死に向かって

瀬戸内寂聴さんが、『あしたの夢』(北海道新聞夕刊2007/07/30)で次のようなこ とを書かれています。 「人間が死ぬ時、一番最後に思い浮かべるものは何だろう。 生涯で一番美味しいと思った料理の味か。 愛する人との逢瀬のふたりだけの愛戯の場面か。 旅の途上の目にも心にもしみた風景の一場面か。 お気に入りの着物をまとって、満足のいった化粧のできた自分を鏡 . . . 本文を読む

参議院選挙に思う

昨日、参議院選挙が行われ、即日開票されました。 結果は自民党惨敗、民主党が第一党に…やはり、これまでの安倍内閣閣僚の不適 切な発言の続出や政局運営の不安定さなどに、国民は”安倍政権Ｎｏ！！”の審 判を下したのでしょう。 当の安倍首相は、テレビ朝日の選挙特別番組内で「申し訳ない結果だが、美しい 国づくりの約束を果たしていきたい。厳しい、苦しい状況ではあるが、責任を果 たしていくのが私に . . . 本文を読む

亀田の夏祭り

昨日行われた「亀田の夏祭り」…亀田興毅・大毅の世界フライ級タイトルマッチ を見据えた大事な一戦は、二人とも普段の練習に裏づけらたスタミナと幅広いボ クシングを見せての完勝でしたね。 どちらが世界タイトルマッチに挑戦してもおかしくない実力を見せてくれました し、これからが楽しみです。 ところで私自身、格闘技が大好きで、今回のボクシングをはじめ、『ｋ－１』な どもよく観ます。 その中 . . . 本文を読む

ルパン三世

昨日、ルパン生誕40周年を記念して作られた『ルパン三世 霧のエリューシヴ』を 観ました。 もともと幼い頃から『ルパン三世』のファンだった私は、ルパン一味の華麗な る盗みや銭形警部からのコミカルな逃走劇、また最後まで視聴者の裏をかくスト ーリー展開などにいつも魅了されていました。 昨日の『ルパン三世 霧のエリューシヴ』も魔毛狂介との因縁の対決など見所も 多く、おもしろかったですよ…。 . . . 本文を読む

人間対コンピュータのポーカー対決

プロのポーカープレイヤー２人と、カナダのアルバータ大学で開発されたプログ ラム「Polaris」の間でポーカー対決が行われ…結果は１１時間の死闘の末、2人 のプロの薄氷の勝利。 プロの方は、苦戦したことを正直に認めるとともに、このプログラムのクオリティ を賞賛していました。 またPolaris開発者した博士は、負けはしたものの、「ある程度は成功した。われ われのプログラムが世界一だと . . . 本文を読む

人生を駆け抜ける：農家古野隆雄

命の連鎖の中に人間はいる…そのような人生哲学のもと、アイガモ農法という生 態系の営みを利用した、農薬を使わない米作を実践している古野隆雄。 そんな彼は、天候などの予測不能な条件と向き合いつつ、長い年月を費やし、こ の１つの農業体系を完成させた。 けれど、彼の農業へのあくなき挑戦は続く…乾田直まきという今のアイガモ農法 の進化形の完成へ向かって―。 ところで、ロバート・ヒリヤーとい . . . 本文を読む

出会いの妙

先日、“The Ancient Qualia Cafe”の方たちと、初めてお会いしました。 時の流れるのを忘れ、旧知の仲のように言葉を紡ぐ、そんなひととき…。 オリヴァー・ウェンデル・ホームズは 　「人と語り合うのはハープを弾くようなものだ。弦のはじき方一つにしても 　　大変なものだが、弦を抑えてその振動を止めるのにも、また大変な技術を 　　要する」 と、語らいの難しさを述べ . . . 本文を読む

想像力

日常生活の中で、少し時間があるといろいろなことを想像してしまう…そんなこ とはありませんか？ 私は大学時代によくありましたね…嫌なことはもちろんのこと、未来のことまで。 そして自分の中で勝手にいいように結果を想像してしまっていました。 想像の中ではなんでも自分の思い通りになりますから（笑） ただ、今、改めて想像力ということを考えてみると、なんとなくクリエイティブ な職業の人が必 . . . 本文を読む

任せてみる

長い準備期間を経て、本校の文化祭がやっと終わりました。 新クラスとなって初めての一大イベント…その意味で、不安はつきませんでした し、実際クラスステージの練習の過程などで人間関係にひびが入るなどのトラブ ルもありました。 ただ、人間関係の軋轢などの過程はクラスがまとまる上で必ず経るものですし、 それは１つのチャンスでもあるのです。 それらを彼らがどう生かすか…担任として、今年はリー . . . 本文を読む

手紙を書いてみる

突然ですが、みなさんは大切にしている身近な方…それが恋人でも家族でもいい のですが、何か一言、”いつもありがとう！！”なんて一言をかけていますか？ 実際面と向かって言うのはどこか照れくさいものですよね…。 そんなとき、例えば手紙なんて書いてみたらどうでしょう？ 私は昔、よく手紙を書きました。 感謝の気持ち、恋心・・・自分の気持ちを伝えるのが不器用だった私は、手紙という 手段をよ . . . 本文を読む

信念

ある人がこんなことを言っています。 「Luck（幸運）にPが加わってPluck（勇気）となれば、鬼に金棒である」 この"P"というのは果たしてどのようなものと考えればいいんでしょうか？ みなさんでしたらどう考えますか？ いろいろとあるかと思いますが、その答えの１つに“信念”(Principle)というこ とが挙げられるのではないでしょうか。 これからどうなるんだろう・・ . . . 本文を読む

人生で打ち込めるもの：ベーブ・ルース

マリナーズ・イチロー選手が5年122億円で契約延長しましたね…。 平均年俸はメジャー全体の5位！！先日のオールスターでのランニングホームラン でＭＶＰ獲得というだけで圧巻だったのですが、それに続く大ニュース…今、イ チロー選手から目が離せませんね。 そんなイチロー選手が脚光を浴びている大リーグですが、昔にも彼と変らないほ どの大打者がいました。その名は、ベーブ・ルース…。 １シー . . . 本文を読む

情報肥満を避ける

昨日は、あと1週間後に迫った文化祭の準備などで疲れが蓄積し、疲弊していま した。 そんなお疲れモードの私を見て、奥さんが、「あと少しで夏休みだし頑張ろう！！ 景気づけに何かおいしいものでも食べに行こうか…」と提案、一緒に外で食事を とることになりました。 そこでついつい食べ過ぎた私…。満腹でお腹を抱えてしまいました（笑） ところで、食事の場合、満腹感は体で感じることができますが、 . . . 本文を読む

自分と向き合う

『茂木健一郎クオリア日記』の『縁起』(2007/07/13)に次のような文があります。 やがて 目を閉じて、自分のうちなる 霧の中に身を浸すと、 忘れかけていた不思議なものたちの 姿が見え始める。 「本来」はこの世から一度離れて みないとわからぬ。 孤独の中には、滋味がある。 日々の生活の中で、心静かに自分の原点や人間としての生き方に正面から向き合 う…そんなときがやはり必要で . . . 本文を読む

完璧を心がける前に

人は１つの物事に対して、実行する前に完成度を追求して、用意周到に準備がで きるまでじっくり構えるタイプの人もいれば、結果は後からついてくるだろうと、 考えるよりまず行動…なんていうタイプの人もいるでしょう。 でも、実際にはこの２つのタイプを比較した場合、どちらの方が物事を達成する 可能性が高いのでしょうか？ 私は後者の方だと思います。 確かに準備をしっかりと行うことは大事です。た . . . 本文を読む