手作りの趣味を持つ「お絵描きやさん」

北海道産のパートナーNと暮らすワーキングババ
娘3人・孫ッチが3人、休みなし
品川生まれの品川育ちです

岩手がっぱりあげずぼっぽ⑳遠野伝承館(前半)

2015年12月07日 | 旅行

遅いランチも終わり、さて伝承園に向かいます

伝承園は遠野の古い農家の生活を再現したところで

建物だけでなく、行事・民話・民芸品製作などが体験できるそうです

駐車場から園の入り口に向かう途中で映画「カッパのクゥと夏休み」の看板発見

2007年のアニメ映画、ずいぶん古いなーと思って近づくと「顔出し看板」でした(穴2つバージョン)

映画の中で主人公とカッパのクゥは岩手・遠野での旅をしていたっけ

入り口は1850年頃の納屋を移築

元々、農家で物置や作業場として使われていたと同時に、玄関や門の代わりにもなっていた建物

(入園チケット)

入園してすぐ右側にある佐々木喜善の記念館

佐々木喜善が柳田國男に伝えた遠野の話がもとになり「遠野物語」が出来たのだそうです

記念館は蔵の形ですが塗り壁のデザインがポケモンのようで面白い

雪隠、トイレです 外にお便所だけの建物があるのです

こんなに立派なものではなかったのですが、私一度だけ千葉で雪隠を使ったことがありました

2枚の板をそれぞれ跨いで隙間に用を足す・・・小学生低学年だったので余計に怖かった!

掴まる縄もなかったし、扉を閉めると結構暗いし、穴は深く、臭かった

昔は紙自体が贅沢だったのか、木ベラでお尻を拭いたようで

使用前後の置き場所が決められています

 隣には湯殿・お風呂の建物

なた豆?が石鹸の代わりに使われていた様子

お水と燃料を使うお風呂もきっと贅沢だったのではないでしょうか?

湯殿自体が広いです!

 

井戸から湯殿まで水を運ぶための水道が通っています

水車小屋

大きな水量ではなくてもこんなに大きな水車が回るのだと驚きがありました

水車小屋の中は脱穀のための臼と杵

カッタン・コットンと心地よいリズム 

園内の炭窯の近くには「ガラ玉」のような「ヤマボウシ」の実が沢山落ちています

ジャムにするときっと美味しいはず

「御蚕神堂」と書かれた蔵のような建物にオシラサマがお祀りされています

オシラサマは、蚕・農業・馬・そして「お知らせ」の神さま

農家にとっては全てが大事なモノだったのだと想像に固くない

自然と付き合わざるをえない生活の中では信仰と繋がる必要があったのだろう

特に厳しい自然の中ならなおさら