ブログ・プチパラ

未来のゴースト達のために

ブログ始めて1年未満。KY(空気読めてない)的なテーマの混淆され具合をお楽しみください。

施川ユウキ氏がツイッターを始めていた

2010年01月02日 | 施川ユウキ
私が敬愛している漫画家、施川ユウキがツイッターを始めていることを知り、少し読んでみる。

『サナギさん』などのあの四コマギャグ漫画は、どこから生まれてくるのだろう。

施川ユウキの漫画は、ノンフィクションのようで、自伝のようで、詩のようである。

ツイッター上のつぶやきも、四コマ漫画の世界と地続きだと思った。

不安とささやかな幸福感が入り混じった日常生活そのものだ。

「ハットリくん」のシンゾウのほっぺを「ヤットコ」でつねることに誰も疑問を抱かない状況への不安。

映画「グレムリン」の本筋とは関係ないところで進行するエピソードへの気懸かり。

「クソゲー」のような世の中でせつない気分になるとき、わたしは施川ユウキの漫画を読みたくなる。

以下、ツイッター上の施川ユウキ氏の言葉より

2009年12月5日の言葉
…「がんの痛み」で検索させるCMにショックを受ける。癌と死は、イメージの中で漠然と記号的に結びついてるけど、その間には「痛み」という生々しい現実が確実に存在する。…で、どう痛いんだ!?

2009年12月9日の言葉
…アマゾンから昨日ポチった「自死という生き方」が届く。送料無料にするために一緒に頼んだ本は「妻を帽子とまちがえた男」。妻の頭を帽子と間違えてかぶろうとする音楽家とか、色んな症状を抱える患者が出てくる医学エッセイらしい。こっちの方が面白そうだ。

2009年12月15日の言葉
…だが、立ち向かわなければならない。世の中もまたクソゲーだからだ。

2009年12月18日の言葉
…「ハットリくん」と言えば、「涙パワー」を使わせるためにシンゾウの頬をヤットコでつねって意図的に泣かせるという策が、何度か使われていた。繰り返され作業化してしまっているのを見て、戦慄した。

2009年12月20日の言葉
…パンクブーブー面白かった。さて、「仁」を見逃す準備でもするか。

2009年12月22日の言葉
…クリスマスと聞くと、いつも子供の頃観た「グレムリン」を思い出す。ヒロインが作中「イブに行方不明になった父が、煙突の中でサンタの格好のまま首を骨折して死んでた」っていう、トラウマ話をする。グレムリンと関係無い所での突然のショッキング展開を、受け止める準備はできてなかった。