先日、柳ヶ瀬あい愛ステーションでライヴをした日のことです。
柳ヶ瀬の街を歩いていると、足元に10円玉が3枚落ちていました。
普通なら、30円くらいなら『まぁいいか』と拾ってポケットに入れてしまうところですが、近くに小さな子供がいて、僕が拾うところを見てたんです。
僕は、子供たちの前では絶対に正しい事をすると決めているんです。
例えば、どう考えても絶対に車の来ない赤信号でも、青になるまで待つとか、そう言う小さな子とですけど、彼らにルールを守ると言う事は大切な事なんだと言う事を実感として知ってもらうためには態度で示すのが一番ですから。
と言う訳で、そのお金は届けようと思って、交番を探したんですが、おあつらえ向きにすぐ近くにお巡りさんがいました。
僕はそのお巡りさんの方へ歩いて行って、まず小さな声で『すみません、すぐそこでこれを拾ったんですが、子供たちが見ていたので申し訳ないですけど付き合ってもらえますか?』と声をかけました。
するとそのお巡りさんは『分かりました』と言ってくれました。
僕はもう一度、少し大きな声で『さっき、そこでお金を拾ったので、届けたいんですけど』と言ったんですね。
するとお巡りさんは『それは、本当にご協力感謝します』と言って、快く受け取ってくれたんですね。
ちゃんと正規の手続きで受け取りの確認もしてくれて。
見ていた子供たち、お金を拾ったらお巡りさんに届けなくてはいけないと言う事、分かってくれたかなぁ・・・?
そして昨日、僕の家に岐阜中警察署から手紙が届きました。
内容は、30円を拾得物として預かりました、と言う内容でした。
何か、かえって申し訳なかったような気もしますが、これも子供たちのためですからね。