NPO九州森林ネットワーク

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「木を知る」シリーズ

2007年02月21日 14時24分36秒 | <日々徒然・イベント>
当NPOが共催し、理事の川崎さんを中心にJSCA(日本建築構造技術者協会)九州支部技術委員会木造部会が主催されている「木を知る」勉強会シリーズに昨日参加しました。構造設計士さんたちを中心とした勉強会で、行政、森林、製材、工務店の立場の人を招いて森林や木材の話を聞いたり、現場を訪ねたりする企画で、今年度2サイクル開催されるそうです。

昨日は、九州の森林の現状や行政の動き(環境税、木材利用促進の政策など)、森林認証など持続的な森林経営確立の動きについて約30分話をして、その後は飲みながら議論となりました。和気藹々とした雰囲気(講師の飲み代を参加者が割り勘するというシステム)で楽しい一時を過ごさせて頂きました。

福岡市役所で建築関係の行政を担当されている方も含め、14名が参加されました。工業高校に勤務していた私の父の教え子という方にもお会いするなど、意外な出逢いもありました。講師として参加したのですが、こちらの方が学ばせてもらったと感謝しています。含水率やヤング係数などが表示していない木材の場合、九州のスギではヤング一律55で計算せざるをえないこと、鉄骨等に比べて木造の場合、同じ設計計算料で限界耐力計算では約3倍の時間がかかることなど・・・具体的に木材利用を促進する上で今の時代、数字を(それだけではだめですが)きちんと出していく努力と技術者同士をネットワークすることの重要性を感じました。

最後は盛り上がり、当NPOへ6名の方に加入をして頂きました。有り難うございました。

次回は5月、小国町に森林や製材現場を訪ねられるそうです。小国町の皆様、宜しくお願いします。
 (佐藤/福岡)