お墓に供える花で、造花は良いのかと聞かれることがあります。
実は、お墓や仏前に造花を供えるのは1000年以上の歴史があります。パチパチ!
奈良・平安時代にすでに法要で造花を供えていましたし、今でも大抵のお寺では、木製の蓮華が常花としてご本尊前に飾られているはずです。
東北の方だと、春のお彼岸になると木っ花や削り花という名前の木製の供花が、お店で売られています。特に有名なのが山形県米沢市の「笹野花」で、この木を削って花を作る技術がやがて、笹野一刀彫を生んだと言われます。
※アイヌ発祥の説もあります。ぽっぽはアイヌ語で玩具の意味だとか。
置賜のふるさと工芸品⑨【笹野彫(山形県米沢市)】
せっかくだから、お鷹ぽっぽの「おおたかバージョン」を作ってもらい、米沢市と流山市が交流できたら楽しそう!米沢はスキー場や温泉、おいしいものも一杯あるんですよおっっっ(^^)
閑話休題
、、、、、という訳で、昔から造花を供えているので、いけないということはありません。
ただ、やはり自分がもらうんだったら生花の方がうれしいですよね?
木製の削り花も、もともとは雪深い地で春先に花が手に入らない、だったら木で作ろう、ということから生まれた文化だそうですし。
生花はどうせすぐに枯れてしまう、というのはもっともですが、供花や献花というのは相手に渡した瞬間に使命を終えているものですから。
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