つぎは僕らの番だ！（３）

２０年度 年長音楽会リハーサル１

　皆さんこんにちは。
　きょうは他の学年の子どもたちが運動場に一堂に会して年長組の音楽会を聞く「子どもの音楽会」がおこなわれました。明日の本番のリハーサルを兼ねているわけですが、年長児の見事な歌と演奏に集まった子どもたちは真剣なまなざしで聞き入っていました。「触発」こそが、子どもがみずから伸びようとする力の元であると私は常々考えているのですが、本当にその通りだなあと、このような場面に立ち会うたびに実感いたします。教師がどんなに声を大きくして訴えたところで、子ども同士が互いに与え合う影響力には叶いません。年長児たちの凛とした姿、立ち振る舞い、堂々と自信に満ちた顔、まなざし、そして息の合った歌や演奏を肌で感じることが、下級の学年の子どもたちにとっては何物にも代えがたい体験であり、お手本なのです。そして「どうせやるなら精一杯やる、とことんやる！」という、われらしんじんのこどもたちの伝統をみんなで空気のように体中に吸い込むことで、先輩から後輩へと大切なものが受け継がれていきます。年中、年少の子どもたちの胸にもきっと、目には見えない多くのものが届いたことでしょう。

　明日はいよいよ年長組の音楽会です。どうぞ保護者の皆様、お楽しみにおいでください。心よりお待ち申し上げております。


「子どもと音楽」
　　　　　　まえだ　かん

ひとはなぜ歌うのだろう

ひとはなぜ奏でるのだろう

こたえはいつも

すぐそばに

すぐそこにある

目には見えないけれど

手ではさわれないけれど

耳をすませば聞こえてくる

きみとぼくのあいだ

そらとうみのあいだ

だいちとかぜのあいだに



大切なことを伝えようとして

うまく言葉にできないとき

あふれだしそうな喜びを

きみにもわけてあげたいとき

静かにふりそそぐかなしみに

こころがはりさけそうなとき

きみとぼくが

いまここにいるということの

ちいさな記念に

ひとは歌うのだ

ひとは奏でるのだ



抱きしめるようにやさしく

手をとりあうように力強く

こころを大きくふるわせて

２０年度 年長音楽会リハ２

２０年度 年長音楽会リハ３

２０年度 年長音楽会リハ４

２０年度 年長音楽会リハ（あお組）

２０年度 年長音楽会リハ（そら組）

２０年度 年長音楽会リハ（ばら組）

年長音楽会の練習１（２０年度）

　皆さんこんにちは。いかがお過ごしですか。
　雷鳴轟く雪下ろしの合図とともに、昨日から急に冷え込みが厳しくなって、秋が一気に冬へと移り変わりました。朝起きて温度計を見ると、気温６度。どうりで寒いはずですね。急に寒くなって、風邪など召されておられませんか？　園内ではしばらく水疱瘡が流行っていましたが、どうやら収束しつつあるようです。インフルエンザの報告は今年度はまだありませんが、この寒さで風邪が少しずつ流行ってきていますので、ご家庭でもお子さんの体調管理には十分ご留意ください。

　さて、いよいよこの二学期を締めくくるビッグイベント、「音楽会」が始まります。先週から今週にかけて、トップバッターである年長組の子どもたちが連日のように運動場で全体練習を繰り返しておりました。全体が二部構成になっているので、合奏と歌を通しておこなうと、結構な時間がかかります。入退場も含めると、１時間くらいではとても終わりません。にもかかわらず、子どもたちは本当によく集中して、生き生きと取り組んできました。今年もきっと素晴らしい音楽会になることでしょう。明日は、年中と年少の子どもたちを招待して、リハーサルを兼ねておこなう「子どもの音楽会」の日です。保護者の皆様もどうぞお楽しみになさってください。

年長音楽会の練習２（２０年度）