われらしんじんのこども

真人幼稚園の子どもたちの日々の様子や、
  楽しいエピソードなどをお伝えしています。

さざんかの花咲く

2006-11-24 14:30:00 | Weblog
 皆様いかがお過ごしですか。
 園庭にあるさざんかが今年もたくさん花をつけ、子どもたちの何人かが私にそれを知らせに来てくれました。さっそく一緒に外に出て見に行ってみると、うす桃色の可憐な花が寒風に晒されながらも凛として咲いておりました。(写真)

 花と言えばとかく春から夏にかけて咲くものと思いがちですが、そんなことは決してないのですね。秋に咲く花もあれば、真冬に咲く花もある。職員玄関前に植えてある寒椿などは1月から2月にかけて雪に埋もれ寒さに凍りつきながらも懸命に咲く。そういう花たちを見ていると、ただ単に美しいとか、可憐で素敵!とか、そういった紋切り型の表現では簡単に言いつくせない、もっと圧倒的で根源的な生命の力強さを感じずにはおれません。そしてそういう草花に不思議と勇気づけられている自分を発見することがあります。
 赤く咲いても冬のはな~♪ さざんかの花咲く季節です。

 さて、明日はいよいよ年長組の音楽会がおこなわれます。今日はそのリハーサルがおこなわれ年中・年少児たちが運動場に一堂に会して鑑賞しましたが、それはそれは見事な仕上がりとなっておりました。保護者の皆様、どうぞお楽しみにおいで下さい。
 おしまいに、以前音楽会に寄せて書いた詩を一篇、ここに再録します。

「子どもと音楽」
    まえだ かん

ひとはなぜ歌うのだろう
ひとはなぜ奏でるのだろう
ひとはなぜ踊るのだろう
こたえはいつも
すぐそばに
すぐそこにある
目には見えないけれど
手ではさわれないけれど
耳をすませば聞こえてくる
きみとぼくのあいだ
そらとうみのあいだ
だいちとかぜのあいだに

大切なことを伝えようとして
うまく言葉にできないとき
あふれそうな喜びを
きみにもわけてあげたいとき
静かにふりそそぐかなしみに
こころがはりさけそうなとき
きみとぼくが
いまここにいるということの
ちいさな記念に
ひとは歌うのだろう
ひとは奏でるのだろう
ひとは踊るのだろう

抱きしめるようにやさしく
手をとりあうように力強く
こころを大きくふるわせて



 
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