自然観察♪BLOG 「 知床ころぽっくる探索記 」

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朝陽にゆらめく...きらきら..と

2011-10-21 12:02:17 |  鮭・鱒、蛙など 
一度...山の向こうから陽が昇ってくると、その光が温かいのですが、
それほど気温自体が変わらないとしても...陽がないと、とても寒いですね。
今日の早朝ツアー開始時の午前6時の気温は+4.9℃。
秋も足早に過ぎていこうとしています。悴む指先に想いました。

遠音別川を静かに覗きこむと、休むことなくゆらめき、時に激しく躍動する、
シロザケやカラフトマスの姿があります。
以前ブログでお伝えした8月頃から先月の主役はカラフトマスでしたが、
この時期にはそれより一回りちかく大きなシロザケになりました。
また傷だらけのものや、川の縁にはすでに力尽きた亡骸も目立ってきました。
彼らの命の集大成とも思える、この遡上の季節もピークからちょうど折り返して、
まだ先のことですが、旅の終わりの日も近づいているように感じました。
(12月であっても、遡上している姿もありますが。)

オス同士で水飛沫をあげながら争う場面には、闘争の荒々しさがありますが、
それと同時に一つの命の"終演"を連想するせいか、その音は儚くもあります。

 

ウトロの港ではシロザケの荷揚げ作業が行なわれていました。
ヒグマだけでなく知床に住む多くの生物の命を支えているサケやマス。
そして、僕ら人間の胃も食卓では幸福感と共に満たしているのです。
これから港を出る大きなトラックへ次々と積み込まれて、
また別の旅の果てに僕らに前にやってくることでしょう。

** I to U つよし**

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