2006-2015 ひねくれた日常

資本主義の欲望にまみれた日常生活はとても楽しい。いつまで楽しく暮らせるのだろう?いつまでも楽しく暮らすために考えよう。

24 さびれた商店街を考える

2007年05月22日 | Weblog
あったら面白いかなと思う場所はどんなか考えます。

私は商店街が全部小さい食べ物やさんだったら面白いかなと思う。

ラーメン屋さんが2件並んでいたりする。

どっちに入ろうか? ってすごく悩むと思う。

悩みたい。

小さい個性的なレストランもいい。

ファミレスはどこも同じでつまらない。

焼き鳥やとか、お好み焼きやとか、おでんやとか、飲み屋関係もたくさん欲しい。

パン屋もいい。

でも、その場で食べられると言うのが大事。

あげたてもコロッケとか、「揚げたて屋」なんて名前のお店で売ってる。

ところどころに広場があってテーブルと椅子があってもいい。

買い食いランドって感じでしょうか。

夜がまたすごい。

電気は白熱電球がいい。

まぶしく光って目がつぶれそうになる。

なのに、空は真っ黒で恐いよう。

ざわざわとしていて、妖しく興奮する食欲のお店群。

値段は安くて、量は少なめ。

何軒もお店を覗いていろんなものを食べる。

お店と言っても、半分は露店のように開放的なものも多い。

「千と千尋の神隠し」にあった昔の温泉街の通りみたいに夕方になると電気が点いて始まるのもいいかも。

「ブレードランナー」の夜の街もいい。

わざわざ人が行きたくなるところはどんなところだろうと思う。

私は思うんですが、

もうみんな、買いたいものはそんなにないんです。

100円ショップも、必要なときしか行かないし。

安くても、もう買うものがないのです。

そうしたら、食べるものです。

めんどくさいけど、人間は一日に3回もごはんを食べなきゃいけないんだから、売れるものは食べ物です。

食べ物をどういう風に演出して、お客さんに面白く食べさせてあげるのかを考えます。

例えば、「海の家」なんて、ひなびた感じの入口があるとします。

水色のペンキが古ぼけてはげた両開きの木の扉です。

コンクリのたたきを一段上がって入ります。

なんだか白っぽい明るい蛍光灯の廊下の両側は簡単にすだれで仕切られた小部屋のようになっていて5,6人の客が囲めるテーブルと椅子があります。

テーブルは安っぽい鉄パイプの足が4本はえていて、少しガタガタとゆれるのです。

椅子は簡単な木製の丸椅子です。

テーブルの上にはガスのコンロが設置してあり、網が乗っています。

注文するのは、蛤とか、牡蠣とか、魚とか、サザエとか、おにぎりとか、とにかく焼いて食べるものです。

生のやつが、ざるに乗ってどーんと来る。

どんどん自分で焼いて、しょうゆをかけてたべてしまうのです。

もうもう煙が出て、すごいいい臭いがして、たまらないのですよ。

それで、ビールをゴキュゴキュ飲むわけです。

屋根なんか無いほうがいいのかも。

ただ、囲ってあるだけで。

雨の日はお休み。

こんなすごいワイルドな店も欲しい。



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