2006-2015 ひねくれた日常

資本主義の欲望にまみれた日常生活はとても楽しい。いつまで楽しく暮らせるのだろう?いつまでも楽しく暮らすために考えよう。

ワーキングプア その3 環境にやさしい存在

2008年01月19日 | 地球のこと
視点をずーーと引いてワーキングプアのことを考えるとどうなるかというと、

低所得の人がそれでも何とか暮らしているという状態は、きっと低消費の生活をしているだろうと推測できるわけです。

労働時間が長くて疲れているとか、お金が無くて病院にもいけないとか、そういうことは今は考えないのです。

日本に低消費の生活をする人たちが増えているということに注目してみます。

環境問題の解決策としては、みんなでエネルギーを節約しようとか、無駄な消費を抑えよう、ということもいわれています。

でも、高消費の生活になれて、欲望を開放してきた先進国の人間にはなかなかできないのです。

でも、お金がないなら仕方がないのです。

お金がないと低消費の生活をしていくしかない。

そういう生活が地球に優しくたって、ちっとも楽しくないかもしれないけどそうなってしまう。

うわー、環境問題の切り札は貧乏だった。



もしかしたら、もう日本は貧乏になり始めているのかも知れません。

考えてみれば、ワーキングプアとか低所得の人が増えた背景には、日本が世界と経済の競争をしていて苦しい状態にあるということではないでしょうか。

日本は世界との競争にさらされて、規制緩和をしたりハイテク技術を磨いたりしたわけですが、

安い外国の製品に押されて国内産業は随分衰退してしまったのではないでしょうか。

日本がかろうじて景気がいいとか言っているのは、国内に低賃金で働く労働者が増えて、経費を抑えることができているからなのかも。

大企業や、何か特定の儲かっている産業はあっても全体的にはあまり景気がいいという感じはしていません。

ということはこれからも、低賃金で働く労働者は増えることはあっても減ることは無いのかもしれません。

そうしてだんだんに国際競争力は低下していき、低所得階級の人口は増えて、要するに全体が貧乏になっていくのだと思います。

地球の資源も無くなってきたというサインも出たし。

日本だけでなく世界の発展もここまでかも。

貧乏になると、消費が減って、二酸化炭素の排出規制もクリアーできることでしょう。

社会が混乱しないように少しづつゆっくり貧乏になっていけたら、それはいいことなのかもしれません。

政治には貧乏の加減を上手に舵取りしてもらわないといけません。

ものすごい貧乏な人が少数いるより、みんなが全体的に貧乏なほうが社会が安定すると思うのです。







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