獅子風蓮のつぶやきブログ

日記風に、日々感じたこと、思ったことを不定期につぶやいていきます。

乙骨正生『怪死―東村山女性市議転落死事件』Ⅱ章 その3

2023-02-19 01:48:37 | 東村山女性市議転落死事件

乙骨正生『怪死―東村山女性市議転落死事件』(教育史料出版会1996年5月)
より、引用しました。
できるだけ多くの人に読んでいただく価値がある本だと思いますので、本の内容を忠実に再現しています。
なお、漢数字などは読みやすいように算用数字に直しました。

なお、乙骨さんにはメールで著書を引用している件をご報告したところ、快諾していただきました。
ありがとうございます。

(目次)
□まえがき
□Ⅰ章 怪死のミステリー
■Ⅱ章 疑惑への道のり
□Ⅲ章 対立の構図
□Ⅳ章 たたかいの軌跡
□Ⅴ章 真相を明らかにすることは民主主義を守ること
□あとがき


◆背後に組織の影
第三には、朝木さんの書類送検が報じられた直後に、「朝木市議万引きで書類送検」「議会の私物化の次は商品の私物化」という次のような内容のビラが、「草の根」の事務所をはじめ、市内各所に大量に張られた事実である。

「●今年4月の市議選でトップ当選した朝木氏。同選挙では娘も当選したが、同じ政治グループの次点候補に議席を譲渡。勝手な議席の操作が『議席の私物化』であるとして社会問題になったばかり●そんな朝木氏、懲りずに今度は『商品の私物化』●朝木氏の愚弄な行為に『議員失格!』との声が続出」

素早くビラを作成し、市内に配布するだけのノウハウと組織力をもった者でなければできる芸当ではない。


◆“替え玉”
第四には、事件報道があった直後から「草の根」の事務所に、創価学会貝を名乗る人物からの「組総ぐるみの謀略」であるとの電話や、「万引事件には『替え玉』を使っている。それを調べること」と記された市民の投書が寄せられていることである。

「東村山市民新聞を読ませていただきました。
週刊誌などでも朝木議員さんが事件にまきこまれでいることを知って驚いています。
事件と関係があるかどうかわかりませんが思いだしたことがありますので、一応、お知らせしておこうと思います。
私は、6月19日の午後3時15分に友達とイトーヨーカドーの入口で待ち合わせていましたが、朝木議員さんによく感じの似た人が私の前を通り、花屋さんの前で若い女性が運転する車に乗って駅方面に走って行きました。
よく見ると朝木議員さんではないことがわかりますが、私が一瞬、朝木議員さんと思ったくらい感じが似ていましたので、万引きされたといっているお店の人も人違いしたのではないでしょうか。事件のあったという時間に近い時間のことでしたので、もしかしたら関係があるかもしれないと思いました。
朝木議員さんが万引きするはずは絶対ないと思っています。事件の解決にお役にたてばと思って、書きました。どうぞ頑張って下さい。
  7月29日       本町住民より」

9月4日午前、朝木さんの告別式が東村山中央公民館と府中街道をはさんで向かい合わせの葬祭式場で行われたが、このとき、中央公民館前には、異様な態度の中年女性が多数見かけられた。
彼女らは、葬儀に参列するわけでも、焼香するわけでもなく、ひたすら対面する中央公民館の前から葬儀の模様を監視、あわせて取材に来たマスコミ陣に対し、朝木さんの悪口を言いふらすという異常な行動に終始したのである。その中年婦人たちのなかに、一人、朝木さんによく似た人物がいたことが、遺族、「草の根」関係者によって目撃されている。
「あまりに態度がおかしかったので、VTRで投影しておいたのですが、そのなかに、母にとてもよく似た人物が映っています」(朝木さんの長男・巌さん)


◆流言飛語
また、第五として、万引き事件が発覚後「朝木は以前から万引き癖がある」との流言飛語が、創価学会関係者や「議席の私物化を許さない会」の関係者から、さかんに流されていることが指摘できる。そうした流言飛語の一つに、以前、朝木さんがイトーヨーカ堂で万引きをしたことがあるとの話があった。さっそく、複数のマスコミ関係者がイトーヨーカ堂店長に確認したが、店長は、そうした事実はないと断言している。
その後、朝木さんの自宅がある東村山市諏訪町の商店街でも朝木さんは万引きをしていたとか、朝木さんばかりではなく、長女の直子さんや長男巌さんにも万引き癖があるなど、朝木一家は万引き一家だったとのとんでもない噂も流されている。
こうした事件をめぐる“奇っ怪”な動き以外に、事件そのものにも、いくつかの疑問が指摘できる。
例えば、この事件には物証がない。犯人はTシャツを盗む際に、ビニール袋をたくしあげたとT・Sさんは話している。ビニールには指紋がつきやすい。だが、盗られたというTシャツは証拠品として押収されているものの、ビニール袋は押収されていない。朝木さんが容疑を否認したとしても、指紋が検出されていれば言い逃れはできない。その意味では、まっさきにビニール袋を証拠品として押収すべきだが、押収されていないのである。千葉副署長は、「通常、万引きで送検までするケースはまれ。それを20日以上かけて捜査し、送検したことの事実の重みを考えてほしい」(「週刊朝日」95・7・28)と述べるが、指紋が検出されたとは発表していない。あるいは、起訴、公判に備えての「隠し玉」だったのかもしれないが、朝木さんは否認しているのだから、指紋が検出されていれば、それを示して供述を迫るなり、身柄を拘束するなりできたはずである。その意味では指紋は検出されていないと考えられる。

◆不自然な供述
また、朝木さんを犯人だとするT・Sさんの供述にも、不自然な点が指摘できる。
95年7月28日号に続いて万引き事件を報道した『週刊朝日』8月4日号記事もそうした雰囲気を伝えている。
「万引きされた店の主人は、本誌の取材に、
『朝木さんの顔はよく知っている。前に来店したときも商品がなくなっていたので、注意して見ていた』
と話した。だが、事件直後に、別の人には、
『自分は朝木さんだとわからなかったが、店にいた客が朝木さんだと教えてくれた』
と話していた、という。
朝木さんの顔を知っている理由についても、
『毎日、朝木さんの事務所の前を通るから』
と説明したが、朝木さんは事務所の前にポスターを張ったことはない、という」
T・Sさんは、私の取材に対し、朝木さんを前から知っている理由として、「子どもの通っている化成小学校の入学式で見ている」ことを挙げ、
「前に自転車で来たときも、荷物を自転車のカゴに入れるなど挙動不審な動きがあり、あとで調べたら商品がなくなっていた。そこで、今回は注意して見ていた」
と語っている。
『週刊朝日」記者の取材に対する話と、私の取材に対する答えは微妙に違っている。まして、「自分は朝木さんだとわからなかった」となれば、マスコミに対する説明やその後一貫して朝木さんが、“常習”であるかのように話す内容と大きく矛盾をきたすこととなる。
T・Sさんならびに夫で店主のT・Hさんは、自分たち夫婦は「創価学会員ではない。創価学会とはまったく関係ない」と強調する。以前、聖教新聞を購読していたことについても、客に頼まれてつきあいとして限定的にとっただけだと説明する。
私に対してT・Hさんは、
「事件後、亡くなった母の葬儀の席上、叔父に、『H、お前はいつ創価学会になったんだ』と叱責され、本当に悔しい思いをした。私も被害者なんです」
と創価学会との距離を強調する。
しかし、その一方で、創価学会が朝木さんを憎悪するのと同様、朝木さんに対しては、敵意をむき出しにする。私が、「あるいは替え玉ということもあるのでは」と水を向けでも、
「いや、犯人が朝木であることは間違いない。替え玉なんてとんでもない。絶対に見間違いではない」
と一歩も譲らない。
なぜ、これほど朝木さんを敵視するのか、私にはよく分からない。だが、Tさんの店のパート店員の一人が学会員であること、また、万引き疑惑の情報が、その店員から95年4月の統一地方選挙で初当選した公明の新人女性議員を通じて、朝木さんと同期の公明女性議員に入り、その経由で「議席の私物化を許さない会」に入っていることが確認されている。

◆“急いで”送検
東村山署が本格的な事情聴取を行わないままに送検したことも疑問である。千葉副署長は、マスコミの取材に対し、
「通常、送検する場合は、3回以上事情聴取を行うことになっているので、今回も、3回の事情聴取を行った。なんら問題はない」
と語っている。だが、朝木さんに対する事情聴取は、形だけは3回になるものの、調書をとったのはたった1回でしかない。したがって実質的な事情聴取は1回しか行われていないのである。
その事情聴取について朝木さんは、生前、私にこう語っている。
「6月30日に、警察からちょっと来てほしいという連絡があったので気軽に出かけました。というのも、万引き事件が発生する前日の18日に、5月2日の器物損壊事件(「市議の当選返上を考える会」でT氏が起こしたテープレコーダー損壊事件)の告訴での事情聴取が終わったばかりだったので、なにかまだ追加があるのかと思ったからです。警察で担当の白石刑事課長代理に、『まだ、なにかあるの』と声をかけたところ、白石さんは、『朝木さん、今日は逆なんだよ。あなたが万引きしたという被害届が出ているんだよ』というんです。『エーッ』という感じでしたね。そのときは30分ほど事件の説明があったので、それを聞いただけで帰ってきたのですが、かなり頭にきましたね。そこで7月3日にこちらから警察に抗議に行き、「びっくりドンキー」のレシートを提出、アリバイを説明しました。2回目の事情聴取は、その翌日の7月4日に行われ、
経歴調書が作成されましたので、最後に『万引き事件はデッチ上げ。被疑者扱いされること自体、人権侵害であり、名誉棄損に当たるので、真相糾明のために捜査に協力する』と供述しています。
調書を取られたのはこれ1回です。その後、7月10日になって「どうしても来てほしい。時間はいつでもいい』というので7月12日午前に警察署を訪問、レシートに食い違いがあるので、それについては調べるということで帰ってきました。ですから、当然、これから本格的な事情聴取があるものと思っていました。ところが、午後になって突然、送検したというので、本当にびっくりしました」
千葉副署長は、マスコミに対し、前出のとおり、
「通常、万引きで送検するケースはまれ。それを20日以上かけて捜査し、送検したことの事実の重みを考えてほしい」
と語っているが、朝木さんの発言から類推すると、東村山署は、3回の事情聴取という形式だけ整えたうえで、“急いで”送検したようなのである。
もっとも、全国紙の地元記者は、千葉副署長から、事前に検察と打ち合わせを行い「早く送れ」との指示を受けて送検したとの話を聞いており、その事実を直子さん、矢野氏に明かしている。

◆「お礼はワイロ、受け取りません」
もともと朝木さんは、議員報酬のお手盛り値上げを8年間にわたって返上。万引き事件の直前にも、6月分ボーナスの割り増し分約20万円を返上している人物である。また、「お礼はワイロ、受け取りません」をキャッチ・フレーズとして、政治活動を続け、建築紛争で住民の味方をし、有利な結果を引き出しても、いっさい謝礼は受け取らない主義を通すなど、金銭に対しては“潔癖”といっていいほどの厳格な姿勢を貫いていた。
実際、私も、何度となく喫茶店で取材をさせてもらったが、たかだか千円未満のコーヒー代でも、謝礼の意味をこめて出そうとすると、いつも「ワリカン、ワリカン」と笑って言われ、おごったことは一度もなかった。そうした人物が1900円のTシャツを万引きするなどとは考えにくい。だが、中年の女性には更年期障害をはじめ、さまざまな身体的、心理的ストレスがある。そうしたストレスが引き金になって、あるいは万引きをしないとも限らないという。そこで、私は、朝木さんに、その点を率直に聞いたことかある。
「失礼だが、朝木さんくらいの年齢にをると、更年期でカーッとなって万引きするという例があると聞く。正直に答えてほしいが、自分でそうした徴候を感じることはなかったか」
朝木さんは、困ったなというような笑いを浮かべながら、
「他人に聞いていただいた方がいいと思うけど、自分としてはそういうことを感じたことはない」
と答えている。この点については、直子さんをはじめとする家族や、「草の根」事務所に出入りする複数の人に確認したが、いずれも、朝木さんがヒステリーになったり、躁鬱状態を示すような場面は、見たことがないと話している。もちろん、過去に盗癖や万引き癖はまったくなかった。

◆「真相究明の為、徹底的に闘います」
ところで、東村山署の千葉副署長は、この万引き事件を朝木さんの死を自殺と判断するうえでの動機と位置づけており、あたかも朝木さんが起訴を悲観し、追い詰められていたかのように主張する。実際、東村山署幹部はマスコミ関係者に対し、
「朝木は9月5日に地検に呼ばれ、そこで万引きを認めれば起訴猶予、否認すれば起訴することが決まっていた」
との情報をリークしている。
そしてこれまた実に奇妙な話なのだが、「議席の私物化を許さない会」のメンバーが、8月23日、週刊誌の記者に対し、「朝木が起訴されることが決まった。知っているか」と連絡してきた事実がある。
この週刊誌記者は、さっそく朝木さんに電話し、「起訴されると聞いたが、すでに検察の事情聴取を受けているのか」と質問。朝木さんから、
「まだ事情聴取もされていないのに、起訴されるわけない」
との話を聞いている。
矢野氏が語る。
「私に対する暴行事件のあった7月16日の翌17日に、万引き事件を依頼している高田治弁護士が、地検の事件担当である信田検事と面談しています。その際、信田検事は私の暴行事件を報じる新聞記事を提示し、『この事件は万引き事件と関連がありそうですね』と述べ、『村山の事件には、なにか大きな裏がありそうだ。一つにまとめた方がいい。どうも万引き事件は枝葉のようですね』と発言したと聞いています。それがいきなり起訴ですか。まだ一度も事情聴取されていないのに、起訴などありえるわけない。仮に起訴されたとしても、朝木さんは、とことん戦うつもりでいました。悲観して自殺するなんて考えられません」
事実、朝木さんは、8月14日、支持者に残暑見舞いの葉書を出しているが、そこには次のように記されている。
「残暑お見舞い申し上げます。
真相究明の為、徹底的に闘います。
   1995年8月14日」
朝木さんは、万引き事件について徹底して闘う決意を明らかにしていた。決して東村山署や反「草の根」グループが主張するように追い詰められていたわけではなかったのである。むしろ焦っていたのは、千葉副署長が「職を賭す」と発言していた東村山署であり、「草の根」攻撃を続ける創価学会・公明をはじめとする反「草の根」勢力だったとの見方も可能だ。


解説
「万引事件には『替え玉』を使っている。それを調べること」と記された市民の投書が寄せられている

もし、『替え玉』が事実なら由々しきことです。
事情を知る学会員はまだ複数おられるはずです。
関係者は、事実を墓場まで持って行かないで、良心に従って公表してください。
匿名のコメントでも構いません。

獅子風蓮


乙骨正生『怪死―東村山女性市議転落死事件』Ⅱ章 その2

2023-02-18 01:36:02 | 東村山女性市議転落死事件

乙骨正生『怪死―東村山女性市議転落死事件』(教育史料出版会1996年5月)
より、引用しました。
できるだけ多くの人に読んでいただく価値がある本だと思いますので、本の内容を忠実に再現しています。
なお、漢数字などは読みやすいように算用数字に直しました。

なお、乙骨さんにはメールで著書を引用している件をご報告したところ、快諾していただきました。
ありがとうございます。

(目次)
□まえがき
□Ⅰ章 怪死のミステリー
■Ⅱ章 疑惑への道のり
□Ⅲ章 対立の構図
□Ⅳ章 たたかいの軌跡
□Ⅴ章 真相を明らかにすることは民主主義を守ること
□あとがき

 


万引き疑惑

◆1900円のTシャツ
東村山署の千葉副署長が、「自殺の動機」と指摘する「万引き事件」とは次のような事件だった。
1995年(平成7)6月19日午後3時頃、東村山駅東口駅前の線路沿いにある洋品店「スティル」で、店頭に陳列されていた1900円のTシャツが万引きされる。防犯ミラーでそのようすを見ていた「スティル」の女性店主T・Sさんは、すぐさま犯人を追いかけて詰問。品物を取りかえすが、犯人はそのまま逃走したというもの。T・Sさんは、その犯人が朝木さんだったとして駅前交番に通報、被害届を提出したのである。女性店主のT・Sさんが語る。
「朝木さんが店にやってきたのは、6月19日の午後3時頃。店の前に置いてあるワゴンセールのところに立ち止まり、少し店のようすを窺うようにした後、レジからは死角になるところにかけてあったTシャツのビニールをまくり、すばやくハンガーからはずしてたたみ、脇にはさんで立ち去ったのです。その一部始終は、万引きを防止するための防犯ミラーによって見えましたので、急いで追いかけ、店から10メートルほど先で万引きの事実を問いつめたんです。すると、
「知らないねよ。言いがかりをつけないで」とすごい剣幕。そこで『手をあげなさい』といって両手をあげさせたところ、Tシャツが脇から落ちました。朝木さんは私がTシャツを拾っている間に、足早に立ち去り、イトーヨーカ堂に入って行ってしまったんです。そこで、ちょうど店内にいた人に店番を頼んで、駅前交番に届けました」
東村山署は、事件から11日後の6月30日になって朝木さんに出頭を要請。以後、7月4日、そして7月12日と、3回にわたって当日の足どりや経歴などについて形式的な事情聴取を行った後、7月12日午後、突然、東京地検八王子支部に書類を送検したのだった。

◆名誉毀損で告訴
これに対し、朝木さんは、
「まったくのデッチあげ。事件の時間には、別の場所にいたというアリバイがある」
「事件は創価学会・公明集団の『草の根』を潰そうとする謀略だと思う」
と主張。8月2日には、洋品店主T・Sさんを、名誉毀損で東京地検八王子支部に告訴した。
朝木さんが、検察ならびに警察に提出した告訴状には、朝木さんの当日の足どりが次のように詳述されている。

「告訴人(朝木)の6月19日の行動は以下の通りである。
①6月19日は、自転車で分厚い『例規集』『自治六法』計3冊を載せて午前10時5分前に市役所に登庁し、草の根市民クラブの議員控え室で委員会の開会まで待機した。
所属する市議会建設水道委員会の会議は、10時15分から、11時07分ころまで行なわれ、これに出席した。
②建設水道委員会の会議終了後、市議会総務委員会が開催されていたので、12時過ぎまで、総務委員会を傍聴した。
③12時半ころ、総務委員会に所属する矢野穂積議員と一緒に草の根市民クラブの議員控え室に戻り、午後2時前まで、6月22日に行なう一般質問の準備を行なった。
④両名とも朝食が遅かったので、昼食を遅らせていたが、ようやく空腹を覚えので、矢野穂積議員と相談して、昼食は府中街道久米川辻先の『びっくりドンキー』というハンバーグ・レストランでとることに決めて、午後2時ころ市役所を矢野議員と一緒に自転車で出た。
久米川辻先のこの『びっくりドンキー』というレストランに決めたのは、自転車で行くにしても遠いが、値段が安く味もまずまずだったからである。
⑤両名は、自転車で市役所を出て、本町都営と消防署の間を抜け税務署の前の裏道を通り、途中、2時10分過ぎに『たくぎん』で一件振込で送金をした上で、市場前の裏道を通り、府中街道に出て『びっくりドンキー』には、2時半過ぎに着いた。
⑥『びっくりドンキー』では、ハンバーグなどを注文して、3時半ころまで滞在した。
帰りは、分厚い『例規集』『自治六法』計3冊を自転車の前部カゴに載せて久米川辻の交差点から右に曲がり、鎌倉街道をとおって裏道に出て東原商事そばから府中街道の傍を通り、パチンコビルの所で右に曲がって、事務所に戻った。
事務所に戻った時刻は、午後3時45分ころである。
その後は事務所で、矢野議員と一緒に改修していた事務所の壁のペンキ塗りなどをし、議会の一般質問の準備を行なった」

◆アリバイを証明するもの
要するに、この日、午前中に市議会の建設水道委員会に出席した朝木きんは、午後2時頃、矢野氏とともに食事を取るために市役所を出、途中、2時12分に東村山駅前の「たくぎん」で振り込みを行った後、「びっくりドンキー」に入店。牛後3時頃まで食事をしており、「スティル」方面にはまったく足を向けていないというのである。同行していた矢野氏も次のように証言する。
「朝木さんには完璧なアリバイがあります。犯行があったという午後3時頃には、二人で府中街道沿いの『びっくりドンキー』というレストランで食事をしていました。私と朝木さんは、警察からの呼び出しがあった後に、『びっくりドンキー』を訪れ、食事のときの概要を説明してレシートをもらい、そのレシートを警察に提出しました」
だが、このレシートは、朝木さんのアリバイを証明するものではなかった。朝木さんと矢野氏は勘違いによって、他人のレシートを提出してしまっていたのである。
「10日以上も前のことだったので、食事の内容に若干、記憶違いがあり、結果的に間違ったレシートをもらって提出していたのです。しかし、よくよく考えてみると食事内容が少し違う。そこで、正しいレシートを提出すべく、店側に再度レシートをリクエストしましたが、警察がレシートの控えをすべて押収してしまっていたため、レシートを出してもらうことはできませんでした。そこで、警察にレシートの控えをすべて見せてほしいと申し入れていますが、応じてくれません」(矢野氏)
これに対し東村山署は、朝木さん、矢野氏が主張するアリバイは成立しないと主張。創価学会の外郭企業である潮出版社発行の雑誌『潮』の取材に、朝木さん、矢野氏がレシートを提出したことは「アリバイ工作」の可能性さえあると、次のように話している。
「(朝木)市議はその時のものだというレシートを持参した。すでに裏付け捜査を終えている警察は、どこからかレシートを入手してアリバイ工作に使ったものと判断し、彼女の弁明を否定、『そのレシートはこセ物です。店から正しいレシートを貰ってきなさい』と、とどめを刺した。
むろん“本物”のレシートが提出されるはずはない。
これで勝負ありである。
警察は反省の色なしとして、7月12日、東京地検八王子支部に書類送検した」(『潮』95・11号)
両者の言い分は真っ向から対立しているのである。

◆匿名の怪文書ファックス
しかし、この万引き事件をめぐっては、事件発生後、さまざまな奇怪な動きが生じており、単なる万引き事件とはいえない複雑な要素が垣間見える。
まず、第一には、事件をマスコミが察知する前、書類送検前日の7月11日に「東村山在住 健全な社会を願う一市民より」という匿名の怪文書ファックスが、地元のマスコミ各社に出回ったことだ。そこにはこうある。
「東村山市議会議員の朝木明代氏が、市内の女性服販売店で万引きをしたとの事実を確認いたしました。
去る6月、東村山駅東口近くのブティク『スティル東村山店』で、店頭ワゴンに並べられていた商品(女性服)を、朝木氏が万引きをし逃げようとするところを、店員に捕まり、その場で商品を取り上げられたとのこと。事後に、店からは警察に被害届が出されています。
先の統一地方選挙では、朝木氏の娘が市議選に当選したにもかかわらず、議席を同会派『草の根』の次点の議員に譲渡し、市民から『議席の私物化』と非難をうけたばかり。今度は、朝木氏自身の『商品の私物化』を、我々市民が黙って見過ごす訳にはいきません。
ぜひとも、取材の上、事実の正否を市民に投げかけて下さい。
   東村山在住 健全な社会を願う一市民より
ブティク スティル東村山店 東村山市本町×-×-×
   0423-×-××××
朝木事務所『草の根』    東村山市本町×-×-×
   0423-×-××××
発信元は、小平市小川町一丁目にあるコンビニエンスストアーに設置されたクロネコファックス。その近所には、池田大作創価学会名誉会長が会食にしばしば利用する創価学会の外郭企業が経営する割烹料理店「青山・満月」の小平支店や創価学園がある。マスコミさえ事件を知らない段階で、事件を知ってい者はいったい誰であり、なんの目的でこのような怪文書を送付したのか。

◆「朝木が謝れば送検しなかった」
第二には、朝木さんが書類送検される当日、東村山署の署長室に公明の木村芳彦市議会副議長が詰めていた事実が、全国紙の地元記者によって目撃されており、本人もこれを認めていることである。
「万引きのうわさを聞いたので確かめただけ。学会が仕組んだなんて、とんでもない」(『週刊朝日』95・7・28)
市議会の副議長を務める公明の古参議員が書類送検する当日、なぜ、署長室に詰めていたのか。
本人は、「うわさを確かめただけ」だというが、噂を確かめるぐらいなら電話でもできる。どうしてわざわざ出かける必要があったのか、疑問である。
この点に関連して、送検の必要性の有無という疑問もある。たとえ10円の窃盗でも犯罪は犯罪だが、被害額が1900円のTシャツ、それも品物を盗られていない、被疑者が否認する事件を、急いで送検する必要が果たしてあったのかどうか。実際、私の取材に対して千葉副署長は、「この程度の事件で送検したのは初めて」と語っている。木村副議長が送検当日に署長室に詰めていた事実は、送検の背後になんらかの政治的圧力があったのではとの疑問を抱かせよう。
千葉副署長は、マスコミの取材に対し、
「一般論だが、普通、微罪の場合は、加害者にお詫びしなさいと忠告し、それで解決する。だが、今回は、朝木さんとT・Sさんの主張が真っ向から対立している。だから送検した」
とか、
「朝木が謝れば送検しなかった」
などと語っている。だが、その一方では、
「冤罪と主張する朝木も職を賭しているだろうが、自分もこの事件には、職を賭している」
と力説している。東村山署管内では、警察官が殺された殺人事件が未解決のまま残っているが、そうした重大事件の解決に「職を賭す」ならまだしも、軽微な万引き事件ごときに「職を賭す」とまで発言する真意は那辺にあるのか。朝木さんを罪に仕立てあげなければ、クビになるとでもいうのだろうか。

 

 


解説
事件をマスコミが察知する前、書類送検前日の7月11日に「東村山在住 健全な社会を願う一市民より」という匿名の怪文書ファックスが、地元のマスコミ各社に出回った
……発信元は、小平市小川町一丁目にあるコンビニエンスストアーに設置されたタロネコファックス。その近所には、池田大作創価学会名誉会長が会食にしばしば利用する創価学会の外郭企業が経営する割烹料理店「青山・満月」の小平支店や創価学園がある。マスコミさえ事件を知らない段階で、事件を知ってい者はいったい誰であり、なんの目的でこのような怪文書を送付したのか。

私が在学した創価学園のそばから、こんな怪文書ファックスが発信されていたとは。
関係者は、事実を墓場まで持って行かないで、良心に従って公表してください。
匿名のコメントでも構いません。

獅子風蓮


乙骨正生『怪死―東村山女性市議転落死事件』Ⅱ章 その1

2023-02-17 01:48:15 | 東村山女性市議転落死事件

長井秀和が西東京市市議会議員選挙で当選を果たしました。
その選挙戦の中で、長井秀和は東村山市議転落事件に言及し、それを創価学会は誹謗中傷ととらえ、告訴に踏み切るというきな臭い争いも起きているようです。
私は、長井秀和自身はどうでもいいですが、東村山市議転落事件については真相解明を望むものです。
そのためには、何が問題になっているかを、今一度冷静になって考えるべきだと思います。
基本的な情報を共有するために、いくつかの資料を提示したいと思います。

乙骨正生『怪死―東村山女性市議転落死事件』(教育史料出版会1996年5月)
より、引用しました。
できるだけ多くの人に読んでいただく価値がある本だと思いますので、本の内容を忠実に再現しています。
なお、漢数字などは読みやすいように算用数字に直しました。

なお、乙骨さんにはメールで著書を引用している件をご報告したところ、快諾していただきました。
ありがとうございます。

(目次)
□まえがき
□Ⅰ章 怪死のミステリー
■Ⅱ章 疑惑への道のり
□Ⅲ章 対立の構図
□Ⅳ章 たたかいの軌跡
□Ⅴ章 真相を明らかにすることは民主主義を守ること
□あとがき


Ⅱ章 疑惑への道のり

「当選返上」問題

◆「ムラ議会」改革のために
朝木直子さん、矢野氏をはじめとする遺族、関係者が、朝木さんの死を他殺と考えるのには、それなりの理由がある。1995年(平成7)4月の統一地方選挙以後、朝木さんと矢野さんの身辺をはじめとする「草の根」の周辺では、万引き凝感という不可解な事件をはじめ、暴行、脅迫、放火などの悪質な事件が相次いで生じていたからだ。
95年4月23日に投票が行われた統一地方選挙・東村山市議選に、「草の根」は朝木明代、朝木直子、矢野穂積の3氏を擁立、議会運営委員会への出席資格を得る3議席の獲得を目指した。結果は、朝木明代さんが2622票を獲得してトップ当選。朝木直子さんも1926票を獲得しての4位当選だったが、矢野氏は最下位当選者に52票届かぬ1249票で次点だった。
「草の根」全体の総得票数は、5797票(得票率率11%)で、これは3人当選の社会党の総得票数4593票(得票率8%)を1200票以上凌いでいる。だが、組織のない悲しさ、得票数は多かったが、それをうまく振り分けることができず、目標の3議席獲得はならなかった。
この結果を受けて「草の根」では、「ムラ議会」の改革を推進するためには、27歳と若く政治経験の少ない直子さんが議席を得るよりも、「東村山市民新聞」の編集長として議会の傍聴経験も豊富で、市政に精通している矢野氏が議席を得る方が、「草の根」を支詩してくれた市民の期待に応えることができると判断。直子さんが東村山市から転出することで当選を返上し、矢野さんに議席を譲ることにした。
95年5月31日付「東村山市民新聞」第65号に、当事者の一人である直子さんは、「当選返上と公約実現」というタイトルで、次のような「アピール」を掲載。市民の理解を求めている。

「私は、当初、今回の市議選出馬を考えていませんでしたが、選挙直前の4月初めに、予定者が出馬を中止したため草の根支持者の皆さんから『ぜひムラ議会改革のために出馬してほしい』と強い要望を受けました。
ムラ議会の改革のためには議会運営に発言権をもつ『会派』を3名以上の議員でつくる必要があったからです。
が、開票の結果、『草の根』は第1位、第4位と次点でした。
『草の根』は今回、予定の3名でなく2名当選というなお厳しい条件下で、法令を無視するムラ議員らとより果敢に闘っていかなければなりません。
この場合、同じ2議席といっても、次点でしたが本紙編集長で議会や行政に精通し、法律に強い矢野さんと朝木明代議員の2人組の方が、私、朝木直子と朝木明代議員の2人組よりもはるかに強力でムラ議員達とより果敢に闘えることは、誰の眼にもはっきりしています。
そこで、私は折角手にした第四位当選の議席でしたが、考え抜いた末、出馬を強く要請された方々のご了解をえて『当選返上』を決断しました。『当選返上』といっても簡単に誰にでもできることではなく、議員報酬のお手盛り値上げ分を返上している『草の根』だからこそ可能な方法だと自負しています。
私の行動は、公約実現のためで、勿論、無責任に政治参加の意志を捨てたわけではありませんし、支持者の方々が必要とされるなら東村山に戻り、都政などに再挑戦する考えです」

◆賛否両論
しかし、全国でも初めてというこの「当選返上」は、市民の間に賛否両論を呼び、マスコミも大きく取り上げるところとなった。
「当選人の繰上補充」を定めた公職選挙法第97条は、当選人が当選資格を喪失した場合、直ちに選挙会を開き、繰り上げ当選人を決めることを義務づけている。したがって、直子さんの転出による当選資格の喪失に伴う矢野氏の議席繰り上げは、公選法上はなんら問題ない。実際、東村山選挙会は、5月21日、直子さんの当選辞退と矢野氏の繰り上げ当選を認めている。
とはいうものの、繰り上げ当選はすんなり認められたわけではなかった。東村山市選挙会では、「草の根」の議席譲渡に反対する立場の政党推薦の選挙立会人から、「議席委譲は憲法に反する」などの異議が続出。4月28日と5月11日に開かれた選挙会がいずれも、立会人の妨害によって流会するなど、混乱を極めた。この立会人の異議申し立てについては、自治省選挙課が「選挙会は、当選を決定する手続きそのもので、法的要件を満たしている繰り上げ補充は客観的に進めるべきだ。選挙会の決定は選挙長が判断するもの。立会人は、手続きの間違いなどでは指摘できるが、モラルなどの議論をすることは規定にない」(「讀賣新聞」95・5・20)との見解を示すように、本来は越権行為。もともと、選挙の公平を期すため得票数を確認するのが立会人の役割。その立会人が、当選辞退や繰り上げ当選の是非について異議をさしはさみ、選挙会を流会させることは公選法上、明らかに問題がある。
こうした混乱を収拾するために、都選管も、繰り上げ当選には法的に問題がないとして、東村山市選管が市議の任期が始まった5月1日をすぎてもまだ、繰り上げ当選を認めないのは、「違法状態」と指摘、速やかに繰り上げ当選を認めるべきだと指導したことから、矢野氏の繰り上げ当選は、三回目の選挙会においてようやく認められたのであった。公職選挙法の建前からいえば、直子さんの当選辞退と矢野氏の繰り上げ当選はすんなり認められるべきが筋であった。しかし、多年にわたり「草の根」の厳しい批判にさらされ、煮え湯を飲まされる思いをしてきた創価学会・公明をはじめとする反「草の根」勢力は、ここを先途と「草の根」批判を強化し、実力で繰り上げ当選を阻止しようと動いたのだった。
こうした動きに対し「ムラ議会」の改革を願う市民からは、議席譲渡を理解し、支詩する声も多数よせられた。
「市議選に当選した朝木直子氏が、次点となった同じ市民グループの矢野穂積氏のほうが『知識、経験が豊富』として当選を辞退、議席を失った。私は朝木氏に今回一票を投じた一人である。(中略)落選した以上矢野氏は、後方支援に徹するべきだと思いつつも、私は矢野氏が議員になることがうれしい。矢野氏は当選確実と思い朝木氏へ投票した事情もあるか、議会外からの支援には限界があり経験豊富な他議員に朝木氏が立ち向かうのは難しいだろうと思うからだ。(中略)議長は朝木氏の行動を『議会を愚弄するもので社会的には許されない』と批判しているそうだが、議員への給付金は毎回難なく増額し市民を愚弄しているのはどちらか」(『讀賣新聞』95・5・3)
だが、こうした声がある一方で、「草の根」を支援もしくは応援してきた市民の間にも、法的に問題ないとはいえ、個人投票の色彩が濃い市議選で、同一会派とはいえ、議席を譲渡することは納得できない、道義的責任があるのではないかという声も少なくなかったのである。
その意味では、厳しい政治状況に置かれていたとはいえ、市民の追い風を満帆に受けての順調な歩みを続けてきた「草の根」にとって、「当選返上」問題は、初めての逆風だったといえる。

◆「草の根」批判キャンペーン
こうした世論を背景に、創価学会・公明をはじめとする自民、社会、新進などの政党関係者やその支持者は、5月2日、「草の根グループの議席の私物化を許さない会」を結成。激しい「草の根」批判キャンペーンを開始し、機関紙『手を結ぶ市民のニュース』の発行、議席譲渡に反対する市民集会の開催、矢野氏の議員辞職を求める請願署名などを次々と実行した。
「私物化を許さない会」が結成された5月2日には、『手をを結ぶ市民のニュース』の発行責任者の一人に名を連ねるU氏らが主催して開いた「市議の当選返上を考える会」で、参加者のT氏が、「草の根」の見解を伝えるために主催者の了解を得て出席していた朝木さんに、「月夜の晩だけではないからな」とか「お前もリコールしてやる」などと脅迫まがいの暴言を浴びせるとともに、朝木さん所持のマイクロカセットレコーダーを床に投げつけて壊すという器物損壊事件を起こしている。これについては、所有者の矢野氏が、T氏を器物損壊罪で東村山署に告訴。同事件は検察庁に書類送検されている。
5月25日付『毎日新聞』多摩版掲載の「取材かわら版」は、「東村山『議席譲渡』批判」との見出しのもと、議席譲渡をめぐる東村山市議会の混乱の背景を伝えているが、議席譲渡を批判するスタンスと思われる記者の筆からも、議席譲渡を批判し攻撃する勢力の「草の根」憎しの怨念のすさまじさが窺える。
「『そこ(議席)に座っていられるのも今のうちだぞ』。23日、改選後初めて開かれた東村山市議会。「繰り上げ当選」を果たした市民グループ『草の根』の矢野穂積議員に、他の議員や傍聴席から激しい野次が飛んだ。
『草の根』と他の議員たちの反目・対立は、今に始まったことではない。8年前の選挙で、今回、当選辞退した朝木直子さんの母、朝木明代さんが初当選。矢野氏が発行する無料紙『市民新聞』とタイアップして、議会の『談合体質追及』を始めてからだ。
他議員が全員参加している親睦会に入らない。視察旅行にも行かない。視察の宿舎を取材して議員たちがビールを何本、ウイスキーを何本飲んだかを調べ、『市民新聞』で実名入りで暴露する。ある議員は『市民新聞は人権侵害だ』と息巻く。
『草の根』から言えば、一般市民に不透明な『ムラ議会』の体質を変えるための追及だし、他の議員たちから言えば、それは揚げ足取りのような追及----ということになる。
双方の不信の溝は深まるばかりだが、朝木議員は2回連続のトップ当選を果たした。『ヤジウマ的人気』と言い切る議員もいるが、少なくとも一定の市民の支持を得てきたことは証明している。
『議席譲渡』を批判する市民集会で、ある女性参加者は『議会側にも反省すべき点があるのではないか』と発言した。しかしその声は『「草の根」がこれまで何をしてきたか考えろ」という声に打ち消された。
私は、議席譲渡に関して『草の根』の論理を擁護するつもりは一切ないし、理解できない。しかし、現在の『草の根』批判には、議席譲渡に対する批判と、これまでの活動に対する反発が混同されているのは否定できない。
内田満・早大教授(政治学)は、『今回の議席譲渡は合法的だが正統性に欠けると思う。だが、それを追及する方も、合法的でなければならない。双方が冷静になる必要がある」と指摘する。『あの「草の根」だから』の気持ちが勝ると、問題の本質を見失い、不毛な泥仕合に終始しかねない」
末文で「追及する方も合法的でなければならない」との一節がわざわざ入っているのは、「議席の私物化を許さない会」の活動が、非合法的なものであったことを意味している。
ちなみに、「議席の私物化を許さない会」の活動の柱となる機関紙『市民ニュース』の発行責任者の一人には、「東村山戸田区」と称する地元創価学会組織の元男子部長を務めたH・M氏の兄で、熱心な創価学会活動家として知られるH・S氏が名を連ねている。創価学会・公明は、「議席の私物化を許さない会」の活動でもその中核の座を占めていたのである。
その創価学会・公明は、統一地方選挙前から激しい「草の根」攻撃を開始していた。95年1月末に朝木さんは、東村山市中央公民館で創価学会問題を考えるシンポジウムを開催。同時に、『週刊新潮』の取材に答えて、東村山市政は創価学会に蹂躙されているとの見解を示すなど、創価学会との対決を強めており、こうした動きに創価学会・公明は神経をいっそう尖らせていたのである。

◆「草の根」の政治生命を封じようとする人々
統一地方選挙からさかのぼること1カ月前の3月19日に、東村山市福祉会館で開催された「草の根」の統一地方選挙に向けての出陣式には、田英夫参議院議員が出席。「草の根」候補を激励したが、その前日、田氏のもとを、元公明党書記長の大久保直彦参議院議員が訪問、「『草の根』の会合に出るそうだが、どういうことか分かっているんだろうな」と、出席を止めるように脅しをかけていた事実がある。すでにこの時点で、朝木さんと「草の根」は、元公明党の書記長という要職にあった、現平成会(参議院の新進党・公明の統一会派)会長という“大物”議員(大久保氏は元創価学会の男子部長)が、直接圧力をかける対象として、創価学会・公明に認識されていたのである。
ではなぜ、「草の根」が学会にとってやっかいな存在だったのか。学会本部関係者はその理由を次のように説明する。
「もはや『草の根』、朝木の存在は、東村山だけの問題ではなく、創価学会本部として対応すべき重大な問題になっていた。というのも、朝木母娘は市民の間で人気が高く、前回の都議選では、ポッと出た娘の直子が11000余票を獲得する善戦を見せた。次回、再び出馬すれば当選する可能性もある。東村山市議会で創価学会問題を追及している朝木が、都議会に入り、都議会で創価問題を取り上げるようなことにでもなれば、東京都認証の宗教法人である創価学会は危機的状況を迎える。そこで、なんとしても『草の根』、朝木を潰せということになった」

95年末に改正された宗教法人法によって、二つの都道府県以上にまたがる宗教法人は、従来の都道府県知事の認証から文部大臣の認証へと変更され、その所轄も文部大臣に一括されることになった。だが、この改正案が成立するまで創価学会は、二つの都道府県どころか、全国各地、海外数十カ国にまでその教線を広げていながら、東京都認証の単立宗教法人ということで、実質、治外法権ともいえる特権を享受していた。というのも、オウム真理教が、熊本県波野村で国土法違反や地元住民とのトラブルを起こしたり、山梨県上九一色村のサティアンで、サリンを製造していたにもかかあらず、東京都は管轄外ということで、いっさい手出しできなかったように、全国展開、否、海外諸国に進出している創価学会が、各地でトラブルを生じていても、東京都はその実態をなんら把握していなかったからである。
「平成3年、4年と衆議院予算委員会で、私は、二度にわたって創価学会問題を取り上げ、その違法、不法な日蓮正宗攻撃の実態や、宗教法人資格について文部省に質問した。暴行、脅迫を含む創価学会の日蓮正宗寺院や僧侶、脱会者に対する攻撃には問題があるのではないか、創価学会の行為は宗教法人法第81条が規定する法定解散事由に該当するのではないかと質問したが、文部省は、所轄の東京都が把握していないので、問題なしとの答弁をくり返しだ。その東京都の議会では、公明がキャスチングボートを握っている。したがって行政は動かないし、自民党も社会党も創価学会問題を追及しようとはしない。だから東京都議会さえ抑えておけば、創価学会は安泰という構図だった」(元社会党衆議院議員関晴正氏)
その東京都議会に朝木さんないしは直子さんが当選して議席を占め、東村山市議会同様、創価学会問題を追及すれば、所轄庁である東京都も動かざるを得ない。朝木さん、「草の根」の存在は、一般が考える以上に、創価学会にとってやっかいな存在として認識されていたのである。
当選返上問題は、その創価学会・公明をはじめとする反「草の根」グループにとって「草の根」を攻撃するうえで格好の敵失だった。これを契機に「草の根」批判を強化し、「草の根」の政治的責任、道義的責任を徹底的に追及し、「草の根」に対する政治不信を市民の問に醸成し、合法的な形で「草の根」の政治生命を封じ、あわよくば議席拡大も阻止しようというのが、反「草の根」グループの作戦だったようである。
だが、案に相違して、議席譲渡はあっさり認められたばかりか、市民の間の「草の根」不信も思ったほどは高まらない。また、反「草の根」の急先鋒である選挙立会人K氏による、市選管と都選管に対する直子さんの選挙無効と矢野氏の繰り上げ当選の無効を求める異議申し立ても、いずれも棄却(現在、東京高裁で審理中)されるなど、攻撃がさして奏効しないまま時間が推移するなかで、突然、生じたのか「万引き事件」だった。

 

 


解説

この改正案が成立するまで創価学会は、二つの都道府県どころか、全国各地、海外数十カ国にまでその教線を広げていながら、東京都認証の単立宗教法人ということで、実質、治外法権ともいえる特権を享受していた。(中略)
その東京都議会に朝木さんないしは直子さんが当選して議席を占め、東村山市議会同様、創価学会問題を追及すれば、所轄庁である東京都も動かざるを得ない。朝木さん、「草の根」の存在は、一般が考える以上に、創価学会にとってやっかいな存在として認識されていたのである。

「そこで、なんとしても『草の根』、朝木を潰せということになった」

なるほど、筋が見えてきましたね。
恐ろしいことです。

獅子風蓮


「覚醒者」のなれの果て、SGKMKさんの足取り その16 ナイツが大好き

2023-02-16 01:58:40 | 「覚醒者」のなれの果て

対話ブログの記事についたコメントです。

 


■2020年大晦日  投稿日: 2020年12月31日

●SGKMK
2021年1月15日 23:55
シニフィエさん、この動画は大丈夫ですか?
今日アップされたんですよ。
選手たちは学会員でない人も多いようですよね。
外国人選手は勤行唱題して箱根駅伝に参加したのだろうか?

https://youtu.be/gvkx0mVKhHo

やっぱりナイツも好きなので貼らせてくださいませ。

https://youtu.be/-ZxHyBXMQRY

今日アップされたのですが、2017年1月の講演会の動画です。毎日朝晩勤行唱題しているんだろうか?折伏して勤行指導なんてしたことが有るのだろうか?頭の良い人が何故騙されてしまうのだろうか?
動画貼りのSGKMKでした。

 

 


解説

ナイツが大好きで、創価大学駅伝部の活躍が気になってしかたのないSGKMKさんでした。

 


お知らせ
この後、例のパクり事件をおさらいして、SGKMKさんが対話ブログから締め出されたあとは、HNを変えて何人かのアンチのブログにコメントしていたことを書こうと思っていました。
そうして、文体をくらべることで、SGKMK=科学の力=ダサい親父であることを証明しようと思ったのです。
でも、以前の記事のコメント欄で書いたように、ダサい親父さんと直接メッセージをやり取りした結果、ダサい親父さんはSGKMKであることを認めました。
また、ダサい親父さんはプーリッチュではないと明確に否定しましたので、プーリッチュというHNで私やtulipさんを執拗に攻撃している人物は、別にいるということになります。この人物はSGKMKさんに成りすまして、私やtulipさんを攻撃していたわけです。

私は、その人物をネチネチ野郎と呼んでいますが、そのネチネチ野郎は、かつて寿司ふーれんとして、ゼロさんを隠れ蓑にして私を誹謗中傷したと、私は思っています。

ネチネチ野郎は、誰なのか。
SGKMKよりもずっと人格の歪んだ極悪野郎です。
一人思い当たる人がいますが、それは後ほど検証したいと思います。

SGKMKさんは、ついこないだも鯛焼きブログで成りすましがバレたり、愚かしい人物ですが、もっと分かりやすい奴だと私は思います。

単身赴任で孤独だったところに対話ブログに出会い、シニフィエさんに気に入ってもらおうとせっせとコメントを書いたり、みんなに喜んでもらおうと動画をバシバシ貼りつけたり。
少々調子に乗りやすくおっちょこちょいのところはありますが、気のいいおじさんです。
でも、パクり事件を起こし対話ブログから退出し、ついこの間も再開した対話ブログにコメントしたのはいいものの、ダサい親父のことをシニフィエさんに問い詰められて、また対話ブログから締め出しをくらってしまった。
居場所をなくしたSGKMKさんは、少々哀れで、かわいそうでもあります。
どうか、これまでの振る舞いを反省し、自分の内面を見つめなおし、幸せに生きなおしてください。

というわけで、SGKMKさんのことをこれ以上調べる必要がなくなりましたので、このシリーズは終了したいと思います。

 

 

 

獅子風蓮


「覚醒者」のなれの果て、SGKMKさんの足取り その15 おっちょこちょいでお茶目

2023-02-15 01:52:08 | 「覚醒者」のなれの果て

対話ブログの記事についたコメントです。


■このブログが10年目をスタートしました。          投稿日: 2020年12月7日 

●SGKMK(2020年12月8日 00:17)
SGKMKです。
バリ活さんは日蓮仏法が唯一正しい宗教だと信じているのですよね。
創価高校では歴史の授業で鎌倉仏教の日蓮大聖人が御本仏で有ると教えていると思いますか?
創価教学を高校の授業で教えていると思いますか?
https://www.seikyoonline.com/voice/ninyou.html
創価教学が創価高校で教えてもらえない理由は何ですか?
創価学会の歴史や日顕宗を破すが創価高校で教えてもらえない理由は何ですか?
創価小学校や創価中学校では教えてくれると思いますか?
創価高校で教えてもらえない創価教学は本当に正しいのですか?
創価高校では池田センセーの本を使って授業をすることが有ると思いますか?
創価高校に入学した外部の方は創価学会に入会しなくてはいけないと考えますか?
創価大学に入学した外部の方も創価学会に入会しなくてはならないと考えますか?
日蓮大聖人様直筆のご本尊様が日蓮正宗のお寺に有ったとしても、それに祈っても功徳はないと考えますか?
日蓮大聖人様直筆のご本尊様が日蓮宗のお寺に有ったとして、それに祈ると功徳は有ると信じてますか?
創価学会本部の大誓堂に有るご本尊様に祈ると功徳が有ると信じてますか?
創価学会本部作成のご本尊様が本物で日蓮正宗作成のご本尊様は偽物だと考えてますが違いは何ですか?
自宅に有る日寛上人の創価学会作成ご本尊様に祈ると願いが叶うと思える根拠は何ですか?
天台大師智顗が明かした教判をを五時八教と言いますが、これは正しいと信じますか?
https://k-dic.sokanet.jp/%E4%BA%94%E6%99%82%E5%85%AB%E6%95%99%EF%BC%88%E3%81%94%E3%81%98%E3%81%AF%E3%81%A3%E3%81%8D%E3%82%87%E3%81%86%EF%BC%89/
日蓮大聖人が比叡山延暦寺に伝わった仏教の中で法華経こそが一番正しいと信じたのが間違いだったとは思いませんか?
日蓮大聖人様が開目抄で示された五重の相対は正しい考えだと信じてますか?
https://k-dic.sokanet.jp/%E4%BA%94%E9%87%8D%E3%81%AE%E7%9B%B8%E5%AF%BE%EF%BC%88%E3%81%94%E3%81%98%E3%82%85%E3%81%86%E3%81%AE%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%9F%E3%81%84%EF%BC%89/
創価教学は本当に正しいと信じますか?
何で信じてしまったのか今となっては理解に苦しみます。


●SGKMK(2020年12月12日 09:27)
動画貼りのSGKMKです。
前に「チーズはどこへ消えた?」の解説動画を貼ったことが有ったのですが、その動画はあまりにもお金儲けのためだけに人の名著の説明をして動画再生数を増やそうとしてるとの感想でした。確かにそうだと考えましたが、今回三姉妹動画で解説してたので紹介です。

https://youtu.be/rIdv9LBV-44

この本は何度か読んで懐かしいけどりんちゃんの説明は納得させられます。
りんちゃん「怖いこと」を「悪いこと」って読んでました??
小人が椎茸を食べるようになった後です。
りんちゃんでも間違えることがあるのかと嬉しくなりましたよ。
今まで信じてやってきたことが間違いだと認めたくはないと思いますが、考え方を変えないと駄目なことは有りますよ。
創価学会が牧口常三郎センセーや戸田城聖センセーの時代とは全く違う考え方に成ったこととは違いますよ。矛盾しか有りませんからね。
日蓮仏法が世界で唯一正しい宗教だと言いながら他の宗教ともお友達路線が可笑しいと思えないとね。


●signifie(2020年12月12日 12:54)
SGKMKさん、いつもありがとうございます。
『チーズはどこへ消えた?』懐かしいですね。当時、大変な話題になっていたので、不覚にも買って読みました。そして驚きました。中身に無さに驚きました(笑)「ナニコレ?」「なんでこんな本がベストセラーに?」と結局わからずじまいで終わりました。解説動画を見ましたが、やはり同じでした。どんなに穿った読みかたをしても、どんなに贔屓目に深読みしようとしてもダメでした。今まで読んだ創価本以外の本の中で、最高に中身のない本だったと思います。私の個人的な感想ですが、『一杯のかけそば』とか、近頃では『100日後に死ぬワニ』と似たようなものだと思いました。いわゆる自己啓発本が大好きな方が飛びつくような内容かもしれません。
ところで
>日蓮仏法が世界で唯一正しい宗教だと言いながら他の宗教ともお友達路線が可笑しいと思えないとね。

そうですね。破門されるまでは折伏教典を片手に「日蓮正宗以外の宗教はみんなカスだ!」と言っていたのに、日蓮正宗から破門されると、真逆の「日蓮正宗だけがカスだ!」と言いだしました。何を言おうが勝手ですが、学会員さんがこの180度大逆転した教義を、さほど驚きもしないで受け入れたことがいちばんの「おかしなこと」だと思います。日蓮正宗に伝わる弘安二年の大御本尊こそが本門の本尊であると言って正本堂まで建てた創価学会が、破門されると「弘安二年の大御本尊が本門の本尊というわけではない。同じ相貌(曼荼羅に同じ文字が書いてあること)であれば、日蓮宗にあるマンダラでも新興宗教にあるマンダラでも創価にあるマンダラでもみんな同じように本門の本尊である。ただし大謗法の地である大石寺にある弘安二年の大御本尊は本門の本尊とは認めない」という教義の変更をしました。破門された創価学会は、自ら日蓮正宗とは何の関係もないと宣言していながら、日蓮正宗の大御本尊については認めないなどと勝手なことを教義の変更に入れたんですね。日蓮正宗としては余計なお世話の何ものでもないですね(笑)。
創価学会(当時は創価教育学会)は1930年に日蓮正宗の外護団体として発足しました。日蓮正宗の教義は「日蓮正宗以外の宗教はみんな間違っている」という日蓮の教えを唯一継承している宗派です。ここを変えたらもはや日蓮正宗ではないほど基本的な教義です。もちろん日蓮正宗はその教義を変えてはいません。仏法の真髄は法華経であり、その法華経が釈迦の教えであるという前提も変えるわけにはいかないんですね。それはともかく、創価学会も法華経が仏法の真髄であるという立場は変えていないのですが、法華経が釈迦の教えではなく、釈迦滅後500年以上立って編纂された大乗経典の一つであるという学術的な証左を採用しています。当然そこにいろんな矛盾が生じるのですが、そこはいまだにうやむやにされたままのようです。それは「日蓮正宗以外はカスだ」という教義を「日蓮正宗だけがカスだ」という教義にしたこと。というよりそうしなければ創価が独自に御本尊を会員に売ることができないからです。創価は仕方なしに「邪宗という言葉でカスだと言い続けていた日蓮正宗以外の宗教を認める教義に変更してしまいました。要するに、日蓮正宗の御本尊を会員に売ることができなくなった創価は、自前のカラコピ曼荼羅を会員に売るために、そこまで教義を変えなければならなかったわけです。創価学会は1930年の発足から2014年11月8日の「会則の変更」までの84年間、「日蓮正宗だけが正しい宗教だ」と言ってきたことを「日蓮正宗だけが間違いだ」と正式に宣言したんですね。こんなバカな話なのに、学会員さんはさほど疑問を抱くことなく、創価のいいなりになったんです。気持ち悪いですよね。こうした矛盾を創価脳さんに尋ねても「時代の変化によって教義が変わるのは、むしろ当然だ」と真顔で言うんです。変わっていいことと、変わってはいけないことがあると思うのですが、そんなことはお構いなく、というか、そうでも言わなければならないほどおかしなことだということです。


●SGKMK(2020年12月12日 16:48)
シニフィエさん、私のコメント解説ありがとうございます
私は動画を貼って見てもらい少しだけでも現役学会員さんたちに考えて欲しくてコメントしてます。
鯛焼きさんやTSさん・少し活動家さん達に読んで考えて欲しいと思ってます。
シニフィエさんの説明コメントを読むと中学生や小学生でも理解出来ますよね。
学会本部職員さんでも理解出来ると思うんですけどね。
『優しいおせっかい』

https://youtu.be/-kRvBXJfkN8

私たちのやっていることもおせっかいなのかもね。
SGKMKでした。


●SGKMK(2020年12月13日 19:21)
『新・人間革命』世代プロジェクト

https://youtu.be/3fPG47MsOdg

新・人間革命講座
男子部5本の矢?
第1の矢 : 学び・考える?
第2の矢 : 試す・実践する?
第3の矢 : 気付く・発見する?
第4の矢 : 振り返る・つくる
第5の矢 : 活かす・応用する
新・人間革命を心肝に染めて戦う陣列の拡大?
男子部の活動家さん、よく考えて気付きませんか?
この男子部長さんは学会員さん達から搾取したお金で生活しているのですが、何処考えますか?
絶対勝利の哲学って何のことだと考えますか?
SGKMKでした。


●曽根俊矢(2020年12月15日 11:29)
元男子部の曽根俊矢です。
(前略)
SGKMKさんいつも分かりやすい動画を探してきていただきありがとうございます
先の男子部の動画も胡散臭さ200%ですね。
エル・カンターレを彷彿とさせる見事な仕上がりですね。
創価が何をしたいのかがよく分かる動画だと思いました。
要は、頭数を増やしたい。行動力と影響力のある若者の頭数を増やし、今いっそうのお金と労力を求めますって言うメッセージでしたね。
〉男子部の活動家さん、よく考えて気付きませんか?
〉この男子部長さんは学会員さん達から搾取したお金で生活しているのですが、何処考えますか?
絶対勝利の哲学って何のことだと考えますか?
SGKMKさんのこんな問いかけに一つ一つ明確に答えられる創価の住人はいないと考えます。
このような事に、疑問すら持てない思考パターンを、創価を信じる人は、驚くほど共有、共通しています。いわゆる創価脳。
(以下省略)


●SGKMK(2020年12月15日 19:00)
曽根俊矢さんに動画を喜んでいただき、ありがたいです。
5チャンネルを見ると動画貼りはやめろ!?見辛くなると文句を言っているコメントが多いのでそろそろやめようかとも思いましたが、ホントに意味のない動画はシニフィエさんに却下されるのでとりあえず貼ってました。
私は創価脳さん達に疑問に思ってもらえる動画を貼っているつもりなんですよ。
学会本部や聖教新聞の公式動画も貼って感想を書くと気付くキッカケになると思ってるんですよね。
法華講の黒川さんの動画も気付くキッカケになりますよね。レモンさんやゼロ(009)さん・気楽☆非活さんのブログも良いですよね。
https://ameblo.jp/galaxy-zerozero9/
あっちゃんの読書術とは!?

https://youtu.be/qWiHBJaQbEw?list=PLH2hdTh7FaX7YiRBvfDqIerzlFW-vrIjP

かなりわがままなSGKMKでした。

●signifie(2020年12月16日 18:59)
SGKMKさん、いつもありがとうございます。
SGKMKさんの校正能力はプロ並みですね。

それと、あの手の動画は却下です(笑)


●曽根俊矢(2020年12月16日 21:50)
SMGKさん。
恐れ入りました。
ネットの書き込みが、自分の思考を整理する便利なツールと認識し、自分だけの世界で開設したブログを、つい先ほど開設したブログを。

シニフィエさんのブログを土足で汚したくないと思い開設してみました。
暇つぶしに批評もお願いします。

●SGKMK(2020年12月17日 07:20)
SGKMKです。
シニフィエさんが誤記をワザと記入して私を試しているのかと思ってましたが違うんですね。
シニフィエさんのお眼鏡にかなう動画は難しいですね。
昨日の朝の動画は良かったのに昨夜の池田センセーの動画が駄目なんて?
これは如何でしょうか?
何故創価学会の悪い事件が大手メディアで取り上げられない理由とは?
お金の力は絶大ですね。

https://youtu.be/T7SN7JxlbBM


ホワイト企業も中に入っていると案外悪い事件が隠されているのかも?
とりあえず光の部分も貼りますね。

https://youtu.be/UXgZ3rkVJ4g

動画貼りのSGKMKでした。


●signifie(2020年12月17日 16:04)
SGKMKさん、私はわざと間違えるような暇も頭もないです(笑)
曽根俊矢さんのブログをいち早く発見するとは、やはりただ者ではない(笑)


●SGKMK(2020年12月19日 12:55)
シニフィエさんがおすすめの『宗教を語る』を私も読んでみました。
https://shukyo-kataru.com/
難しい単語が多く理解出来ない部分も有りますが、凄くよくまとまってますね。
シニフィエさんが言われている日蓮本仏論に付いても考察されてますね。
一部抜粋しますね。
《 諸外国の仏教徒に日蓮本仏論を語れば、間違いなくオカルト宗教の評価を受けることになります。日蓮本仏論の内容を具体的に検証できる状態になれば、まともに取り合うことなく自然に離れていくことになると考えられます。
日蓮は、『立正安国論』の中で念仏信仰に激しい攻撃を加え、国難を招く理由の一つに挙げています。この書は、国家の三災七難を防ぐためには念仏を停止し、他宗を謗法として退け、法華経信仰の確立を訴える独善的な国家諌暁の書と考えられます。1260年に鎌倉幕府・前執権の北条時頼に提出したのですが、その内容があまりにも異常であったことから受け入れらず、流罪に処せられました。ところが、不可解なことに日蓮は、なぜか662年後の大正11年(1922年)の軍備強化の特殊な時代的背景の中で、熱心な日蓮宗徒の政治的な働きかけを受け入れ「立正大師」号が与えられました。他宗の教祖に比べ、日蓮に大師号の宣旨がなかったことに対する特別な配慮が日蓮宗徒の軍部(国家)への協力体制の見返りに行われたのではないかと考えられるのです。
日蓮の法華経至上主義の国家観が、明治以降に急速に勃興した日蓮神秘主義者が声高に吹聴する国家主義思想に共鳴して台頭しました。時代の荒波と狂気に染まった軍部の指揮官に影響を与えたのです。日蓮の思想は、本質的には神道、天皇を否定する不敬思想を抱えすぎていたことで、天皇中心の国家体制とは完全に適合しない思想でした。そこで日蓮の遺文の解釈が変更され、天皇・天照大神に迎合する「神国日本」という「国体思想」に看板を付け替えて国体(天皇制)との融合が図られたのです。反国家思想の取り締まり元締めであった司法省刑事局は、この事実を「日蓮宗各派全体の情勢としては…国家主義思想の勃興に乗じて盛んに同宗の日本的仏教、国体的宗教なるゆえんを高調して、その出版物の夥しきこと、宗教書類出版中の最高位」と記しています。日蓮系の新興宗教団体が相次いで結成されたのです。》
これを読むと創価学会は完全に新興宗教団体ですね。
創価脳さんは創価学会本部が創価学会は伝統的な日蓮仏法を正しく継承している宗教団体なのだというので信じているのですよね。
言われた通りに年末には出来るだけ沢山の財務を払って、選挙になれば公明党議員の応援をして、聖教新聞を購読して外部の方にも押し売りして、外部の方も会員にしようと折伏(入会させること)するんですよね。出来ないことに悩んで創価学会作成のご本尊様に祈って頑張ろうとするんですよね。
それが学会活動ですよね。
創価高校や創価大学に入ろうとすることは良いことだと信じてますがホントにそうですかね。
創価学会の墓地公園で働くことは良いことなんですかね。
聖教新聞社の社員さんは如何すると給料が上がるのでしょうか?創価学会員を増やして聖教新聞の発行部数を増やすと給料が上がるのでしょうか?
世界中の人達がSGIの会員に成って聖教新聞を購入してくれると給料が上がるのでしょうか?
あなたは折伏や聖教啓蒙(拡大)出来てますか?
聖教新聞の購入をやめると罰があたりますか?
今やっている創価学会の勤行唱題に功徳があると思いますか?公明党の投票依頼に功徳があると思いますか?日蓮の御書を学ぶことに功徳があると思いますか?創価学会作成のご本尊様に功徳が有ると思いますか?学会活動を真面目にすると誰が喜ぶと思いますか?創価学会について考えたことが有りますか?
SGKMKでした。


●曽根俊矢(2020年12月20日 20:58)
元男子部の曽根俊矢です。

匿名でお願いしますさん。
はじめまして。
言っている事凄く理解できます。
創価脳は、選民意識を植え付けられてますから、信心は役職じゃないと言ったそばから、役職の上下で人を押さえつけ言いなりにしようとします。
そのような一事が万事で、言動に滲み出ている自分に気づかず、良い事をしてあげたと痛い勘違いをする幹部を沢山見てきました。
気づけない人は、創価という悲惨な汚れた井の中の蛙の如く可哀想な人達なんだと考えます。
匿名でお願いしますさんも、そう感じていただける部分があるのではないかと感じています。
創価脳から覚醒出来た事は、凄い事だと思うので、創価時代の事を思い出し、気持ちのやり場に困った時、シニフィエさんのブログで思いっきり吐き出すといいと思います。
私も遠慮していましたが、シニフィエさんのブログにコメントさせて貰ってるうちに、5年間のモヤモヤに自分なりのケリがひとつ着きました。
このように創価を信じ懸命に生きる姿勢は、責められるべき事ではなく、純真な心を持っているから創価を信じて懸命に生きてきたのだと認識します。
悪い事と言えないのではないでしょうか。
むしろ、その人々の心につけ入って騙した創価にその全ての責任があり、責められるべき対象だと思います。
匿名でお願いしますさん。
何かHNを付けてここにコメントして欲しいと思います。スッキリしますよ笑。
何か、匿名でお願いしますさんって、呼びにくいですからね。笑

シニフィエさんいつもありがとうございます。
一つの事に没頭すると周りが見えなくなる欠点を抱えています。暖かい気持ちを嬉しく感じています。

SGKMKさんは、少しおっちょこちょいなお茶目な所があるのかな?と感じ凄い親近感を持っています。
そのような方が、優れた文章の校正力を持っていると経験上から認識してます。
違ったら厳しい指摘をお願いします。


●signifie(2020年12月20日 22:01)
『宗教を語る』にもわかりやすく書いてあることですが、日蓮の考えというのは、鎌倉新仏教の中でも特に異彩を放っていた本来の仏教からとんでもなくかけ離れたものだったことがわかります。その特異な宗教観からさらにとんでもない考えに至ったのが日興門流の流れを汲む日蓮正宗だったんですね。仏教だというのに釈迦の教えというか、釈迦そのものを無用の長物だと決めつけているんですからね。その根拠は、末法思想というそれこそ何の根拠もないところから出てきたものでした。キリスト教でいえば「今まで神だとしていたヤハウェは実は神ではなく、神の子だとしていたイエスキリストはもはや神の子でも何でもなく、じつはイエスを裏切ったユダこそが全知全能の神であり、この世界を創りたもうたのだ」と言ってるようなものです。日蓮正宗がこれこそが正しい仏教の教えだとする日蓮本仏論はそれくらいメチャクチャなことを800年も言い続けてきたんですね。そしてそんなメチャクチャを信じる人を騙すような新興宗教詐欺が戦後の信仰の自由という時代になって出てきたわけです。日蓮宗は鎌倉仏教の中でも特異な新興宗教だったわけですが、日蓮正宗はその中でも突出した新興宗教であり創価学会はそれをさらに都合のいいように変容させてうまいこと詐欺の道具にしたんですね。
騙された学会員にとってみたら、それこそいちばん憤慨しなければならない立場の人たちなんですが、自分が騙されてきたことに気づかないし、周りが現実を突きつけても、決して自分が騙されてきたことを認めようとはしません。鯛焼きさんもTSさんもそんな被害者なんですね。それは気持ちはわかります。とてもわかります。でも騙されてきたことには変わりはないんです。このまま死ぬまで騙されるか、それとも今、目の前の現実を受け止めて、本来の自分の人生を取り戻そうとするのか、おそらく選択肢は二つしかないような気がします。うすうす騙されていることに気づいてはいても、もうこんな歳になったんだから、今さらどうしようもないと諦める人もいるでしょう。諦めきれないで創価に怒りをぶつけまくる人もいるでしょう。ただ、創価に何を言おうが、そんなことは織り込み済みの詐欺ですから太刀打ちできるような相手ではありません。
では、何ができるのか。現役学会員さんに、いずれは気づくであろうことを1日も早く気づいてくれればいいと思って、このブログを9年間も続けてきました。このブログを続ける意味はここにあります。普通なら気づいて当然のことを、どうしても、何を言おうが気づかない人がいます。それを私たちは創価脳と呼ばせていただいています。もし異論がありましたら、いつでもお答えしたいと思います。ただ、一般常識を一般常識とわかる方に限ります(笑)。人の話を無視して自分の考えを言うだけの無法者とは対話はできません。そう、創価脳はルール無視の無法者なんですよね。先日のTSさんとの対話は何の意味もなかったかのように思われがちですが、創価脳の一面が客観的に証明できただけでもよかったと思います。


●SGKMK(2020年12月21日 19:14)
曽根俊矢さん、スルドイです。
私は自分が書いた誤記訂正をお願いすることが多くて、次いでに他の人のコメントの誤記訂正をお願いしている感じなのですよ。
なのでかなりおっちょこちょいなのです。
曽根俊矢さんのブログも出来れば誤記訂正をお願いしたかったです(笑)

気楽非活さん、初めまして。SGKMKです。
私もodabuzさんも毎日の更新を楽しみにしてましたよ。長井秀和さんとの対談もかなり楽しく読ませていただきました。
今は削除されてる『ナイツが創価ネタで漫才をしたら如何なるのか?』のコメントも好きでしたよ。
念仏思想の徒として生きることを宣言されたことにビックリしましたが、かつてはバリバリの創価脳だった仲間としてのコメントをお願いします。
今後ともよろしくお願いしいたます。

Blue moonさん、初めまして。
Blue moonさんの気持ちはここの方たちなら痛いほど良く解ってますよ。
時が解決してくれると信じてますよ。

久しぶりに少し活動家さんのコメントですね。
私たちは喧嘩腰ではないですよね。
私たちの質問を答えて欲しいだけだったのですが、無理そうなので当てにはしないので回答は不要です。創価学会二世か三世さんで現役男子部の少し活動家さんなのですね。
創価学会に未来はないと思いますよ。
原田会長や長谷川理事長が創価学会の未来を展望したところで絵に描いた餅ですよ。矛盾するしかないと思いますよ。
もう一度創価学会公式HPを熟読して考えてみて下さいませ。私たちの言っている意味が理解出来ると思います。

まふまふさん紹介の動画です。

https://youtu.be/LDDIXn8ISSE

 


解説
曽根俊矢さんのブログをいち早く発見するとは、やはりただ者ではない(笑)

なるほど、SGKMKさんはマメで事務処理能力が高いようです。
やはり「ただ者ではない」!!

SGKMKさんは、少しおっちょこちょいなお茶目な所があるのかな?と感じ凄い親近感を持っています。

との曽根さんの言葉、分かる気がします。

 

獅子風蓮