この猫は、いつもこの場所にいました。ここは車は通らないけど駅が近くにあって、歩行者と自転車の通りが絶えません。心の良い人ばかりとは限りません。猫の嫌いな人もいます。それで見かける度に心配でした。カリカリを持って来てくれるお姉さんやおばさんを見かけましたが、今この場所にはもう見かけません。
何故こんなとこにずっといたのでしょうか。ここらに捨てられたからでしょうか。それでずっとこの場所にいたのでしょうか。





もみぢ葉や園児の帽子もみぢ色

2019-10-14 | 恋の句
     


     まっかっか紅葉見上ぐる猿の尻


     芳しき参道の揚げ紅葉かな


     参りつつパリパリ食ぶる紅葉かな


     


     空白の紅葉の隙の紅葉かな


     文庫本もみぢ一葉や恋の章



     晩年に火のごと燃ゆるこい紅葉