塩哲の空即是色

日々の徒然日記

ミュージアム巡り 文明開化とくらし 岩倉使節団の大礼服

2014-04-25 05:40:38 | ミュージアム巡り_2014
 制服制度の調査は、明治4年11月から明治6年9月まで、欧米
各国を訪問していた岩倉具視使節団にも命じられ、大礼服の制定
は政府と使節団の双方で同時に行われている。
 この文書は、政府と使節団とのやり取りを記した「本朝公信」
で、制定を巡る中、文中には“裁縫ニいささカ異同之処モ之有”と
あるように、双方で制定した異なるデザインが出来上がったとあ
る。

 次の図は「有爵大礼服の定め」で、明治17年7月に華族令とし
て布告され、同年10月25日に宮内省乙第8号により有爵者大礼服
が定められた。
 ここには、肩にエポレットをつけた燕尾服型で、襟と袖につけ
たビロードの紫・緋・桃・浅黄・黄の色によって、公・候・伯・
子・男の五爵を区分された。

 ここに伯爵の大礼服の写真が展示されていた。襟と袖、帽子の
一部に桃色が使われている。この服は、津和野藩主・亀井茲常が
着用していたもの。
(国立公文書館 千代田区北の丸公園3-2)


Weekdayの麺処巡り 今川 で らーめん鶏

2014-04-24 20:07:08 | 麺_2014
 本日24日、中野区野方でオープンした「麺処 今川」へGO。

 こちらの今田店主は、東十条の「麺処 ほん田」で修行されてお
り、系列で言えば“こうじグループ”“の“ほん田”系なのかな。
屋号は“今田”さんと“川久保”さんの頭を取って命名。

 メニューは「らーめん魚」と「らーめん鶏」の2タイプで、こ
れにそれぞれトッピングが用意されている。
 夜の部に伺った。私の隣に座った方が「ほん田」のスタッフの
方で、いろいろと話を伺った。今度は久しぶりに「ほん田」へ味
わいに伺おう。
 券売機で「らーめん鶏」780円のチケットを買ってカウンター
奥へ。今田店主へお祝いの挨拶をして、厨房作業を眺める。

 そして、注目の一杯が目の前に。濃いブラウンに染め上がった
スープ、口に含むと紫(醤油)の香りがホンワリと伝わり、これは
旨い。鶏と醤油が絶妙に絡み合って、旨いスープに仕上がってい
る。

 このスープに、心の味食品(中華蕎麦とみ田)の極太手もみ麺が
爽やかに泳いでいるようで、これこそスープと麺の和合である。
 隣に座られた「ほん田」スタッフの「らーめん魚」のスープを
二口ほど頂いたところ、これまた塩味で素晴らしい旨ウマ。次回
伺えば、“魚”を頂こう。
 思っていた以上にクオリティの高い一杯、ご馳走様でした。

麺処 今川
中野区野方5-25-3 03-3337-6588
11:00~15:00、18:00~23:00 月曜定休日

ミュージアム巡り 文明開化とくらし 大礼服着用日

2014-04-24 05:38:56 | ミュージアム巡り_2014
 大礼服の制定を受け、明治5年11月29日に制定された太政官
布告第373号により、新年朝拝、元始祭、新年宴会、伊勢両宮例
祭等を大礼服着用日として定められた。
 改暦のため、明治5年12月3日を明治6年1月1日とする直前
にあったため、布告が発せられてから明治6年の新年まで、わず
か3週間。そのため、大礼服の調整が間に合わず、衣冠や直垂等
を代用して新年朝拝に参加する者が多かったという。
(国立公文書館 千代田区北の丸公園3-2)


Weekdayの麺処巡り 四季のラーメン 春コンソメヌードル

2014-04-23 19:05:16 | 麺_2014
 一風堂の河原代表が四季折々に振る舞われる「四季のラーメン」
第二章「春」が、本日、一風堂銀座店で提供された。

 タイトルは「黄金に煌く超絶コンソメヌードル」。博多地鶏に熊
本和牛、春野菜で煮込んだスープ、フランスパン専用の粉とトリュ
フ塩の麺、ローストビーフや春野菜、フランスパンと鶏のリエット
が箸休めに付き、お代は1,500円。11時から20時まで400食。
 この食材を伺うだけで、それぞれ想像してしまうスープと、器の
中の容姿。楽しみだ。

 まず、先に登場したのは、鳥越製粉のフランス産小麦を使用され
たフランスパン「ドヌール」と、はかた地鶏のリエット。これ練り
物をパンに塗りほおばると、リッチな気分を醸し出してくれる。

 そしてメインが目の前に。ブラウンに染められたスープをすする
と、牛と香味野菜で香り豊かなコンソメ風味が舌の上を転がり蕾に
爽やかな囁きを伝えてくれる。その後から喉元をくすぐるように落
ちていく。エクストラヴァージンオリーブオイルの風味も、ほのか
に立ち上がり、素晴らしい効果を生み出している。

 麺は少量、ドニュールパンと同じ小麦粉が使われ、トリュフ塩が
隠し味だそうで、カチッとしたコシのあるタイプがコンソメスープ
に和合している。この麺、もう少し多く味わいたい。
 その他、ローストビーフやサイコロ状の和牛スネ肉、ホワイト&
グリーンアスパラ、スナップエンドウなど春野菜が散りばめられて
いる。それに舌にまとわりつくような粘りけは、パルミジャーノチ
ーズがさりげなく潜んでおり、スープに絡みついて良いものだ。感
動した一杯、ご馳走様でした。

 お土産は「Zuzutto」の文字が染め抜かれた日本手ぬぐい。
 最後に河原代表に味の感想をお伝えすると、
「次の四季ラーメン・夏は京都で振る舞います」とのこと。

ミュージアム巡り 文明開化とくらし 御軍服

2014-04-23 05:42:39 | ミュージアム巡り_2014
 明治天皇は、明治5年になってはじめて洋服を着用された。それ
により、翌年に天皇の「御軍服」の図が定められている。
 御軍服のデザインは、欧州各国の皇帝の服制を参考にされて作成
された。

 次の写真は、明治12年頃に撮られた元老院議官の集合写真。
 前列左より、山口尚芳、東久世通禧、柳原尚光、有栖川熾仁親王、
河野敏鎌、大給恒、斎藤利行。
 中列左より、河田景典、田中不二麿路、宍戸環、佐野常民、山尾
庸三、津田出、中島信行、黒田清輝。
 後列左より、伊集院兼宣、伊丹重賢、楠田英世、大久保一翁、永
山盛輝、津田眞道。
 この写真を見ると、陸軍正装の津田出以外は文官大礼服を着用し
ている。ところが各自の服装は、明治5年の服制を元にした大礼服
や岩倉具視使節団の大礼服にならったものなど、独自のデザインで
調整されており揃っていない。
(国立公文書館 千代田区北の丸公園3-2)