このところ、ライヴで使用しているのはKORGのTR61と言うシンセサイザーです。
TR61の特徴はその軽さで、その割に多機能と言うところです。
一般的なライヴ用の軽いシンセサイザーは、演奏する事に特化した物が多いんですけど、TR61はワークステーションとしての機能もちゃんと持っているので、とても便利なんです。
ワークステーションと言うのは、音源とシーケンサーが一つの筐体に収められているシンセサイザーの事で、僕のTRはサンプリング拡張ボードも搭載したので、サンプラーまで使えるんですよね。
だから、バッキングに生ギターの音とかコーラスやハーモニーまで入れる事が出来るんです。
そんなわけで、この頃はその機能をフルに生かしたバッキング作りを頑張っているところなんです。
既に『浅き夢見じ』と『塞翁が馬』は出来上がっていたんですが、昨日、この歌のバッキングを作ってみました。
『君住む街を』です。
この歌は、これまでずっとライヴではアコースティックで聴いてもらっていたんですが、せっかくなので生でもオリジナルの雰囲気を感じてもらえるようにしたいなぁと思ったんですよね。
オリジナルの特徴的なストリングスのイントロは、鈍行列車がゆっくりと走るシーンをイメージして作ったフレーズなんですが、残念ながらTRの音源にはあのフレーズで使っているスタッカートのストリングスと言う音色は無いので、ゲートタイムで何となくそうなるようにしてみました。
僕としては、結構いい感じで出来たと思うので、ぜひ、生で聴いてもらいたいです。
次回の柳ヶ瀬(7月24日)には使いたいなぁと思ってます。
ついでに、いくつかカバー曲も作ってみました。
例えばこんなのです。
そのうちどこかで使いたいと思います。
しかし、元となるデータはパソコンで作るのでいつもの作業ですけど、シンセサイザーでの最後の編集は、モニターが小さくて一度に把握できる情報が少なくて時間がかかるし、何よりも見難くて目が疲れます。