Weekendの麺処巡り がんこ池袋 で ツキノワグマの塩

　先日の15日に高田の「べんてん」に並んだ時、常連さんから17
日に「がんこ池袋」でSP麺が振る舞われることを伺い、なんとその
食材が「熊」。
　確認のためにLUIS店主に連絡をすると“本当だよ、八ヶ岳で獲れ
た熊で、その肉から骨から、もちろん熊の手＆足も入れちゃうよ“。
　以前、開高健のエッセイで中国か香港へ行った時、熊の手を食し
たレポを読んだことがあり、熊は蜂蜜を食べる時に器用に手を使う
ことがつづられていた。蜜をタップリふくんだ熊の手は旨いんだそ
うな。
　新宿舟町を後に、再び池袋へ。

　開店前にLUISさんに伺うと、熊はツキノワグマで、その肉は8kg
を使用。熊チャーシューは80枚用意されているという。ジビエであ
るだけに、獣の臭みをどう解消するか、悩んだという。
　さて、開店。店頭には、私と同じく多くのファンが詰めかけてい
た。店内はいつもと違う薫りが漂っており、期待もあり、少々完食
できるか不安もよぎる。

　味は塩と醤油のセレクトが出来るので、塩でお願いした。登場し
た器には2タイプの熊の肉チャーシューがのっている。ローストベ
アとフライパンで軽くソテーしたフィレベア。

　まずはスープをすする。心配した獣の臭みはなく、芳ばしい旨味
が口の中に広がる、旨いぞ。そして、熊の肉をほおばってみる。そ
れほど堅くはなく、これも旨い。牛タンを少々堅くしたような感じ。
　麺もスープもどんどん進み、完食。ツキノワグマ、旨かった、ご
馳走様。