先日、収録に行った時の事です。
前の収録で、2台あるMDのうち、MD1が使えなくなっていた事は意識していたので、MDはジングルだけ使う事にして、他の音楽は全てCDで演奏するようにキューシートを書いていました。
スタジオに入ってスタンバイすると、前回と同じようにMD1にA4の紙が貼ってあって、読みにくい文字で『使用できません』と書いてあるかと思ったら、少し様子が変わっていました。
A4の紙が少し曲がっていて、『使用でき』までが読めて、その隣に上向きの矢印、その下に『一番上のSONYに変更してあります』と書かれていました。
そうか、MD1はラック上段の1UラックサイズのMDになっているんだと理解して、一度試しにそのSONYのデッキにMDを入れて演奏開始してみました。
でも、普段のMD1と同じ位置までフェーダーを上げると、妙に音量が大きく、VUメーターもかなり大きく振れていたので、とても使いにくかったです。
というわけで、せっかく代役を立ててもらって申し訳ないですが、使い慣れたMD2だけを使って、予定通りMD1は使いませんでした。
早くMD1を修理してもらって、以前の状態に戻るといいなぁと思って、その旨スタッフに伝えると、『ああ、そのうちMDは廃止して、MP3に変更しようかなぁと思っているんですよ』と軽く言われてしまいました。
まぁ、MP3の方が便利でいいですけどね。
MDも、すっかり過去のメディアになってしまいましたね。