流雲片々   ~ 香川県・高松市 曹洞宗 祥福寺 ~

おりおりの風光とよしなし事を思いつくままに。栗林公園の南西、小高い山の中腹に閑居する禅寺和尚の雑記です。

堂々たる

2012年05月25日 | 日記
今日は
小雨降る
西予市の龍澤寺さまで会議
朝6時に高松を出て 9時40分到着

お寺が近づくにつれて
山が深くなり 道路が狭くなり
道を間違えたか? などと不安になりつつ到着すると・・・なんと!?


屋根つきの橋を渡って 仁王門へ




仁王門の向こうには 山門が見えます




仁王門をくぐって 石段を上がっていくと 堂々たる山門です




さらに上がっていくと 見事な伽藍が現れました




本堂からの眺めも 素晴らしく



まさか
このような山深い場所に
このような見事な伽藍のお寺があるとは!!

お寺の紋は 〇に十の字 薩摩藩島津家の家紋です

伺うところによると
やはり島津家にゆかりのお寺で
末寺も50ケ寺以上を擁する名刹とのこと

ただし
現在では
島津家の庇護も途絶え
わずか38軒の お檀家さんが支えておられるとのこと

ご住職と お檀家さんのご尽力と
末寺のお寺様のご助力があったとしても
この伽藍の維持は ・・・ 並大抵のことではないと思います

時代の変遷とはいえ
龍澤寺さまに限ったことではなく
お寺を守るのは、さらに大変になるだろうと痛感した一日でした
コメント
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