猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

8/5(土)藤井寺タウンミーティングに行ってきました!

2018-08-07 20:19:09 | 猫カフェ、勉強会、ねこの会、譲渡会お出かけ

大阪ねこの会タウンミーティングin藤井寺に行ってきました。

今年は南大阪でのタウンミーティングが多くてうれしいです。

主催の春日丘いぬ・ねこ会のご夫婦が地域と共に

行ったTNR活動内容が紹介されました。

ご夫婦は、ゴミ置き場のカラスよけネットに

1匹の子猫がからまっていたのを助けられたそうです。

その子猫を母猫の元に帰しましたが

そのあとまもなく、子猫は交通事故で死んでしまいました。

母猫がまた子猫を産んだのを見た時に、これはなんとか

ならないのかと感じて、活動をはじめられたそうです。

 

自宅に来る猫1匹TNRしたところで、猫はたくさんいます。

町の猫すべてTNRとなると、町会の許可が必要になります。

町会に許可をえるというのは、そんな簡単な事ではないです。

必ず反対する人がいます。

どうやって理解を求められたのか、、、というと

町会に参加してTNRの説明、損はさせない、今よりはよくなります

とりあえず1回させてほしいとお願いしたそうです。

あと会長さんの家の隣に、外猫が20匹以上いる家があったそうで

会長さん自身が猫に困っておられたのも、大きかったそうです。

いつも分かりやすく、おもしろく、お話の上手な代表さんです!!

大阪ねこの会代表さんは、町会はまだまだ男性が多いので

男の人が交渉するというのは

大きなポイントであると言われていました。

猫の捕獲する日を回覧板でまわします。

町会はトラブルをおこしたくないので

飼い猫を勝手に手術することは絶対に避けてほしいと

手術するまで3日保護しないといけないルールがあるそうです。

 

捕獲器やケージの中でごはんをあげておられるそうですが

そんな環境下では、3日食べない猫もたくさんいますし

捕獲された猫が授乳猫でしたら、仔猫が死んでしまいます。

妊娠猫であれば、産まれてしまいますー。

 

それにせまい場所でものすごい恐怖とストレスだと思うのです。 

捕獲したら速やかに手術して、リターンしてあげたいです。

捕獲の日を広報して、飼い猫を外に出さない、首輪を目印にする

飼い猫は、できるだけ完全室内飼育でお願いしたいです。

これは、今後改善したい課題だそうです。

ご主人がTNR担当で、奥様が子猫の保護をされてるそうです。

自宅で譲渡会もされ、捕獲器の制作もされています。

こんなできるスーパー猫活ご夫婦が町会にいれば

町の猫問題はすぐに解決されますね〜!!

活動開始1年でTNR数94頭、子猫の保護が54頭

2年目の今はほぼTNRも保護も落ち着いているそうです。

 

TNRのお金は、自費、ねこの会の無料手術、どうぶつ基金を

使われておられましたが、今年度より町会に

予算を組んでもらえるようになったそうです。

町会に働きかけて、地域の理解のもとに行われるので

活動がやりやすく、うまくいくんですね。

 

 

近隣の町会の方もタウンミーティングに参加されて

お勉強に来られておられました。

町会では、どこも猫の問題に困っているそうです。

でもみんな、解決方法が分からないんだそうです。

市役所に聞いても、現状なすすべがないと言われるそうです。

猫が大嫌いの方も来ておられ、手術で被害を減らす事に

賛成されておられました。

 

地域猫活動は、猫が好きな人にも嫌いな人にも有効。

猫の数を減らす活動です。

ひとつはじまるとどんどん波及して

いい相乗効果がでています〜。

私たちもTNR活動を3年ほど取り組んできました。

外猫にとにかく手術をしてしまうTNR先行型地域猫活動です。

餌やりさんの情報をもとに捕獲して、手術して、リターンする

そんなTNR活動では、人知れずの活動となり

地域の方は猫問題の解決方法を知るよしがありません。

 

餌やりマナーを啓発はしていきますが、餌やり禁止が叫ばれ

コソコソとした餌やりになる事も多く、置き餌など

不適切な餌やりの場合、猫への苦情はおさまりません。

一時的に猫は増えませんが、猫が嫌われ者のままです、、、。

 

できるだけ地域の方に関わる事が必要なんだと思いました。

すぐに理解してもらえなくても、関わり続ける事で

何かが変わっていくのだと思いました。

大阪府の新しいリーフレットができてました!

大阪府動物愛護センターで6週齢以降の子猫の預かりを募集してます。

この前TNRしたところは、議員さんが同行してくださったので

町会に許可をえることがスムーズでした。

ただここも地域住民が関わっていないのです。

 

TNRだけをやっても、地域猫にはなれません。

地域の理解が得られず、住民トラブルは解決できない

継続的な管理ができず、また猫が増えてしまいます。

本来の猫の問題の解決にはならないんだと感じています。

 

今まではここの地域は行政が指導しないからできない

理解なんて得られるわけがないと思っていたけれど

私たちでできること、まず自分が住む地域に

すこしづつでも、地域の方にこんな活動があるんだと

理解をしてもらいながら、地域の方と猫の問題を

解決できるようすすめていきたいと思います。

 

南河内でこんな近くに猫の問題を解決できている

町会があることが、とてもうれしかったです。

いろんな気付きをまた活動に生かしていきたいと思います。

ありがとうございました!

 

 

 

 

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大変有意義な勉強になりました〜

応援ありがとうございます!

コメント
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