『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』観てきました。パチパチ!
twitterとかで、気の毒なくらい叩かれているので迷ったのですが、予告編観てからずっと心惹かれていたので、、、、
内容は妙齢婦人がカンフーで全宇宙に愛を説くという、全体的に
アントゥア!スゥオコニ アイハ ゥアルンクァ!?
という映画なのですが、いいセリフもたくさんあったし、おもしろかった。
アンディ・ウィアーの『The Egg』に似た世界観だと思いました。私はアホな下ネタに苦笑しながら観てましたが、思春期の娘を持つお母さん方には泣ける映画なんだとか。
ジャッキーチェンに似た旦那役が、キー・ホイ・クァンって、、、、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』のショーティーじゃん!
以下ネタバレあり
(反転させて読んでください)
全宇宙を巻き込んだ戦いが、実は単なる親子喧嘩かーい!という、まさに『スター・ウォーズ』(^^;)
母と娘とかパラレルワールドいうことで『こんにちは、私のお母さん』にも似た感じ。
「カードマジック」って、いろいろテクニックや見せ方を凝りまくっても、ほとんどが「さっきあなたが選んだカード、これでしょ」というものなんですが、この映画もそんな感想を持ちました。
あんだけ大風呂敷広げまくって最後は「あんたら、そこに愛はあるんか?」と説き、バラバラになりそうだった家族が元のさやに収まるというラスト。
個人的に、自ら「無」になるためにベーグルの中に入っていこうとするジョブ・トゥパキに感情移入しました。マルチバースにあれだけ混乱を生じさせて一体、何をしようとしているのか?の答えが、共感者が欲しかっただけ、、、
でも10代ってそうだよね。親に自分を知られたくないけど、自分を分かってもらいたい。
二人が石になっている世界もおもろかった。石のくせにしゃべるし、動くし(^^)
生命が誕生しない宇宙なのに枯草があるのが気になって仕方なかったが、まあご愛敬か。
そして、あらゆる世界のあらゆる自分を経験して、得られる答えは「目の前の人にやさしく」ということなんですねー。
宇宙に比べて、我々はちっぽけ。それを知った上で、目の前のことだけを見つめて、一生懸命になって今を生きるということをしみじみと再認識しました。
また、あの時こうしていたら、別の人生だったかも、、、というのは、大人たちに受ける要素の一つですし、親子愛のハッピーエンドということでアカデミー賞もそれなりに取るかもしれないなと思いました。
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