『時は金なり』という諺、僕たちは『時間はお金と同じように大切なものだから、無駄にしてはいけない』という意味だと習いましたが、これはもともとはアメリカの諺なんですよね。
『Time is money』と言うのがそうなんですが、アメリカ人は僕たちとはちょっと違う感覚でこの言葉をとらえていると言う事です。
その意味と言うのは、まさにそのままで、『時間はお金です』と言うことで、『労働時間に見合うだけのお金をもらいなさい』と言う意味です。
そうなんだ、と思ったんですけど、この言葉はアメリカの建国の父ともいわれる政治家『ベンジャミン・フランクリン』と言う人の言葉です。
ベンジャミン・フランクリンは100ドル紙幣の肖像画の人物です。
彼の著書『Advice to a Young Tradesman（邦題：若き商人への手紙）』の中に『Remember that time is money』という言葉があり、彼は自伝の中で彼の信念を13項目にまとめているんですが、そのうちの『勤勉』の項目に『時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし』と書いているんですね。
つまり、日本人の考える『時は金なり』の諺の意味に近いことを書いているわけですね。
と言うことは、アメリカ人たちは『Time is money』の本当の意味も知らずにその言葉を使っていると言うのが本当のところなんじゃないかと思います。
アメリカ人の諸君、もう少し行間を読む練習や物事を深く考える習慣を身につけたほうが良くないかね？
さて、今日はSyncopation Communicationの公開日です。
今日7月13日は『日本標準時制定記念日』です。
1886年7月13日に、東経135度を日本標準時とし、1888年1月1日よりこれを実施するという内容の勅令第51号「本初子午線経度計算方及標準時ノ件」が公布されたことに由来しての記念日です。
と言う訳で今回は『時は金なり』と言うテーマで、時間についてメッセージ頂きました。
若干あいまいなテーマで申し訳ありませんでしたけど、楽しいメッセージをありがとうございました。
それではホームページの『Radio』のページでお楽しみください。
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