私は教師を何年かしていて達観したことがあります。
それは、教育の中でそう簡単には人は変わらない…ということ。
だからこそ、教育はじっと待ち続けることが必要なのだと思います。
教師としての思い入れはあるのかもしれませんが、その思いがいつ実現し、与え
られるかは分かりません。
ですから、その思いと教師としての知恵以上のものが与えられることを信じて、
それを信じて待つべきなのだと思い . . . 本文を読む
失敗を活かしてそこから何かを生み出すことは、未来への大事なステップです。
それを生かすか生かさないかで、自分の可能性に広がりをもてるかもてないかが
決まってくるでしょう。
ただ勝っているときはやり方を変えない、これも勝負に勝つときの鉄則のように
思います。
そこにアレンジを加えていくこともあり得るとは思いますが、自分の基本的な勝
ちパターンに徹することも大切だと思います。
た . . . 本文を読む
“やさしさ”には様々な表現の仕方があります。
例えば、道が分からないで困っている人に懇切丁寧に教えてあげる“やさしさ”、
重たい荷物をさりげなく持ってあげる“やさしさ”、落ち込んでいる人を見たら
そっと「元気をだしなよ」と声をかけてあげる“やさしさ”…など。
そのようなさりげない“やさしさ”が人間関係の潤滑油になっているのは事実で
しょう。
ただ、私はこのような行為自体が、真の“や . . . 本文を読む
最近、愛犬コロンが少し太り、また毛代わりしてふっくらとしてきました。
最近の札幌は朝夜と昼との寒暖の差が激しくなってきており、そんな外気温の変
化に身体が順応しているのでしょう。
そもそも動物の毛がわりは、太陽の光が関係しているそうです。
日照時間が短くなるにつれ、脳から衣替えを勧める刺激ホルモンが分泌されるよ
うになり、夏とは違う、ふっくらな毛で身体を覆うようになるのだそうです . . . 本文を読む
経済成長力で世界のトップに位置するフィンランドは、学力においても世界一で
す。
その学力世界一の礎を築いた元教育大臣、オッリペッカ・ヘイノネン氏は次のよ
うに語っています。
教育と人間の成長を手に入れるためには経済成長を忘れることだ
今の日本は科学技術立国を目指し、全国一斉学力テストや飛び級などの制度によっ
て、社会階層をはっきりと際立たせようとしています。
つまり、世界 . . . 本文を読む
人生の中で、どうにもならなくて仕方がない…と思う場面というのはよくありま
す。
例えば、自然災害によって多大な被害を受けたときなどは、そうですよね。
けれど、そのような人知では敵わない自然の大きな力を前に仕方がない…と歩み
を停滞させるのではなく、仕方がないけれど、気持ちを切り替えて、これからを
しっかりと生きていこう…という再起の念に転化できたとき、それが生活の糧と
なっていくのか . . . 本文を読む
私が魅力を感じている知り合いの方の1人に、北海道大学名誉教授がいます。
この方はもともと物理学専攻の方なんですが、科学哲学や宗教などあらゆる分野
に精通して、北大大学院工学研究科の方で教鞭を執られていました。
私はこの方の学識の豊かさだけを尊敬しているのではなく、穏やかな人柄、静か
な物腰、そういうこの人がかもし出す雰囲気というものに憧れています。
また周囲に常に目配りしながら、困っている人 . . . 本文を読む
昔はよく「伝記をよく読みなさい」と言われたりしませんでしたか?
私は折り触れて言われていたので、幼い頃は結構読んでいました。
中でも徳川家康が幼少の頃、石合戦で数の少ない方が勝つと予言し的中させた逸
話にすごく感心した記憶があります。
今でこそ経済学などで集団の目的と個人の行動選択・意思決定は別個のものとし
て扱われていますが、その考え方が定着したのは最近のことです。
そのよう . . . 本文を読む
ある生徒がふらっと私のところにきて、こんなことを言いました。
「先生、学校つまんない…。何かおもしろいことないかな…。私、不幸なの
かも…」
みなさんなら教師の立場になったとして、このように生徒に言われたら、どう対
応しますか?
私の場合は、この生徒の「学校つまんない…」という部分を拾って、この生徒の
持っている満たされない思いをずっと吐き出させて、それを聴いていました。 . . . 本文を読む
石垣は城の土台となるだけあって、ほんとに堅固ですよね…。
けれど、それを間近に見てみると、ぴったりくっついているものもあれば、隙間
が開いているものもあります。
開いているところにはうまい具合に小さい石などが入って、隙間を埋める役割を
していますし、石垣はなんとも見事なバランスを作り上げていますよね。
私はそんな石垣から社会の在り様を考えてみるべきだと思っています。
実際、人間 . . . 本文を読む
最近、旅がしたい…そう思うことがよくあります。
ただ、ひとくちに旅と言っても、気の許せる仲間たちと楽しく行く旅もあれば、
何か研究対象などの目的を持って向かう旅などいろいろありますよね…。
私がしたい旅は、ふらりと気ままに行く一人旅です…。
一人旅は、自分を街の喧騒から切り離して、新鮮な気持ちにしてくれますよね。
その新鮮な気持ちの中で、行き先での人間味溢れる人情の機微や自然の . . . 本文を読む
先日の世界タイトルマッチ、内藤大助対亀田大毅戦の中で見せた、大毅選手の多
くの悪質な反則行為に対して、日本ボクシングコミッションの裁定が下されまし
た。
その裁定はみなさんも知ってのとおり、1年間のボクサーライセンス停止。
この裁定の妥当性については私にはよく分かりません。
ただそんな大毅選手を、私はよく元WBCバンタム級チャンピオン、辰吉丈一郎
選手と重ねて見ていました…。
. . . 本文を読む
最近風邪が流行っているようですね。熱,咳,腹痛…
そういえば札幌の近頃の気温の変化は異常のような気がします。
つい先頃まで30度度近くまであったと思ったら、いきなり日中は12~18度近くで、
朝夜は一桁…。
この寒暖の差にはほとほと身体が参ってしまっています。
ところで、聖書に次のような言葉があります。
ファラオは,モーセとアロンを夜のうちに呼び出して言った。「さあ,わた . . . 本文を読む
人は死の淵にあるとき、何をするものなのでしょうか?
私の知り合いの方の奥さんは、胃がんを発症し、それが前頭葉にまで達したそう
です…。
前頭葉は感情、思考、知性などの人間の精神的な高次機能に関係しており、障害
があると、手足の動きのコントロールがうまくいかなくなったり、また、意欲の
低下や無関心、表情の低下といった精神活動の抑制が起こり、感情や理性のコン
トロールが難しくなるそうで . . . 本文を読む
脳は人生においてすべてを活用されることはありません。
ということは、人間はいくつになっても未完のままということでしょう…。
けれど、未完であるということは、それだけまだやれる、たくさんの可能性を秘
めているともいえます。
だから、人生の中で失敗や挫折が数多くあろうとも、それを糧に自分の変化を恐
れず、立ち向かうことが大切なのでしょう。
あるテレビ番組で、音楽家の千住明さんが千 . . . 本文を読む