Progress

日々一歩ずつ前に進むために書き綴ろう…。自分の中のちょっとした変化を大切に…。

お詫び

2007-12-22 05:16:45 | 随想
昨日、ブログを少しずつ書いていくと言ったばかりなのですが…母の容態が急変 し、明日また福岡に発ちます。 そのため、しばらくの間ブログを休ませていただきます…。 この場に必ず戻ってまいりますので…これからも変わらぬご愛顧のほど、よろし くお願いします。 . . . 本文を読む

母との誓い

2007-12-21 17:18:40 | 随想
しばらくぶりにブログ記事を投稿します。 先週木曜日から福岡の実家に戻り日曜日に再び札幌へ…そして、今週は頭から進 路に関する三者懇談と、過密なスケジュールに追いまくられていました。 ただ、私がしばらく筆を執らなかったのはそのことが主な理由ではありません。 実は、母の癌が悪化し、現在生死を彷徨っている状態にあるなかで、自分と向き 合うことが正直辛かったからです。 母は日に日に衰 . . . 本文を読む

クオリアは人生を豊かにするエッセンス

2007-12-13 06:07:17 | 随想
人間には心がありますが、なぜ人間には心があるのでしょう? そのような心の存在は深めて考えていくと、よりよく生きることと無関係ではな いしょう。 幼い頃、故郷の川で“はや”を釣ったときの、釣り糸を通じて感じる魚の重みや 実際魚にふれたときの触感、また、寒さを凌ぐために焚き火をしていたときの、 頬を熱くなでる炎の感触…。 それらの何年経っても忘れない懐かしさを伴う1つ1つのクオリアは . . . 本文を読む

自分の心に正直に

2007-12-12 16:00:01 | 随想
昨日、1人の卒業生が私を訪ねてきました。 ずっと学校に行って近況を報告したいと思っていたらしいのですが、なかなかタ イミングが合わず…ということで、昨日になったようです。  「先生、先生は僕にとって人生の恩人なんです。」  「はて??? 先生は何か特別なことをしたかい?」  「先生は、大学や専門学校(認可校)などいろいろと行く道があったにも関わ   らず、僕が無認可校の音楽スク . . . 本文を読む

ひたむきさと諦念

2007-12-11 05:44:03 | 随想
私が学生の頃読んでいて印象深かった本の1つに、ゲーテの『若きウェルテルの 悩み』があります。 友人へ送る書簡形式で書かれたこの小説は、親友の許嫁を一心に想い続け、その 激情ゆえにやがて破滅してしまう青年ウェルテルの話です。 私がこの小説に心を揺り動かされたのは、ゲーテの恋の詩的表現の美しさ以上に、 ウェルテルの恋にひたすら情熱を傾ける姿勢でした。 私も若い頃、1人の女性を思い続 . . . 本文を読む

雪虫

2007-12-10 16:35:02 | 時事
北海道によく現れる“雪虫”…この虫はアブラムシの一種なのですが、腹部が白 い綿のような毛に覆われているために、その飛んでいる姿がまるで雪の降ってい るようにみえるんです。 道内ではよく「雪虫が姿を見せると近く初雪が降る」と言っているんですよ。 そして、その言葉はホントなのか…実際検証しようと、今回、民間気象会社ウェ ザーニューズがこの件について調べたところ、札幌市や北見市など、道内8 . . . 本文を読む

将棋は社会の縮図

2007-12-09 00:16:36 | 随想
唐突ですが、将棋は社会の縮図…そんなふうに思えませんか? 例えば、歩兵…この駒は一兵卒にすぎないため、一歩一歩の歩みは遅いですし、 一見非力のように見えますよね。 ところが、“桂馬の高飛び歩の餌食”や“金底の歩岩より固し”という言葉もあ るように、その僅かな力も、使い方によって大きく力が発揮されるのです。 その姿は、まるで個性を社会でどう活かすのか…そんなことを私たちに問いかけ . . . 本文を読む

イチローと人格

2007-12-08 05:01:35 | 随想
茂木健一郎博士がシアトルに行かれていました。 NHK番組『プロフェッショナル仕事の流儀』のスペシャルでイチローを取り上げる 関係で、その取材のために行かれていたのですが…ご本人のブログ『クオリア日記』で、 自分の感覚を信じて進むためには、つまりは「結果」で示すしかない。 イチローさんの厳しい生き方の芯に触れることができた。 そこには、グランドキャニオンのよう . . . 本文を読む

トヨタカップと学問

2007-12-07 17:09:41 | 教育
最近の子どもたちを見ていると、難しいことが楽しいという意識が希薄なような 気がします。 例えば、今日からTOYOTA CUPが始まることもありますから、サッカー選手を例に とってみましょう。 サッカー選手などは、初めは単調なリフティングやドリブルから始まりますが、 その後はさらに高みを目指していく中で、まるでボールが吸い付いているかのよ うに、自由自在に操れるようになります。 そ . . . 本文を読む

国際学習到達度調査結果に思う

2007-12-06 16:27:19 | 教育
2006年国際学習到達度調査(PISA)の結果が発表されましたね…。 3回目となる今回において、日本は2位から6位に転落した「科学的応用力」に加 え、「数学的応用力」が6位から10位へ、また「読解力」も14位から15位と全分 野において順位を下げています。 この結果によって、「ゆとり教育」からの方向転換を早期に図るという意図で、 学習指導要領の改定時期も、理科・数学に関しては早まる公 . . . 本文を読む

星野JAPANと意志の力

2007-12-05 05:02:58 | 時事
星野JAPANの活躍、すごかったですね…。 台湾戦ではダルビッシュの粘投も6回裏にツーランホームランを浴び万事休す…と 思ったのですが、7回表にそれを見事に跳ね返してくれました。 3連勝で北京へ…というのは、国民の期待もあり、かなりの重圧があったことかと 思います。 でもそれをはねのけられたのは、まさに“意志”の力ではないでしょうか…。 「意志あるところ、道は開ける」…という . . . 本文を読む

言葉と人生

2007-12-04 05:32:23 | 随想
言葉って、ほんとに難しいですよね。 どのような文脈で発せられた言葉なのか、とか、相手の精神状態がどうなのか… など、あらゆるシチュエーションによって、伝えたかった真意と、伝えられ理解 された意味との間に生ずるずれはどうしても避けることができません。 ただ、そのずれは必ずありうるものなのだ…と念頭に置いておけば、相手に対し て寛容になれるのかもしれませんね。 けれど、そのようなコミュ . . . 本文を読む

『養老訓』に見る人生と死

2007-12-03 00:39:32 | 随想
今、養老孟司先生が70歳になったことを記念して刊行された『養老訓』を読んで いるのですが…養老先生はまさに人生を達観されておられますね!! まさに『七十而従心所欲、不踰矩』と言った感じです…。 そんな『養老訓』の中で、次の箇所が私の心の琴線に触れました。   私は最近、「人生は点線だ」と言っています。意識を考えてみれば点線だ  ということです。誰でもしょっちゅう意識が切れている . . . 本文を読む

人の出会いの価値

2007-12-02 06:59:38 | 教育
優れた書物は、確かに有益でいろいろな視座を私たちに与えてくれます。 けれど、それはあくまで自分自身を磨く1つの方法にすぎません。 人格を形成していく上では、やはりいろいろな人との出会いの中から、それらを 手本として自己啓発していくほうが効果は高いのではないでしょうか。 学校教育は、真の教育のほんの手始めにしかすぎず、精神を鍛錬し、学習習慣を 身につけることにおいて意味があることだ . . . 本文を読む

圧縮の文化

2007-12-01 05:21:11 | 随想
外を歩いていると、街路樹の葉が完全に落ち、どこか物悲しい雰囲気があります。 さらにあたりが暗くなるのが早いことが、私を暗鬱な気持ちにしてしまうので す…。 そんな思いでさらに歩みを進めていると、公園の遊歩道の一角にあずまやがあり、 その屋根にうっすらと雪がかかっている光景が目に入りました。 周囲の木々とともにそのあずまやを切り取って、そこに風がそよぎ、月がさしこ む風景を想像する . . . 本文を読む