北海道ではコスモスが咲き、気温的にも秋を感じさせる…そんな感じです。
秋と言えば、食欲の秋、読書の秋…いろいろありますが、ひらひらと落ちる落ち
葉を見ながら、ひとり恋の気分に浸るなんてこともありますよね。
そこで、今日はスウガク的に思考して、恋愛成就の秘訣を考えてみたいと思います。
例えば、12と18という2つの数字があるとき、これらをそれぞれ割りきることの
できる一番大きな数字は何でしょう?・・・6ですよね。このように2つ以上の数があっ
て、お互いの数字をきれいにを割り切ることができる、共通の一番大きな数字を
最大公約数といいます。
この最大公約数を利用して恋愛の話を進めたいと思うのですが・・・まず男と女の仲
を考える上で、2人を数に置き換えることにします。
そうすると最大公約数は何になるか・・・それはお互いの気持ち、愛情の深さなんで
すね。
では、ここでちょっと質問します。
(あ)男36と女24
(い)男45と女30
だとすると、どちらの愛情が深く、よいカップルだと思いますか?答えてください。
それぞれの最大公約数は(あ)が12、(い)が15です。
ですから、先ほど離したとおり、その数字がお互いの愛情の深さですから、(い)
の方がよいカップルだと思えます。
確かにその通りですよね。またこの例から気づいてほしいのは、男も女も数が
(い)の方が大きいんですね。だから当然最大公約数も(い)の方が大きくなる
ように思える。
先ほどは言いませんでしたが、男・女の数字は、実は本人の人間的魅力を数字に
として表しているんです。
ですから、当然大きいほうがお互い魅かれるわけです。
つまり、お互いの気持ちを強くしていくためには、お互い人間的魅力を磨いてい
かなければならないということになります。
ところが愛を育てるのはそんな単純ではないのです・・・。
一見(い)の方が良さそうですが、そうでもありません。というのも、お互いの
愛情は深まっても、その内容が大事なんですね。
実際、(あ)・(い)の最大公約数をできるだけ小さな数の掛け算の形(=素因
数分解)に直してみましょう。すると・・・
(あ)の最大公約数⇒12=2×2×3
(い)の最大公約数⇒15=3×5
バラバラに直した数字は実は、どんなところに惚れたのかを表す項目です。
だとするとお互い2項目とはいえ、(あ)の方が1つの惚れた箇所に関して強く
魅かれていることが分かりますよね。
ですから、(い)は深まりがない分、長続きはしない可能性もあるわけです…。
つまり恋愛は、お互いが人間的に成長して、お互いの気持ちを 深めていかなけれ
ばならないのだと思います。
けれど、ただ気持ちだけではダメ・・・お互いが尊敬できるところをしっかりと伸ば
していくことがお互いの理解と愛情を育むためには大事なエッセンスとなるということです。
ただ補足ですが、人間的魅力を数値で表し、人間的に成長することが恋愛の前提
であることは先ほど話ましたが、ただ成長するだけではダメです。
例えば、1932と3001の最大公約数はいくつでしょう???
正解は1です。つまり、人間としての魅力作りは、独りよがりのものではだめで、
お互いが高めあう関係の中で磨いていかなければならないということです。
どうでしたか?”スウガク”もおもしろいものですよね?
機会があれば、また数学的な考えをつかって人生を語ってみたいと思います。
※今回の日記記事は、以前mixiで書いたものの改訂版です。
すごいですね、この考えは。
恋愛に数学とは・・・。
学校の先生だと聞いてましたが数学の先生なのですか?
自分も常に磨き続けられるよう頑張りたいと思いますが、自分が素数だったらどうしようかと考えてしまいます笑
きむにーさんもブログ更新の方、頑張っているようですね…。
ところで、きむにーさんの予想通り、私は数学の教師です…。
なので元来、文章を書くのは苦手なのですが…でも、1日1日の中で感じる何かを書き綴れればいいかな…なんて思いながら、書いています。
この『恋愛をスウガクする』は以前、生徒に授業した内容なのですが、評価してくださりありがとうございます。
数学的題材を用いて、人生を語る…このブログ上で機会があればまた書いてみたいと思います。