遅ればせながら、織田信長とその妻である濃姫の人生を描いた映画『Legend and Butterfly』を見てみました。
多分わかっている人が多いと思いますが、一応書いておくと『Butterfly』は濃姫の別名が『帰蝶』だからそう言うタイトルになっているんでしょうね。
それはいいとして、あの岐阜信長まつりで大変な盛り上がりを見せた木村拓哉さん演ずる信長、映画ではどんな感じかなと思って興味はあったんですが、なかなか時間が取れず見られなかったんですけど、ちょっと前にようやく見てみたんです。
まずこの映画、人物の説明がほとんど、全くないですね。
木村拓哉さんが織田信長、綾瀬はるかさんが濃姫(帰蝶)というのはわかるとしても、あんまり歴史に詳しくない人だと『犬』と呼ばれている人が誰なのかとか全然わからないんじゃないかな、という気もしました。
多分『犬』は『犬千代』、後の前田利家ですね。
でもそれは気にならないような作りで、むしろ知らないうちに映画の中に引き込まれる感じでかえって良かったかなと思います。
やたらと新しい登場人物が出てくるたびに下の方に名前がテロップで出たりすると鬱陶しいような気もしますし。
それから、登場人物の方言もいい塩梅だったんじゃないでしょうか?
僕は中部地方の出身なので、美濃国の言葉も尾張国の言葉もわかりますけど、他の地方の人はすごく聞き取りにくいんじゃないかなと思いつつも、多分本当の織田信長や帰蝶、その他の人たちはもっとコテコテの尾張弁、美濃弁を使っていたんだろうと思いますので、何となく語尾で方言のイメージだけを漂わせる感じにしていたのは高評価です。
豊臣秀吉がコテコテの尾張弁を喋る描写は多くの映画やドラマに出てきますけど、なぜか織田信長は威厳ある武家言葉を喋るものが多くて、『本当の信長はもっとコテコテ尾張弁だろう』と思っていましたしね。
織田信長を描いた映画というと、どうしても桶狭間の戦いとか姉川の戦いとか長篠の戦いとか、合戦の描写に多くの時間が割かれているようなイメージだったんですけど、この映画に関しては合戦のシーンは比較的さらっと描かれている感じです。
比叡山延暦寺の焼き討ちはちょっと丁寧にというか、長めに描かれていましたけど、むしろ信長と帰蝶の夫婦関係の描写の方を丁寧にやっている感じでした。
しかし、せっかく信長と帰蝶が二人きりで外出した時になんであんなことが、というようなちょっと血なまぐさい出来事が描かれていて、これ、ちょっと嫌だなと思いました。
何というか、不幸な人々が本当にものすごく些細なことで命を落とす場面でしたから。
平和主義者の僕としてはちょっと・・・という感じでしたけど、不要なシーンだったかというとそうでもないかなとも思います。
さて、帰蝶と言えばあの美濃の蝮、斎藤道三の娘、美濃国の姫様ですから、多分結構キツい人だったんだろうなと思っていたんですけど、この映画でも結構キツい感じで描かれています。
何百年も前の人なので実際にはどんな人なのかを知ることはできませんけど、まぁ帰蝶の描き方は僕のイメージとかなり合っていましたし、凛とした綾瀬はるかさんの演技も良かったですよ。
ここまで全然触れてきませんでしたけど、木村拓哉さんの織田信長も、最初はキムタクだなぁと思っていましたが、ずっと見ていると織田信長に見えてきましたので、良かったと思います。
あまりにも若かりし頃の、帰蝶と出会ったばかりの信長が情けなく、貴重にやられっぱなしなのはどうなのか、と思いますが、映画ですから誇張して描くのは良いと思います。
ともかく史実と空想のバランスもなかなか良い映画だと思いました。
ちゃんと歴史上の出来事を描きつつ、映画の製作者の空想的な部分も織り込まれていて、何というか、超人的に描かれることが多い織田信長を人間的に描いているところが好感持てます。
しかしですね。
エンディングで少しだけがっかりしました。
当然最後は本能寺の変なんですけど、『もはやこれまで』というところで意外な展開があり、『おお、そうなっていたら面白いね』と思うようなハッピーエンドが、と思ったら・・・ということで、『え?やっぱりそっち?』と思ってしまったんです。
本当に最後の最後の直前まで『うんうん、大変な人生だったけどこれで二人は幸せに』とにこやかに見ていたんですけどね。
どうせ映画なんですし、史実と合わなくてもいいんです。
『そんな訳あるかい!』と思うような幸せな終わり方をしたって別にいいいんです。
見終わった後に『ああ、良かったね』と思えた方がスッキリしますしね。
あるいは製作陣は『そんなバカな話があるか』という評価をされるんじゃないかと少し腰が引けて、『でもやっぱり』とああいうエンディングにしたのかなという気もします。
しかし僕としては最後まであっちの路線で突っ走ってくれれば良かったのにと思いますけどね。
という訳で、エンディングは(このところかなり平和主義者な僕としては)少し残念な感じもしましたが、なかなかの大スペクタクルで描かれた信長と帰蝶の物語、面白かったです。
もう一度見たいかと言われると、3時間弱という上映時間が若干長いので、ちょっと腰が引けますけど、まぁ面白かったのでもう一度見てみてもいいかなと思います。
☆★☆ Information ☆★☆
【新譜情報】
【D-Helix Voyager】
<a href="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/0/4/04461065.jpg" title="voyager_blog" target="_blank"><img src="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/0/4/04461065-s.jpg" width="160" height="160" border="0" alt="voyager_blog" hspace="5" class="pict"></a>
発売日:2023年4月21日
収録曲数:12
価格:2500円
『Voyager』はその名の通り、無人宇宙探査機ボイジャーをイメージして書いた楽曲『Voyager』を核として制作されたアルバムです。
1977年に地球を旅立ったボイジャーは、太陽系をすべて旅してその真の姿を僕たちに届けてくれました。
そして、その旅立ちからすでに50年近くが経過しますが、今もボイジャーは故郷から遠く離れた場所を信じられないような高速で飛び続けています。
ボイジャーの旅は長く孤独な旅ですが、まだボイジャーが太陽系内にいたころは、地球ともやり取りがあり、真の意味で孤独ではなかったんじゃないかと思いますが、太陽系を出てしまってからの彼の旅は本当に孤独なものだと考えています。
唯一の望みは、いつの日かどこかの惑星に暮らす知的生命体に発見され、最後にして最大のミッションを果たすことですが、それがいつになるのか、また、その日が訪れることがあるのかは誰にもわかりません。
そんな旅を続けるボイジャーに思いを馳せて書き上げたのが『Voyager』という楽曲です。
ちなみにこの楽曲の中には『You』という言葉が何か所かに出てきますが、それが意味する対象はそれぞれ違っていたりします。
この『You』は誰を指しているのかな?と考えながら聴いていただければ、より深くこの楽曲を理解できるのではないかと思います。
今回のアルバムは12曲入りのフルアルバムですので、全楽曲が『Voyager』ではもちろんないわけで、収録曲全部でこのアルバムを形作っています。
中には『Voyager』に合わせて宇宙的なイメージの言葉から着想した楽曲もありますが、そうではない楽曲もあります。
そのうち1曲は前回リリースした『夢よりも儚き』のアレンジ版の楽曲で、この楽曲に関してはオリジナルがアップテンポだったのに対して、ちょっと大胆なアレンジを加えています。
どのようなアレンジでどんなイメージの楽曲になったか、ぜひお聴きいただきたい楽曲です。
アルバムのテーマは一つは『ボイジャー』ですが、もう一つ明確なテーマもあります。
それはボイジャーの旅がどういうものだったか、ということを考えた上でこれもテーマにしたらどうかと考えて選んだものです。
全曲を通して聴けばなるほどと必ずわかっていただけると思います。
最後になりますが、今回の収録曲中でかなり気に入っているのが『かくれんぼ』という楽曲です。
この楽曲のサビのイメージはずっと頭の中にあったものですが、うまく楽曲として表現することが出来ず、なかなか発表できないでいたメロディーラインなんですが、今回のレコーディング中にふと良いイメージが浮かんで完成することが出来ました。
切ない感じのメロディーラインと歌詞がお気に入りなんですが、レコーディング中は『何でこんなにハイトーンな歌を書いてしまったんだろう?』と思いつつ、苦労してレコーディングしたという思い出のある楽曲です。
本当は全楽曲お気に入りの自信作です。
ぜひお聴きください。
<a href="https://store.shopping.yahoo.co.jp/intermezzo-ltd/002014.html" target="_blank" title="">インテルメッツォYahoo店(アルバム『Voyager』のページ)</a>
【The 2nd Take Vol.01/Vol.02/Vol.03】
<a href="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/3/c/3c61f71d.jpg" title="The 2nd Take(web2)" target="_blank"><img src="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/3/c/3c61f71d-s.jpg" width="160" height="53" border="0" alt="The 2nd Take(web2)" hspace="5" class="pict"></a>
発売日:2022年8月4日
収録曲数:各12
価格:2500円
ちょっと前から動画配信サイトで『The First Take』という、一発録りの企画が人気になっています。
が、僕は特に録音音源に関しては、一発録りよりも多重録音によるレコーディングの方が精度の高い良い音ができると考えています。
ですので僕は必ず公に発表する音源は多重録音で推敲しつつ制作をしているわけです。
また、世間一般では(ではなく音楽業界ではかもしれませんが)『一度音源として発表したものは取り下げることもできなければアップデートすることも難しい』という考え方になっていますが、僕はそうではないと考えます。
一度はこれで完璧だと思って発表した音源でも、時間が経って自分のスキルや感性が以前よりも高まった時、以前の音源が完璧ではなく見えることもあるので、今のスキルや感性でもう一度作り直したい、と思うことは多々あります。
そんな思いを満たすためというか、今の自分にできる最高の音を聴いてもらいたいという思いから、これまで発表してきた音源のほとんどを見直し、作り直し、歌い直して作ったのが今回のアルバムです。
本来はいわゆるベスト盤みたいな感じで、特に直したいものだけを作るつもりだったんですが、作り始めたらあれもこれもということで、結局全36曲、アルバム3枚になってしまいました。
中には『前はこういうアレンジで出したけど、こういうアレンジも面白くない?』という感じで全くアレンジを変えてしまったものもありますし、新曲も含まれています。
今回のアルバムは2回目の製作ですので、『The First Take』をちょっともじって『The 2nd Take』としました。
是非お楽しみください。
【3月26日 - Happy Birthday my dearest girl -】
<a href="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/6/6/66166c86.jpg" title="march26" target="_blank"><img src="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/6/6/66166c86-s.jpg" width="160" height="160" border="0" alt="march26" hspace="5" class="pict"></a>
発売日:2022年3月26日
収録曲数:2
価格:500円
【Reimport】
<a href="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/b/8/b8579025.jpg" title="reimport" target="_blank"><img src="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/b/8/b8579025-s.jpg" width="160" height="160" border="0" alt="reimport" hspace="5" class="pict"></a>
sing @ MatchVox 1st album
発売日:2022年2月22日
収録曲数:14(7曲+カラオケ7曲)
価格:2400円
【Time Machine】
<a href="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/8/3/83880067.jpg" title="timemachine02" target="_blank"><img src="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/8/3/83880067-s.jpg" width="160" height="160" border="0" alt="timemachine02" hspace="5" class="pict"></a>
柳生伸也 5th album
発売日:2021年12月24日
収録曲数:10
価格:2400円
『柳生伸也』名義で発売するのは久しぶりのアルバムですが、これまでの様々な音楽経験からこれまでのアルバムとはまた違った音楽を作ることができるようになりましたので、その集大成的なアルバムになっています。
『I'm on your side』までのアルバムではあまりギターサウンドはフィーチャーしてきませんでしたが、今回のアルバムはギターサウンドも一つの魅力になっていると思います。
人生のステージもこれまでとは少し違ったものになりましたので、また新たな視点から歌詞を書くこともできるようになりました。
また、これまで出版していなかったオリジナル曲『Seed of peace』やこれまでに発表した楽曲の新たなアレンジバージョンなども収録してみました。
僕のこれまでとこれからを感じられるアルバムになっていると思いますので、是非お聴きください。
ご自身のお使いの配信サイトで『柳生伸也 Time Machine』と検索していただければヒットするのではないかと思います。
CD版が欲しいという方は
<a href="https://store.shopping.yahoo.co.jp/intermezzo-ltd/002009.html" target="_blank" title="">インテルメッツォYahoo店</a>
よりご購入下さい。
どうぞよろしくお願い致します。
【まだ見ぬ君に】
<a href="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/8/4/844422ab.jpg" title="madaminu_jkt" target="_blank"><img src="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/8/4/844422ab-s.jpg" width="160" height="160" border="0" alt="madaminu_jkt" hspace="5" class="pict"></a>
柳生伸也 8th single
発売日:2020年11月21日
収録曲数:6
価格:900円
2020年11月21日より僕の新曲『まだ見ぬ君に』が配信各社よりリリースされました。
初めて父になる気持ちを素直に歌った歌です。
今まさに同じような境遇にある人には『そうだなぁ』と共感してもらえたらありがたいですし、既にこういうことを経験したことのある人には『そうだったなぁ』と思ってもらえたらありがたいです。
まだそういう経験のない方には『そういうものなのかぁ』と思ってもらえたら嬉しいです。
メインのトラックはアレンジされたポップス調の楽曲ですが、同時に最初にデモを作ったピアノソロに似た感じのピアノソロ版も収録しましたので、それぞれお楽しみいただければと思います。
ご自身のお使いの配信サイトで『柳生伸也 まだ見ぬ君に』と検索していただければヒットするのではないかと思います。
CD版が欲しいという方は
<a href="https://store.shopping.yahoo.co.jp/intermezzo-ltd/001006.html" target="_blank" title="">インテルメッツォYahoo店</a>
よりご購入下さい。
どうぞよろしくお願い致します。
【カラオケ配信のお知らせ】
只今、インテルメッツォより楽曲配信中の楽曲がJoy Soundにてカラオケ配信中です。
歌唱可能な機種はJoy Soundの最新3機種『Joy Sound F1』・『Joy Sound MAX』・『Joy Sound MAX2』の3機種ですので、対応機種のないカラオケボックスでは歌っていただけません。
対応機種のある部屋のリモコンにて『柳生伸也』または『D-Helix』と検索していただくと、配信中の楽曲が一覧で出てきますのでお好きな楽曲を選んで歌ってください。
もしも歌いたい歌が検索に引っかからない場合は、リモコンの『いろいろ検索』の楽曲名もしくはアーティスト名で検索するとあるかもしれません。
ただし『いろいろ検索』は楽曲名およびアーティスト名の50音順にしか整理されていませんので、順番にページ送りして探していただく必要があります。
配信中の楽曲は2週間~1か月ほどで全て通常の検索に乗るようになりますので、通常検索で見つけられる楽曲は随時増えて行きます。
行くたびに『柳生伸也』や『D-Helix』の楽曲が増えていくのを楽しんでいただくのも良いかもしれません。
ぜひともカラオケボックスで『柳生伸也』や『D-helix』の楽曲を歌って楽しんでください!
多分わかっている人が多いと思いますが、一応書いておくと『Butterfly』は濃姫の別名が『帰蝶』だからそう言うタイトルになっているんでしょうね。
それはいいとして、あの岐阜信長まつりで大変な盛り上がりを見せた木村拓哉さん演ずる信長、映画ではどんな感じかなと思って興味はあったんですが、なかなか時間が取れず見られなかったんですけど、ちょっと前にようやく見てみたんです。
まずこの映画、人物の説明がほとんど、全くないですね。
木村拓哉さんが織田信長、綾瀬はるかさんが濃姫(帰蝶)というのはわかるとしても、あんまり歴史に詳しくない人だと『犬』と呼ばれている人が誰なのかとか全然わからないんじゃないかな、という気もしました。
多分『犬』は『犬千代』、後の前田利家ですね。
でもそれは気にならないような作りで、むしろ知らないうちに映画の中に引き込まれる感じでかえって良かったかなと思います。
やたらと新しい登場人物が出てくるたびに下の方に名前がテロップで出たりすると鬱陶しいような気もしますし。
それから、登場人物の方言もいい塩梅だったんじゃないでしょうか?
僕は中部地方の出身なので、美濃国の言葉も尾張国の言葉もわかりますけど、他の地方の人はすごく聞き取りにくいんじゃないかなと思いつつも、多分本当の織田信長や帰蝶、その他の人たちはもっとコテコテの尾張弁、美濃弁を使っていたんだろうと思いますので、何となく語尾で方言のイメージだけを漂わせる感じにしていたのは高評価です。
豊臣秀吉がコテコテの尾張弁を喋る描写は多くの映画やドラマに出てきますけど、なぜか織田信長は威厳ある武家言葉を喋るものが多くて、『本当の信長はもっとコテコテ尾張弁だろう』と思っていましたしね。
織田信長を描いた映画というと、どうしても桶狭間の戦いとか姉川の戦いとか長篠の戦いとか、合戦の描写に多くの時間が割かれているようなイメージだったんですけど、この映画に関しては合戦のシーンは比較的さらっと描かれている感じです。
比叡山延暦寺の焼き討ちはちょっと丁寧にというか、長めに描かれていましたけど、むしろ信長と帰蝶の夫婦関係の描写の方を丁寧にやっている感じでした。
しかし、せっかく信長と帰蝶が二人きりで外出した時になんであんなことが、というようなちょっと血なまぐさい出来事が描かれていて、これ、ちょっと嫌だなと思いました。
何というか、不幸な人々が本当にものすごく些細なことで命を落とす場面でしたから。
平和主義者の僕としてはちょっと・・・という感じでしたけど、不要なシーンだったかというとそうでもないかなとも思います。
さて、帰蝶と言えばあの美濃の蝮、斎藤道三の娘、美濃国の姫様ですから、多分結構キツい人だったんだろうなと思っていたんですけど、この映画でも結構キツい感じで描かれています。
何百年も前の人なので実際にはどんな人なのかを知ることはできませんけど、まぁ帰蝶の描き方は僕のイメージとかなり合っていましたし、凛とした綾瀬はるかさんの演技も良かったですよ。
ここまで全然触れてきませんでしたけど、木村拓哉さんの織田信長も、最初はキムタクだなぁと思っていましたが、ずっと見ていると織田信長に見えてきましたので、良かったと思います。
あまりにも若かりし頃の、帰蝶と出会ったばかりの信長が情けなく、貴重にやられっぱなしなのはどうなのか、と思いますが、映画ですから誇張して描くのは良いと思います。
ともかく史実と空想のバランスもなかなか良い映画だと思いました。
ちゃんと歴史上の出来事を描きつつ、映画の製作者の空想的な部分も織り込まれていて、何というか、超人的に描かれることが多い織田信長を人間的に描いているところが好感持てます。
しかしですね。
エンディングで少しだけがっかりしました。
当然最後は本能寺の変なんですけど、『もはやこれまで』というところで意外な展開があり、『おお、そうなっていたら面白いね』と思うようなハッピーエンドが、と思ったら・・・ということで、『え?やっぱりそっち?』と思ってしまったんです。
本当に最後の最後の直前まで『うんうん、大変な人生だったけどこれで二人は幸せに』とにこやかに見ていたんですけどね。
どうせ映画なんですし、史実と合わなくてもいいんです。
『そんな訳あるかい!』と思うような幸せな終わり方をしたって別にいいいんです。
見終わった後に『ああ、良かったね』と思えた方がスッキリしますしね。
あるいは製作陣は『そんなバカな話があるか』という評価をされるんじゃないかと少し腰が引けて、『でもやっぱり』とああいうエンディングにしたのかなという気もします。
しかし僕としては最後まであっちの路線で突っ走ってくれれば良かったのにと思いますけどね。
という訳で、エンディングは(このところかなり平和主義者な僕としては)少し残念な感じもしましたが、なかなかの大スペクタクルで描かれた信長と帰蝶の物語、面白かったです。
もう一度見たいかと言われると、3時間弱という上映時間が若干長いので、ちょっと腰が引けますけど、まぁ面白かったのでもう一度見てみてもいいかなと思います。
☆★☆ Information ☆★☆
【新譜情報】
【D-Helix Voyager】
<a href="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/0/4/04461065.jpg" title="voyager_blog" target="_blank"><img src="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/0/4/04461065-s.jpg" width="160" height="160" border="0" alt="voyager_blog" hspace="5" class="pict"></a>
発売日:2023年4月21日
収録曲数:12
価格:2500円
『Voyager』はその名の通り、無人宇宙探査機ボイジャーをイメージして書いた楽曲『Voyager』を核として制作されたアルバムです。
1977年に地球を旅立ったボイジャーは、太陽系をすべて旅してその真の姿を僕たちに届けてくれました。
そして、その旅立ちからすでに50年近くが経過しますが、今もボイジャーは故郷から遠く離れた場所を信じられないような高速で飛び続けています。
ボイジャーの旅は長く孤独な旅ですが、まだボイジャーが太陽系内にいたころは、地球ともやり取りがあり、真の意味で孤独ではなかったんじゃないかと思いますが、太陽系を出てしまってからの彼の旅は本当に孤独なものだと考えています。
唯一の望みは、いつの日かどこかの惑星に暮らす知的生命体に発見され、最後にして最大のミッションを果たすことですが、それがいつになるのか、また、その日が訪れることがあるのかは誰にもわかりません。
そんな旅を続けるボイジャーに思いを馳せて書き上げたのが『Voyager』という楽曲です。
ちなみにこの楽曲の中には『You』という言葉が何か所かに出てきますが、それが意味する対象はそれぞれ違っていたりします。
この『You』は誰を指しているのかな?と考えながら聴いていただければ、より深くこの楽曲を理解できるのではないかと思います。
今回のアルバムは12曲入りのフルアルバムですので、全楽曲が『Voyager』ではもちろんないわけで、収録曲全部でこのアルバムを形作っています。
中には『Voyager』に合わせて宇宙的なイメージの言葉から着想した楽曲もありますが、そうではない楽曲もあります。
そのうち1曲は前回リリースした『夢よりも儚き』のアレンジ版の楽曲で、この楽曲に関してはオリジナルがアップテンポだったのに対して、ちょっと大胆なアレンジを加えています。
どのようなアレンジでどんなイメージの楽曲になったか、ぜひお聴きいただきたい楽曲です。
アルバムのテーマは一つは『ボイジャー』ですが、もう一つ明確なテーマもあります。
それはボイジャーの旅がどういうものだったか、ということを考えた上でこれもテーマにしたらどうかと考えて選んだものです。
全曲を通して聴けばなるほどと必ずわかっていただけると思います。
最後になりますが、今回の収録曲中でかなり気に入っているのが『かくれんぼ』という楽曲です。
この楽曲のサビのイメージはずっと頭の中にあったものですが、うまく楽曲として表現することが出来ず、なかなか発表できないでいたメロディーラインなんですが、今回のレコーディング中にふと良いイメージが浮かんで完成することが出来ました。
切ない感じのメロディーラインと歌詞がお気に入りなんですが、レコーディング中は『何でこんなにハイトーンな歌を書いてしまったんだろう?』と思いつつ、苦労してレコーディングしたという思い出のある楽曲です。
本当は全楽曲お気に入りの自信作です。
ぜひお聴きください。
<a href="https://store.shopping.yahoo.co.jp/intermezzo-ltd/002014.html" target="_blank" title="">インテルメッツォYahoo店(アルバム『Voyager』のページ)</a>
【The 2nd Take Vol.01/Vol.02/Vol.03】
<a href="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/3/c/3c61f71d.jpg" title="The 2nd Take(web2)" target="_blank"><img src="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/3/c/3c61f71d-s.jpg" width="160" height="53" border="0" alt="The 2nd Take(web2)" hspace="5" class="pict"></a>
発売日:2022年8月4日
収録曲数:各12
価格:2500円
ちょっと前から動画配信サイトで『The First Take』という、一発録りの企画が人気になっています。
が、僕は特に録音音源に関しては、一発録りよりも多重録音によるレコーディングの方が精度の高い良い音ができると考えています。
ですので僕は必ず公に発表する音源は多重録音で推敲しつつ制作をしているわけです。
また、世間一般では(ではなく音楽業界ではかもしれませんが)『一度音源として発表したものは取り下げることもできなければアップデートすることも難しい』という考え方になっていますが、僕はそうではないと考えます。
一度はこれで完璧だと思って発表した音源でも、時間が経って自分のスキルや感性が以前よりも高まった時、以前の音源が完璧ではなく見えることもあるので、今のスキルや感性でもう一度作り直したい、と思うことは多々あります。
そんな思いを満たすためというか、今の自分にできる最高の音を聴いてもらいたいという思いから、これまで発表してきた音源のほとんどを見直し、作り直し、歌い直して作ったのが今回のアルバムです。
本来はいわゆるベスト盤みたいな感じで、特に直したいものだけを作るつもりだったんですが、作り始めたらあれもこれもということで、結局全36曲、アルバム3枚になってしまいました。
中には『前はこういうアレンジで出したけど、こういうアレンジも面白くない?』という感じで全くアレンジを変えてしまったものもありますし、新曲も含まれています。
今回のアルバムは2回目の製作ですので、『The First Take』をちょっともじって『The 2nd Take』としました。
是非お楽しみください。
【3月26日 - Happy Birthday my dearest girl -】
<a href="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/6/6/66166c86.jpg" title="march26" target="_blank"><img src="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/6/6/66166c86-s.jpg" width="160" height="160" border="0" alt="march26" hspace="5" class="pict"></a>
発売日:2022年3月26日
収録曲数:2
価格:500円
【Reimport】
<a href="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/b/8/b8579025.jpg" title="reimport" target="_blank"><img src="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/b/8/b8579025-s.jpg" width="160" height="160" border="0" alt="reimport" hspace="5" class="pict"></a>
sing @ MatchVox 1st album
発売日:2022年2月22日
収録曲数:14(7曲+カラオケ7曲)
価格:2400円
【Time Machine】
<a href="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/8/3/83880067.jpg" title="timemachine02" target="_blank"><img src="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/8/3/83880067-s.jpg" width="160" height="160" border="0" alt="timemachine02" hspace="5" class="pict"></a>
柳生伸也 5th album
発売日:2021年12月24日
収録曲数:10
価格:2400円
『柳生伸也』名義で発売するのは久しぶりのアルバムですが、これまでの様々な音楽経験からこれまでのアルバムとはまた違った音楽を作ることができるようになりましたので、その集大成的なアルバムになっています。
『I'm on your side』までのアルバムではあまりギターサウンドはフィーチャーしてきませんでしたが、今回のアルバムはギターサウンドも一つの魅力になっていると思います。
人生のステージもこれまでとは少し違ったものになりましたので、また新たな視点から歌詞を書くこともできるようになりました。
また、これまで出版していなかったオリジナル曲『Seed of peace』やこれまでに発表した楽曲の新たなアレンジバージョンなども収録してみました。
僕のこれまでとこれからを感じられるアルバムになっていると思いますので、是非お聴きください。
ご自身のお使いの配信サイトで『柳生伸也 Time Machine』と検索していただければヒットするのではないかと思います。
CD版が欲しいという方は
<a href="https://store.shopping.yahoo.co.jp/intermezzo-ltd/002009.html" target="_blank" title="">インテルメッツォYahoo店</a>
よりご購入下さい。
どうぞよろしくお願い致します。
【まだ見ぬ君に】
<a href="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/8/4/844422ab.jpg" title="madaminu_jkt" target="_blank"><img src="https://livedoor.blogimg.jp/shinya_yagyu/imgs/8/4/844422ab-s.jpg" width="160" height="160" border="0" alt="madaminu_jkt" hspace="5" class="pict"></a>
柳生伸也 8th single
発売日:2020年11月21日
収録曲数:6
価格:900円
2020年11月21日より僕の新曲『まだ見ぬ君に』が配信各社よりリリースされました。
初めて父になる気持ちを素直に歌った歌です。
今まさに同じような境遇にある人には『そうだなぁ』と共感してもらえたらありがたいですし、既にこういうことを経験したことのある人には『そうだったなぁ』と思ってもらえたらありがたいです。
まだそういう経験のない方には『そういうものなのかぁ』と思ってもらえたら嬉しいです。
メインのトラックはアレンジされたポップス調の楽曲ですが、同時に最初にデモを作ったピアノソロに似た感じのピアノソロ版も収録しましたので、それぞれお楽しみいただければと思います。
ご自身のお使いの配信サイトで『柳生伸也 まだ見ぬ君に』と検索していただければヒットするのではないかと思います。
CD版が欲しいという方は
<a href="https://store.shopping.yahoo.co.jp/intermezzo-ltd/001006.html" target="_blank" title="">インテルメッツォYahoo店</a>
よりご購入下さい。
どうぞよろしくお願い致します。
【カラオケ配信のお知らせ】
只今、インテルメッツォより楽曲配信中の楽曲がJoy Soundにてカラオケ配信中です。
歌唱可能な機種はJoy Soundの最新3機種『Joy Sound F1』・『Joy Sound MAX』・『Joy Sound MAX2』の3機種ですので、対応機種のないカラオケボックスでは歌っていただけません。
対応機種のある部屋のリモコンにて『柳生伸也』または『D-Helix』と検索していただくと、配信中の楽曲が一覧で出てきますのでお好きな楽曲を選んで歌ってください。
もしも歌いたい歌が検索に引っかからない場合は、リモコンの『いろいろ検索』の楽曲名もしくはアーティスト名で検索するとあるかもしれません。
ただし『いろいろ検索』は楽曲名およびアーティスト名の50音順にしか整理されていませんので、順番にページ送りして探していただく必要があります。
配信中の楽曲は2週間~1か月ほどで全て通常の検索に乗るようになりますので、通常検索で見つけられる楽曲は随時増えて行きます。
行くたびに『柳生伸也』や『D-Helix』の楽曲が増えていくのを楽しんでいただくのも良いかもしれません。
ぜひともカラオケボックスで『柳生伸也』や『D-helix』の楽曲を歌って楽しんでください!