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次は歌川広重の「東海道五十三次之内 日本橋 朝之景」で1930~
43年頃の有名な作品。
当時、東海道には53箇所の宿場があり“五十三次”とあるものの、
広重は同シリーズを55枚描いている。プラス2枚は、その起点の日
本橋と終点の三条大橋が加えられている。
この絵では東海道側(橋の南側)から中仙道(北側)を向いて描
いており、橋の上の大名行列は、まさに東海道に向かっている。早
朝の行列の始まりでもある。
広重の真骨頂は、左右の門に魚河岸職人と犬が半分ほど隠れてい
るところで、絵を見た人に裏のドラマを想像してもらおうと、わざ
と隠しているのだ。このあたりにも、ゴッホやピカソに影響を与え
たポイントではないだろうか。
江戸東京博物館(墨田区横綱1-4-1)
43年頃の有名な作品。
当時、東海道には53箇所の宿場があり“五十三次”とあるものの、
広重は同シリーズを55枚描いている。プラス2枚は、その起点の日
本橋と終点の三条大橋が加えられている。
この絵では東海道側(橋の南側)から中仙道(北側)を向いて描
いており、橋の上の大名行列は、まさに東海道に向かっている。早
朝の行列の始まりでもある。
広重の真骨頂は、左右の門に魚河岸職人と犬が半分ほど隠れてい
るところで、絵を見た人に裏のドラマを想像してもらおうと、わざ
と隠しているのだ。このあたりにも、ゴッホやピカソに影響を与え
たポイントではないだろうか。
江戸東京博物館(墨田区横綱1-4-1)