僕は最近、デモテープを制作するのにコンデンサーマイクを利用しています。
それまではずっと、ダイナミックマイクのSM58を使っていたんですが、どうしても音に納得ができなくなって、コンデンサーマイクとマイクプリアンプを購入しました。
マイクプリアンプは、当初は真空管を使ったタイプを買おうと思っていたんですが、何となくイメージで、要らないノイズが乗りそうだと思って、真空管をシュミレートしたトランジスタのタイプにしました。
結果としては大満足で、思ったとおりの音になりました。
さて、ダイナミックマイクとコンデンサーマイク、分かる人は分かると思うんですけど、分からない人はその違いが全くわからないと思います。
ダイナミックマイクは、音の振動に反応して振動をする部分があって、その振動を電気信号に変換することで音を入力すると言う構造です。
とてもシンプルで扱いが簡単、頑丈なのが特徴です。
コンデンサーマイクは、金属を蒸着したフィルムと電極の間に電圧をかけて、フィルムを振動させると、それに比例した信号電圧が得られると言う原理を使って音を入力すると言う、面倒くさい事をしているマイクです。
金属を蒸着したフィルムと電極の間に電圧をかけなければいけないので、マイクに電源が必要なんです。
複雑な構造なので、取り扱いはとても面倒くさくて、壊れやすいです。
衝撃や湿気に弱いコンデンサーマイクは、保管するのにも注意が必要で、乾燥剤と一緒に元のケースに入れておかなくてはいけないんです。
乾燥剤と言うのは、ある程度の期間利用したら効果がなくなるどころか逆効果になってしまうので、定期的に新しい物に取り替えてやらなくてはいけないんです。
と言うわけで、コンデンサーマイクの保管のために使う乾燥剤として、僕は誰かから貰ったお土産のお菓子などに入っている乾燥剤のうち、綺麗な物をラップで包んで保存しています。
コンデンサーマイクを買う前は何も考えずに捨ててしまっていた乾燥剤ですけど、今はとても重宝しています。