名主の昼行燈

7月最後の土曜日ということで、あちこちでお祭りが開かれたようです。パチパチ！
円東寺では、お盆前の一斉掃除でした。
ようやく墓石の復帰工事が始まり、次回の一斉掃除からは、少しずつ、かつての掃除のようになっていくでしょう（現在は、草むしりする範囲がよくも悪くも狭すぎるのです）。

掃除終了後、墓地移転に関する説明会。いやはや、寿命が縮まるかと思うくらい、精神的に疲労困憊しました…。

県や石材店に対する、苦情要望罵声、苦情要望罵声、苦情要望罵声…。

自分は政治家にはなれないなぁ、としみじみ思います。行政に我田引水の意見をゴリ押しできる人が、優れたトップだというのなら、私は優れなくとも…、おーっと危ないあぶない（＾＾；）



以前、老人ホームに勤めていた方から聞いたのですが、入居者で、自分の部屋にトイレットペーパーをこっそり貯め込んでいる人が大勢いたそうです。トイレットペーパーは常にきちんと補充されるので、貯め込む必要などは一切無いのですが、不思議とたくさんの方がそうするのだとか。
利益を受けよう、タダならもらっておこう、というのではなく、「自分だけ損したくない」、「乗り遅れたくない」という、焦りに似た感覚なのだそうです。
自治会のお祭りなどで、あらかじめ割り当てられたチケットと、飲食物を引き替える為だけに来て、引き換えるとさっさと帰っていく人も、もしかすると本当に品物が欲しい訳では無く、件の老人ホームの人たちに似た感じなのかな、なんて思います。自治も区画整理も損得でやるものではないのに。




越後の誇る禅僧、良寛さんは、名主の長男だったのですが、駆け引きや、政治をきらい、自分は名主には向いていない、なりたくないと、家を飛び出して僧侶になります。


、、、、まあ、もっとも私は名主の息子では無いのですが（＾＾；）