3月31日までのタダ券があったので、今更ながら、『ドライブ・マイ・カー』を観に行きました。パチパチ!
こんなこと書きたくないのだけど、、、、、混んでました。アカデミー賞ってスゴイ宣伝効果ね、、、、。そして、、、、みんなうるさい(怒)
もう始まっているのに、後ろにいたおばちゃまたちがずっとしゃべっているので、セリフが聞き取れず滅入りました。そして、、、、、おばちゃまたち、トイレが近い、、、、しょっちゅう誰かがウロウロしていて、なかなか没入できませんでした。
ただでさえ、流山おおたかの森のホールが出て来たりするので、没入できない、、、、それどころか、、、、「あれ?理趣経?勧請句?この寺って、、、、、?武王山安養院????」
板橋区にある、布研の大先輩のお寺でした(^^;)
いやはや、まいりました、、、、、
早速、聖地巡礼。撮影場所となった『スターツおおたかの森ホール』にて(^ω^)
以下、ネタバレあり(反転させて読んでください)
既に観た人の感想が、あまり良くなかったので、正直、さほど期待していなかったのですが、いや、よかった。響きました~
23歳なのになぜそんなに運転がうまいの?の理由はちょっとできすぎだし(てっきり実家が豆腐屋で、ホテルで朝食に出される豆腐を崩さないように山道を走っていて、、、ウソです^^)、広島から北海道まで車で行くのは「いや、飛行機とレンタカーっしょ!」と思いましたが(^^;)
とにかく、キャスティングが素晴らしい。岡田将生って、ああいう役、はまるよねー。西島秀俊が、はじめ、『課長島耕作』っぽくて、「なんであんなに他人に関わらずに生きていけるんだ?」と思ったのですが、その人物像が後半効いてきます。ああ、なるほど、と。他人と関われば関わるほど、別れるときの傷が深くなるから。それが怖かったんだなと。
「生き残った者は、死んだ者のことを考え続ける。僕や君はそうやって生きていかなくてはいけない」
のセリフが重すぎました。
しかし、劇中劇『ワーニャ伯父さん』の、それでも私たちは人のために生きていきましょう、というシーンが主人公の心情と共鳴し、見ている我々も癒されます。辛いけど、生きていくんだという主人公の前向きな決意が見て取れました。そして、手話ってなんとも温かい。ラストは、韓国で犬とSAABと暮らす、元ドライバーの渡利みさきにほのぼのした気持ちになりました。二人とも前を向けたんだなって。
それにしても、、、、静かな映画館で観たかった(^^;)
| Trackback ( 0 )
|
|