PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



ちょっと質問がありまして、自分なりに整理もしたいので、社寺の御朱印(ご朱印)について。パチパチ!

今から、およそ1300年前(養老2年・718年)に、奈良の長谷寺(現在・真言宗豊山派の総本山)の住職であった徳道(とくどう)上人が、病で仮死状態になり、閻魔大王とご対面します。すると閻魔様は「地獄へようこそ!」とは言わず、「YOUはTOO YOUNG TO DIEだから、人間界に戻って、観音さまのご利益を説いて、巡礼をすすめるよろし」と言い、徳道上人は、起請文と33の宝印を授かり、息を吹き返します。これが、わが国の最初の巡礼で、最初の御朱印ではないかと。
ちなみに、この時に開かれた西国三十三観音霊場は、来年、開創1300年の記念すべき年を迎えます。

その後、お四国八十八ヶ所など、全国津々浦々に様々な霊場が開かれ、現在は、ほとんどのお寺で御朱印をいただけます(浄土真宗にはご朱印はありません)。ただし、これはあくまで納経といって、お経をお寺に納めた証にいただくものです。ですので、御朱印をいただく場所には「納経所」と書いてあるはずです。スタンプラリーじゃないよ、と言われる由縁です。
なお、お経は、「写経」が本来なのですが、本堂の前でお経を唱えることで、写経の代わりにすることがほとんどです。

いただいた御朱印は、ロックグラス片手に暖炉の前でしみじみと眺めるためのもの、、、、ではなく、地獄で「ちみは本当に娑婆で信心篤かったの?」と言われた際に「こ、これが証拠でござりまする~!」と見せるためのものと言われます。ですので、亡き方の棺に納めたりもします。
神社の場合は、そこの神様と縁を結んだ証のようなものでしょう。


今は、ちょっとした御朱印ブームで、円東寺のような小さな寺にも、納経に来る方がいらっしゃいます。
賢明な皆さんなら、ご存じのように、私は寺にいないことも多く、金釘流の家内には、とてもじゃないけど任せられないので、もしご希望の方は、事前に連絡を頂けるとありがたいです。




写真~
今日の旧・流山市民体育館。あらかた姿を消しました。


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