教師とはどうあるべきか…原点に立ち返るべく、朝から読んでいたのは
●『教育力』斉藤孝(岩波新書)
今回教育実習生を指導することになったのですが、彼にガイダンスをし
ながら感じたのは、いかに初心を忘れないでいるべきか…。
先述の書にも次のようにあります。
経験値を重ねる良さを残したまま、新鮮さを失わない。これはもは
や1つの技である。
また、教師にはさまざまなロールプレイ(役割演技)が求められます。
その1つ1つをどう行っていくのか…そこで求められるものを大きく分
ければ、専門的力量と人間的魅力の2つになるでしょう。
私自身、まだまだ人間としても教師としても未熟な身。
それらに必要な素養をこれから現場という直接体験の中で、また読書な
どの間接体験の中で、さらには脳内経験の中でいろいろと思考し、自分
なりの表現技法を型として、技化していく努力をしていければ、と思い
ます。
具体的には…
★学びの「場」の空気の醸成
⇒教師と生徒の1対多の関係はもちろん、個人指導や生徒間のグループでの
学びなど、あらゆる教育実践の場で…
★向上心の技化
★真似る力、段取り力、コメント力の養成
★テキストの編集力
★生徒評価のための試験の構成力
★教材(ノート、プリントを含む)の活用の技化
★洞察力、複眼的思考
★多様な変化への身体的対応
★社会へ食い込ませるためのアイデンティティの育成
★学びの型から技へと転化させる独自の方策
などなど…(課題が山積)
「君は君の友のために、自分をどんなに美しく装っても、装いすぎると
いうことはないのだ。なざなら、君は友にとって、超人を目ざして飛
ぶ一本の矢、憧れの熱意であるべきだから」
(筆者によるニーチェ「ツァラトゥストラ」からの引用)
全てはこの言葉に凝縮されている、それが読了してもった感想…。
上記言葉をいかに自分のものにしていくか…それには常に自己啓発の意識を持ち
ながら、専門的技量はもちろん、学びの場のリーダーとして人間的魅力も磨いて
いかなければなりませんね。
そのためにも今の自分に満足することなく、偶有性の海へ飛び込もう!!
ますます、ご活躍のご様子ですね。
他の方に伝えたり、指導するとなると…
『学びの場のリーダーとして人間的魅力も磨いて
いかなければなりませんね。』という
コロンさまのお言葉に、その熱い意志がみなぎっていますね。
私も少しずつでも、見習っていきたいです!!