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2008年7月23日マキシシングル『青空』をリリース!
柳生伸也のblog

未来の太陽

2010-11-20 09:54:36 | 雑記
昨日、ナショナルジオグラフィックの話題になったので、このところのニュースの中で、ナショナルジオグラフィック関連の面白い物を紹介したいと思います。

これは、初めて発見された天の川銀河以外で生まれたの惑星の写真です。
HIP 13044bと名づけられたこの惑星は、天の川銀河を取り巻く恒星のストリームの中で発見されました。
このストリームは、約60億年前に天の川銀河と衝突した矮小銀河の残骸なんだそうです。

HIP 13044bは赤色巨星の周りを周回しているそうです。
赤色巨星と言うのは、恒星がその寿命を終えたときの姿です。
大気が膨張して、赤色巨星の半径は地球の公転軌道半径ほどの大きさになります。

つまり、HIP 13044bとその赤色巨星は、今から50億年ほど先の未来の太陽と太陽系の惑星の姿を見せていてくれる事になりますね。
赤色巨星はその引力で周りの物を全て飲み込んでいくと言う事を昔聞いたことがありますが、HIP 13044bは飲み込まれずに助かっているんですね。

太陽がその寿命を終えるとき、地球とその他の太陽系の惑星はどうなるんでしょうね?
太陽系の惑星はHIP 13044bのようにかろうじてその姿をとどめるのか、あるいは赤色巨星になった太陽に飲み込まれてしまうのか。

何れにしても、興味深い写真ですね。