1984年2月1日に「モニカ」でデビューした吉川晃司。
この年の初めにはデビュー20周年を迎えた。
私が吉川晃司と「出会った」のが1986年7月。
かれこれ17年半、一度だけ離れそうになったことはあるとはいえ、ほぼ離れずにずっと見続けていたことになる。もう吉川晃司は私の人生にしっかりと根を下ろしていた。
実質、2003年大晦日のカウントダウンライブ
20th Year's Eve
からスタートしたその20周年のお祭りは、最終的に2005年の「21周年」まで続き、ベストアルバムやセルフカバーアルバムのリリースであふれることになる。
そんなアニバーサリーイヤーはこのライブから始まった。
LIVE GOLDEN YEARS 20th Anniversary PRELUDE
確か武道館発売後に追加で発表されたものだったように記憶しているが、武道館での公演の一週間前には同じタイトルでSHIBUYA-AXでのライブハウス公演が開催されている。
内容も全然違うようなので、別のタイトルにしても良かったのではないかと思うのだけどもしかしたらこのライブハウスからの武道館が1セットでPRELUDEだったのかもしれない。
さすがに2週連続東京に行くのはきついので、私は当初から申し込んでいた武道館だけに参戦した。
この時の日記。
LIVE GOLDEN YEARS 20th Anniversary PRELUDE 日本武道館
この時のメンバー。
吉川晃司<vo. g.="">
原田喧太<g.>
小池ヒロミチ<b.>
酒井麿<dr.>
矢代恒彦<key.></key.></dr.></b.></g.></vo.>
この時のセトリ。
Mis fit
メドレー1
モニカ
フライデーナイトレビュー
LA VIE EN ROSE
キャンドルの瞳
にくまれそうなNEWフェイス
You Gotta Chance~ダンスで夏を抱きしめて~
恋を止めないで
パンドーラ
Fame & Money
BE MY BABY
FANTASIA
Black Corvette'98
アクセル
SPEED
終わらないSun Set
FOREVER ROAD
a day・good night
BOMBERS
TOKYO CIRCUS
メドレー2
サイケデリックHIP
HOT ROD
SEXY
心の闇(ハローダークネス)
マシンガンジョー
Pinky Oyster
SEX CRIME
Brain SUGAR
A-LA-BA・LA-M-BA
メドレー3
Purple Pain
BACK TO ZERO
IMAGINE HEROES
The Gundogs
=アンコール=
KISSに撃たれて眠りたい
BOY'S LIFE
=アンコール2=
INNOCENT SKY
=アンコール3=
せつなさを殺せない
20年の吉川晃司がぎっちぎちに凝縮されたセットリストだ。
普段2時間~2時間半でアンコールまで終わるのが常の吉川晃司だが、この日は3時間。
2回目のアンコール「INNOCENT SKY」が終わって一瞬引っ込んだあとすぐ出てきて、
「もう1曲だけやろうな!途中でストップかかるかもしれないけど!」と言いながら
「せつなさを殺せない」を歌った。
最初から予定アンコールだったのに時間が押してしまったのか、突然もう1曲歌いたくなったのかはわからない。
吉川晃司の曲をご存じの方ならこのセットリストがどれほど恐ろしいかお分かりいただけるかと思う。
中盤の終わらないSun Setからの3曲。
じっと休んで聴ける曲はこれだけで、あとはアンコールまで暴れるしかない。メドレーが3種類というのも頭がおかしいとしか思えない(褒めてる)。
このライブの後私は東京の友人の家に泊めてもらうことになっていて、その近くの居酒屋で合流したのだがその時点でもまだ放心状態だったと思う。よく電車を乗り継いでまともにたどり着けたものだ。
吉川ライブの後放心状態のまま移動するのはそう珍しいことではないが、この時はとりわけそれが長く続いていた。それくらいくたくたになるライブだった。
20年を積み重ねて、18歳だった吉川ももう40歳前。
それでもこれだけのライブをやってのけるこの男を、私はきっともうどちらかが死ぬまで追い続けるのだろうなと疑う余地もなく信じるようになっていた。
この年は、ライブツアーが2本あった。
KOJI KIKKAWA 20th Anniversary 2004"Innocent Rock"
そして
KOJI KIKKAWA 20th Anniversary "LIVE GOLDEN YEARS YEARS TOUR"
Innocent Rockツアーは当人曰く「裏ツアー」という位置づけで、村上"ポンタ"秀一(Dr.)と後藤次利(b.)という大御所との3ピース編成(曲によってはkey.として菅原弘明も参加)でのツアー。
ギターのメンバーを入れないということは全曲吉川がギターを弾きながら歌わなければならない。
この頃吉川は音をどんどん削ぎ落してどこまでタイトにできるかに挑戦していたようだ。
若い頃なら相手の大きさもよくわからず挑んでいたかもしれない、
少し前なら相手が大きすぎて神経を使いすぎたかもしれない、
そんな偉大なるベテラン二人とがっぷり組んで吉川はライブハウスをメインにしたツアーを敢行した。
このツアーは7月4日から8月18日の合計7公演(仙台公演含む)。
発表ははっきり覚えていないが、おそらく───
6月13日以降だったのではないだろうか。
このブログでも繰り返しその日付には何かしら書いているのだが。
2004年6月13日。
私が愛する大阪近鉄バファローズが、オリックスブルーウェーブとの合併を発表した。
そこから私は大阪ドームでのバファローズの試合に欠かさず通うことになり。
ひどく暑く長い夏が始まってしまった。
こんなことがなければ、私は多分、東京は日比谷野音かZeppかファイナルのバースデーライブである渋公か。
あと名古屋と、どうかしたら福岡くらいなら行っていてもおかしくなかったと思う。
もし2019年現在でこのツアーが発表されたらどうにか全通できないか考えたり、そうでなくても東京は初日とファイナル・大阪・名古屋は最低でも申し込んでいる。間違いない。
けれど。
このツアーに私は地元・大阪のなんばHatch公演だけしか行かなかった。
行けなかった。
試合があれば毎日のように球場に通っていたための経済的な理由と。
そして、精神的な理由と。
この私が、吉川晃司の遠征をする気になれないくらい──きっと私は心がくたくただったのだと思う。
それでも「吉川晃司ファンである私」はかろうじて近くで開催される1本くらいは行くことを選び、私は7月11日のなんばHatchに行った。
この時、吉川晃司はMCで
「球団合併反対です」
と言ってくれた。
私はあの時泣いてしまっていたと思う。たぶん。
そうやって吉川のライブも我慢して乗り越えた夏の終わりには、愛する球団を失うという最悪の結果が待っていた。
セルフカバーアルバムも9月頭にリリースされたが、これもしばらくは聴く気になれなかった。
20周年の本ツアー・LIVE GOLDEN YEARS YEARS TOUR が始まる11月にはもう、新しい球団の名前も姿も見え始めていて。
ツアーがたてこんだこともあるが「PRELUDE」のあった2月からなんだか何年か経ってしまったかのようだった。
経済的な問題はそう簡単には解決しないので(笑)それほどの本数には行けなかったけれど、本ツアーでは心置きなく遠征に出かけた。
久しぶりのプレギグ三郷、初日国際フォーラム。大阪厚生年金会館。
本ツアーセトリ。
Mis fit
にくまれそうなNEWフェイス
You Gotta Chance~ダンスで夏を抱きしめて~
サヨナラは8月のララバイ
RAIN-DANCEがきこえる
キャンドルの瞳
SEX CRIME
HOT LIPS
・無口なmoonlight(国際F)
・Baby Baby(大阪)
せつなさを殺せない
TOKYO CIRCUS
Fame & Money
パンドーラ
Love way
FANTASIA
BE MY BABY
1990
A-LA-BA・LA-M-BA
LOVIN' NOISE
PRETTY DOLL
The Gundogs
=アンコール=
モニカ
KISSに撃たれて眠りたい
INNOCENT SKY
ツアー中ではあったが大阪の翌日は京都駅大階段で無料ライブ(!)があった。
80215 SPECIAL Xmas LIVE FLASH
FM802の企画ライブで、放送に一部流れるという趣向。
寒い中、前列を確保できなかったため立ち上がることも出来ずぶるぶる震えながら見る吉川晃司も貴重な体験だった。
この日はCORE OF SOULのFukko・山下久美子(!)とのコラボ。ギターは原田喧太。
そしてツアー自体は年をまたぎ、
締めくくりファイナルはと特別なタイトルを冠された21周年当日の武道館となった。
LIVE GOLDEN YEARS YEARS "Thanks0201"
この時のセトリ。PRELUDEのようにメドレー満載でもなく、レギュラーツアーを踏襲しつつも大幅に組み替えた新しいもの。
No No サーキュレーション
にくまれそうなNEWフェイス
サヨナラは8月のララバイ
RAIN-DANCEがきこえる
アクセル
A-LA-BA・LA-M-BA
BE MY BABY
1990
終わらないSun Set
せつなさを殺せない
ナイフ
TOKYO CIRCUS
Fame & Money
RAMBLING MAN
パンドーラ
Love way
FANTASIA
LOVIN' NOISE
IMAGINE HEROS
The Gundogs
=アンコール=
狂った太陽
真夜中のストレンジャー
モニカ
BOY'S LIFE
しんどいばかりだった2004年がやっと終わった私に、武道館は3列目中央をプレゼントしてくれた。
2004年の私、お疲れさま。
しんどかったな。
今年こそ、思う存分好きに好きなことを、ただ単純に楽しく、やりたいだけやろうな。
中盤のミディアムコーナー、弾き語りの「せつなさを殺せない」。
大サビののかけあいでギターの音を止める吉川。
武道館じゅうにただ響き渡る観客の”いとしいおまえに”の声。
そうだ、この歌は10周年のちょっと前にリリースされたんだった。こんなふうに育った歌を歌ったり聴いたりするのも、同じミュージシャンを長く見守っている旨味なんだろうな。
20年育てられた「モニカ」。15年ものの「BE MY BABY」。まだ若い「The Gundogs」…
これからもっと熟成されていく歌たち。どんどん生み出されていく新しい歌たち。
それを体に刻みこみながらその一瞬一瞬を見守っていこう。
いつか必ず終わりは来るのだから。
なんて、ちょっとセンチメンタルな気持ちになったりもした。
仕方ない、絶対無くなるなんて思わなかった大好きな球団を失うなんて前に武道館に来た時には思ってもみなかったのだから。
この日のライブは三池崇史監督の手によって映像化された。
三池監督らしい盛り盛り編集なのに、なぜか現実を忠実に映像にしたよりも現場で体験したライブを体感できるような映像だった。
今年は去年の分までライブ行きまくるぞー、と思った2005年。
2月以降の吉川晃司は2004年の分の休養を取ってしまい、結局コンサートツアーは無かったのだけれど。
この年の初めにはデビュー20周年を迎えた。
私が吉川晃司と「出会った」のが1986年7月。
かれこれ17年半、一度だけ離れそうになったことはあるとはいえ、ほぼ離れずにずっと見続けていたことになる。もう吉川晃司は私の人生にしっかりと根を下ろしていた。
実質、2003年大晦日のカウントダウンライブ
20th Year's Eve
からスタートしたその20周年のお祭りは、最終的に2005年の「21周年」まで続き、ベストアルバムやセルフカバーアルバムのリリースであふれることになる。
そんなアニバーサリーイヤーはこのライブから始まった。
LIVE GOLDEN YEARS 20th Anniversary PRELUDE
確か武道館発売後に追加で発表されたものだったように記憶しているが、武道館での公演の一週間前には同じタイトルでSHIBUYA-AXでのライブハウス公演が開催されている。
内容も全然違うようなので、別のタイトルにしても良かったのではないかと思うのだけどもしかしたらこのライブハウスからの武道館が1セットでPRELUDEだったのかもしれない。
さすがに2週連続東京に行くのはきついので、私は当初から申し込んでいた武道館だけに参戦した。
この時の日記。
LIVE GOLDEN YEARS 20th Anniversary PRELUDE 日本武道館
この時のメンバー。
吉川晃司<vo. g.="">
原田喧太<g.>
小池ヒロミチ<b.>
酒井麿<dr.>
矢代恒彦<key.></key.></dr.></b.></g.></vo.>
この時のセトリ。
Mis fit
メドレー1
モニカ
フライデーナイトレビュー
LA VIE EN ROSE
キャンドルの瞳
にくまれそうなNEWフェイス
You Gotta Chance~ダンスで夏を抱きしめて~
恋を止めないで
パンドーラ
Fame & Money
BE MY BABY
FANTASIA
Black Corvette'98
アクセル
SPEED
終わらないSun Set
FOREVER ROAD
a day・good night
BOMBERS
TOKYO CIRCUS
メドレー2
サイケデリックHIP
HOT ROD
SEXY
心の闇(ハローダークネス)
マシンガンジョー
Pinky Oyster
SEX CRIME
Brain SUGAR
A-LA-BA・LA-M-BA
メドレー3
Purple Pain
BACK TO ZERO
IMAGINE HEROES
The Gundogs
=アンコール=
KISSに撃たれて眠りたい
BOY'S LIFE
=アンコール2=
INNOCENT SKY
=アンコール3=
せつなさを殺せない
20年の吉川晃司がぎっちぎちに凝縮されたセットリストだ。
普段2時間~2時間半でアンコールまで終わるのが常の吉川晃司だが、この日は3時間。
2回目のアンコール「INNOCENT SKY」が終わって一瞬引っ込んだあとすぐ出てきて、
「もう1曲だけやろうな!途中でストップかかるかもしれないけど!」と言いながら
「せつなさを殺せない」を歌った。
最初から予定アンコールだったのに時間が押してしまったのか、突然もう1曲歌いたくなったのかはわからない。
吉川晃司の曲をご存じの方ならこのセットリストがどれほど恐ろしいかお分かりいただけるかと思う。
中盤の終わらないSun Setからの3曲。
じっと休んで聴ける曲はこれだけで、あとはアンコールまで暴れるしかない。メドレーが3種類というのも頭がおかしいとしか思えない(褒めてる)。
このライブの後私は東京の友人の家に泊めてもらうことになっていて、その近くの居酒屋で合流したのだがその時点でもまだ放心状態だったと思う。よく電車を乗り継いでまともにたどり着けたものだ。
吉川ライブの後放心状態のまま移動するのはそう珍しいことではないが、この時はとりわけそれが長く続いていた。それくらいくたくたになるライブだった。
20年を積み重ねて、18歳だった吉川ももう40歳前。
それでもこれだけのライブをやってのけるこの男を、私はきっともうどちらかが死ぬまで追い続けるのだろうなと疑う余地もなく信じるようになっていた。
この年は、ライブツアーが2本あった。
KOJI KIKKAWA 20th Anniversary 2004"Innocent Rock"
そして
KOJI KIKKAWA 20th Anniversary "LIVE GOLDEN YEARS YEARS TOUR"
Innocent Rockツアーは当人曰く「裏ツアー」という位置づけで、村上"ポンタ"秀一(Dr.)と後藤次利(b.)という大御所との3ピース編成(曲によってはkey.として菅原弘明も参加)でのツアー。
ギターのメンバーを入れないということは全曲吉川がギターを弾きながら歌わなければならない。
この頃吉川は音をどんどん削ぎ落してどこまでタイトにできるかに挑戦していたようだ。
若い頃なら相手の大きさもよくわからず挑んでいたかもしれない、
少し前なら相手が大きすぎて神経を使いすぎたかもしれない、
そんな偉大なるベテラン二人とがっぷり組んで吉川はライブハウスをメインにしたツアーを敢行した。
このツアーは7月4日から8月18日の合計7公演(仙台公演含む)。
発表ははっきり覚えていないが、おそらく───
6月13日以降だったのではないだろうか。
このブログでも繰り返しその日付には何かしら書いているのだが。
2004年6月13日。
私が愛する大阪近鉄バファローズが、オリックスブルーウェーブとの合併を発表した。
そこから私は大阪ドームでのバファローズの試合に欠かさず通うことになり。
ひどく暑く長い夏が始まってしまった。
こんなことがなければ、私は多分、東京は日比谷野音かZeppかファイナルのバースデーライブである渋公か。
あと名古屋と、どうかしたら福岡くらいなら行っていてもおかしくなかったと思う。
もし2019年現在でこのツアーが発表されたらどうにか全通できないか考えたり、そうでなくても東京は初日とファイナル・大阪・名古屋は最低でも申し込んでいる。間違いない。
けれど。
このツアーに私は地元・大阪のなんばHatch公演だけしか行かなかった。
行けなかった。
試合があれば毎日のように球場に通っていたための経済的な理由と。
そして、精神的な理由と。
この私が、吉川晃司の遠征をする気になれないくらい──きっと私は心がくたくただったのだと思う。
それでも「吉川晃司ファンである私」はかろうじて近くで開催される1本くらいは行くことを選び、私は7月11日のなんばHatchに行った。
この時、吉川晃司はMCで
「球団合併反対です」
と言ってくれた。
私はあの時泣いてしまっていたと思う。たぶん。
そうやって吉川のライブも我慢して乗り越えた夏の終わりには、愛する球団を失うという最悪の結果が待っていた。
セルフカバーアルバムも9月頭にリリースされたが、これもしばらくは聴く気になれなかった。
20周年の本ツアー・LIVE GOLDEN YEARS YEARS TOUR が始まる11月にはもう、新しい球団の名前も姿も見え始めていて。
ツアーがたてこんだこともあるが「PRELUDE」のあった2月からなんだか何年か経ってしまったかのようだった。
経済的な問題はそう簡単には解決しないので(笑)それほどの本数には行けなかったけれど、本ツアーでは心置きなく遠征に出かけた。
久しぶりのプレギグ三郷、初日国際フォーラム。大阪厚生年金会館。
本ツアーセトリ。
Mis fit
にくまれそうなNEWフェイス
You Gotta Chance~ダンスで夏を抱きしめて~
サヨナラは8月のララバイ
RAIN-DANCEがきこえる
キャンドルの瞳
SEX CRIME
HOT LIPS
・無口なmoonlight(国際F)
・Baby Baby(大阪)
せつなさを殺せない
TOKYO CIRCUS
Fame & Money
パンドーラ
Love way
FANTASIA
BE MY BABY
1990
A-LA-BA・LA-M-BA
LOVIN' NOISE
PRETTY DOLL
The Gundogs
=アンコール=
モニカ
KISSに撃たれて眠りたい
INNOCENT SKY
ツアー中ではあったが大阪の翌日は京都駅大階段で無料ライブ(!)があった。
80215 SPECIAL Xmas LIVE FLASH
FM802の企画ライブで、放送に一部流れるという趣向。
寒い中、前列を確保できなかったため立ち上がることも出来ずぶるぶる震えながら見る吉川晃司も貴重な体験だった。
この日はCORE OF SOULのFukko・山下久美子(!)とのコラボ。ギターは原田喧太。
そしてツアー自体は年をまたぎ、
締めくくりファイナルはと特別なタイトルを冠された21周年当日の武道館となった。
LIVE GOLDEN YEARS YEARS "Thanks0201"
この時のセトリ。PRELUDEのようにメドレー満載でもなく、レギュラーツアーを踏襲しつつも大幅に組み替えた新しいもの。
No No サーキュレーション
にくまれそうなNEWフェイス
サヨナラは8月のララバイ
RAIN-DANCEがきこえる
アクセル
A-LA-BA・LA-M-BA
BE MY BABY
1990
終わらないSun Set
せつなさを殺せない
ナイフ
TOKYO CIRCUS
Fame & Money
RAMBLING MAN
パンドーラ
Love way
FANTASIA
LOVIN' NOISE
IMAGINE HEROS
The Gundogs
=アンコール=
狂った太陽
真夜中のストレンジャー
モニカ
BOY'S LIFE
しんどいばかりだった2004年がやっと終わった私に、武道館は3列目中央をプレゼントしてくれた。
2004年の私、お疲れさま。
しんどかったな。
今年こそ、思う存分好きに好きなことを、ただ単純に楽しく、やりたいだけやろうな。
中盤のミディアムコーナー、弾き語りの「せつなさを殺せない」。
大サビののかけあいでギターの音を止める吉川。
武道館じゅうにただ響き渡る観客の”いとしいおまえに”の声。
そうだ、この歌は10周年のちょっと前にリリースされたんだった。こんなふうに育った歌を歌ったり聴いたりするのも、同じミュージシャンを長く見守っている旨味なんだろうな。
20年育てられた「モニカ」。15年ものの「BE MY BABY」。まだ若い「The Gundogs」…
これからもっと熟成されていく歌たち。どんどん生み出されていく新しい歌たち。
それを体に刻みこみながらその一瞬一瞬を見守っていこう。
いつか必ず終わりは来るのだから。
なんて、ちょっとセンチメンタルな気持ちになったりもした。
仕方ない、絶対無くなるなんて思わなかった大好きな球団を失うなんて前に武道館に来た時には思ってもみなかったのだから。
この日のライブは三池崇史監督の手によって映像化された。
三池監督らしい盛り盛り編集なのに、なぜか現実を忠実に映像にしたよりも現場で体験したライブを体感できるような映像だった。
今年は去年の分までライブ行きまくるぞー、と思った2005年。
2月以降の吉川晃司は2004年の分の休養を取ってしまい、結局コンサートツアーは無かったのだけれど。
---吉川晃司と私 buck number---
【1】(1984~85)~出会う前~
【2】(1986)~鮮烈すぎる出会い~
【3】(1986~1988)~解体への…~
【4】(1989~1990)~COMPLEX~
【5】(1991)~LUNATIC LUNACY~
【6】(1992)~Shyness Overdrive~
【7】(1993)~10th Anniversary~
【8】(1994)~My Dear Cloudy Heart~
【9】(1995)~FOREVER ROAD~
【10】(1996)~BEAT∞SPEED~
【11】(1996~97)~0015→HEROIC Rendezvous~
【12】(1999)~HOT ROD~
【13】(2000)~HOT ROD MAN RETURNS~
【14】(2001)~SOLID SOUL~
【15】(2002)~PANDORA~
【16】(2003)~Jellyfish&Chips~
【17】(2004)~20th Anniversary~
【18】(2005)~エンジェルチャイムが鳴る夜に~
【19】(2006)~Savannah Night~
【20】(2007)~TARZAN~
【21】(2008)~SEMPO,and・・・~
【22】(2009)~25周年、両刃の剣を携え~
【23】(2010)~夏と冬のGROOVE~
【24】(2011)~日本一心~
【25】(2012)~愚~
【26】(2013)~SAMURAI ROCK~
【27】(2014)~反発の30年~
【28】(2015)~骨折してもシンバルキック~
【29】(2016)~WILD LIPS~
【30】(2017)~ライブこそ人生~
【31】(2018)~武道館で、笑顔の再会を~
【32】(2019)~吉川晃司、起動。~
【33】(2020)~空に放つ矢のように~
【34】(2021)~BELLING CAT~
【35】(2022)~OVER THE 9~
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