昨日、新聞の折り込み広告を見ていました。
某K電気の広告を見て気になったのは一枚目の写真の見出しです。
『家庭でいちばん電気を消費するものは冷蔵庫です』
なるほどなるほど、と思って見てみると、凡その年間の電気代が書いてありました。
例えば写真の三菱の370リットルの冷蔵庫の年間の電気代は約9,900円ですね。
価格は84,800円です。
でも、今は別に冷蔵庫は欲しくないので、他の家電の広告を見る事にしました。
そろそろ新しいコンピューターが欲しいなぁと思いながらふとエアコンのコーナーに目を留めると・・・。
富士通のこのエアコン、年間の電気代は約35,300円だそうです。
あれ?家庭でいちばん電気を消費するのは、冷蔵庫じゃ無かったでしたっけ?
これを見ると、エアコンの方が電気を使っているような・・・。
冷蔵庫の買い替えを促進するための言葉にしても、ちょっと悪意を感じますね。
最近良く、年間の電気代がいくら安くなると言うことを売りにした製品が沢山ありますが、考えてみると、年間の電気代が今よりも1,000円安くなる冷蔵庫を買ったとして、その冷蔵庫が84,800円だとすると、浮いた電気代をその冷蔵庫の購入代金で相殺するには、85年かかる、と言う事ですね。
仮に電気代が半分になるとしても、少なくとも30年以上はかかる、と言う事ですね。
気の長い話です。