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白内障手術終了時にベガモックス結膜下注射の安全性と有効性

2012年02月13日 14時45分33秒 | コンタクトレンズ

みなさん、こんにちは

白内障手術についてのお話です。白内障は、誰もが加齢にともなってなってしまう病気です。視力回復のためには手術が必要になります。最近の白内障手術は小切開手術が主流となり日帰り手術も可能になりより身近な手術となりました。しかし簡単な手術という訳ではございません。

当院でも日帰り白内障手術を実施しております。

非常に稀ではありますが一旦起こってしまえば視力低下をきたし最悪な場合は失明の可能性のある合併症である眼内炎というのがあります。手術を受ける患者さんにとってはもちろんのこと術者としても最も避けたい合併症の1つです。

今日勉強した論文を紹介します。「あたらしい眼科 29(1)99-102 2012  」野島病院眼科の松浦先生の白内障術後のモキシフロキサシン結膜下注射の安全性と有効性という論文です。

モキシフロキサシンとは商品名 ベガモックス点眼液0.5%(アルコン社)のことです。

白内障手術終了時に広域抗生剤のベガモックスを結膜下注射することにより白内障手術終了時から6時間にかけて眼内での抗生剤の濃度を高いまま持続できる可能性があるというものでした。

今までは別の抗生剤5mlを点眼し終了しておりました。それでも眼内炎という重篤な細菌感染は起こっておりませんが、今後の手術では安全性を確認しながら実施していく予定です。

 

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目に関する相談は当院まで
大阪府 茨木市の眼科 白内障・緑内障・飛蚊症・コンタクトレンズ・加齢黄斑変性症 OCT設備もある
くぼた眼科 院長 久保田泰隆
 

 

 

今日も最後まで読んでいただきましてありがとうございました 

 

眼内レンズ挿入 白内障手術

 


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