タイトルにも入れた、がばいばあちゃんのドラマロケ誘致について、がばいばあちゃん課の課長さんより。。。
武雄市は、温泉と陶芸の町としてアピールしていたが・・・
武雄温泉は、湯布院や黒川、別府などに埋もれがち、、、
陶芸は、伊万里、有田、唐津に埋もれてしまう、、、
といった立地環境。
何とか“武雄”の名で知名度をあげよう!!と。
フィルムコミッションでは・・・
行政は「〇〇はできません。」「これもできません。」と言うが、
市長は「何でもやります!!」と。
H18.8 佐賀のがばいばあちゃん課を設置。
⇒他がつけない名前をつけることでメディアも取り上げてくれる。インパクト!!
H18.9~10 泉ピン子主演でロケ。
H19.1.4 放送
H19.1.9 第一号の観光バスが来武。市長が自らガイドをした。また、ロケ地を回るガイドを養成した。移動中のバスの中では、ビデオを流した。
CMは、九州の民放で15秒を一週間に一度、、、の年48回放送で、約300万円かかるが、めざましテレビなど全国区のテレビで10分、6分などと取り上げてくれた。
H19.2 視察対応のチラシを作った。『ドラマロケ誘致裏技教えます』…で全国の市町村総務課へメールをした。
ドラマは、関東では視聴率が19.2%と結構あったが、がばいばあちゃんが武雄市ということを知らなかった。
⇒周知するようなポスターを作ろう、、、としたが、泉ピン子さんを起用するとお金も制限も大変!!
⇒⇒ということで、地元のおばあちゃんたちを起用した。
・・・・・ほぼ普段着でOK、お金がかからない!!
7人の侍をモチーフにした。
ロケとは関係なくなったが、“武雄の知名度をあげること”が目的なので、OK。
おばあちゃんたちを有効活用しようと考え、歌を歌わせた。
H19.6 CDデビュー
⇒引っ張りダコになったが、持ち歌は一曲しかない。30分の枠があっても、、、空いた時間をトークした。評判がとてもよく、講演依頼が来るようになった。
・・・今まで、約150回の講演をしている。
市の宣伝として、キャンペーン“ばばあ”となっている。
誘致の効果(がばい効果)・・・
1.経済効果 武雄の観光宣伝と集客力の向上
①直接的経済効果
・宿泊・飲食費等
・セット等資材効果(ガソリン等)など
②観光客増による消費需要増加 ほか
・ロケ地めぐり
・立ち寄り(日帰り)、宿泊…飲食、土産、交通費
2.宣伝効果 武雄の知名度の向上(地域情報の発信)
・TV視聴率 関東19.2%(全国21%) ※続編、映画化等からの波及効果も
・フジTVめざましテレビ(全国)、メイキング番組(関東、佐賀)など
・TV、新聞などでの宣伝効果
・全国からの行政視察 など
3.社会的効果 市民の積極参加による地域づくりの盛り上がり
・エキストラ述べ1,000人、ボランティア300人
①市町村合併後の“新武雄市民”としての一体感の醸成
②青少年の育成とふるさと“がばいよか武雄”への愛着
③地域交流の促進ともてなしの心“武雄のもてなし”の醸成
④武雄の魅力再発見“日本人の原風景”としての自然や景観
⑤地域ブランド化“がばいばあちゃん”のふるさと武雄
⇒ “武雄の7人のがばいばあちゃん”結成
4.佐賀県民へのがばい波及効果 県民の意識高揚
Q.おばあちゃんたちへの報酬は?
A.経費だけのボランティア。ふるさと武雄への恩返し、、、と言っている。
Q.新規メンバーは?
A.問い合わせはあるが、固定を考えている。(60代~90代までいる)
Q.経済効果は?
A.予測だが、約5億円
Q.観光への影響は?
A.宿泊客はむしろ減っている(H8~減っている)。日帰り客が増えた。
Q.市長が職員も積極的に視察などへ行かせたい、、、と言っていたが?
A.そういう雰囲気はあるが、今は時間的に厳しい。
Q.職員のどれくらいが市長の考え方を理解しているか?
A.30代以下で60%ぐらい。振り回されている…と感じている人も多いだろう。スピード感が全然違うので。
市長のテレビ局アポなし訪問から始まった事業ということですが、実行委員会を立ち上げ、補正予算を組んで、地域をあげて取り組んできたことがわかりました。何もないところから生み出した事業ですので、、、やればできる、、、と感心しました。(15:46~16.35)
経過・・・武雄市テレビドラマ誘致事業
H18.06.17 原作者島田洋七氏 市内ロケ候補地を視察
H18.07 プロデューサー、監督スタッフなども視察×3(約10日)
H18.08.10 臨時市議会(1,500万円を予算化)
H18.08.11 佐賀のがばいばあちゃん実行委員会設立
H18.08.11 美術スタッフ市内ロケ候補地を視察
H18.08.23 佐賀のがばいばあちゃん課設立
H18.09.01 島田洋七氏講演会
H18.08.31 主要スタッフ来武
H18.09.03 エキストラオーディション
H18.09.05 第一次ロケ隊来武
H18.09.06 武雄ロケ~20日まで(スタッフ45名、キャスト36名、計81名)
H18.10.08 第二次ロケ隊来武
H18.10.09 武雄ロケ~12日まで(スタッフ36名、キャスト17名、計53名)
H18.11.20 年賀状PR大作戦 印刷サービス開始
H18.12.14 市民参加の番組宣伝用CM撮影
H18.12.16 メイキング番組がフジテレビ(関東地方)で放送
H18.12.23 メイキング番組がサガテレビで放送(1/3、1/4再放送)
H19.01.04 新春ドラマスペシャル「佐賀のがばいばあちゃん」放送
H19・・・
ライブ回数 35回(市内各所、京都、佐賀、福岡ほか)
テレビ・ラジオ出演 21回(フジテレビ、FBS福岡放送、NHKラジオ、大阪よみうりテレビなど)
新聞各紙掲載 56回(スポーツ紙、全国各紙)
雑誌掲載 13回(女性自身、九州ウォーカー、じゃらん、家の光、週刊文春ほか)
H20・・・
ライブ回数 27回(六本木ヒルズ、福岡、新潟、湯布院ほか)
テレビ・ラジオ出演 10回(NHK、フジテレビ、FBS福岡放送、など)
新聞各紙掲載 15回(スポーツ紙、全国各紙)
雑誌掲載 7回(女性自身、家の光、ZANZAほか)
H21・・・
H21.03.30 スタッフ視察(約7日)
H21.04.28 ロケ隊来武
H21.04.29 武雄ロケ~15日まで(スタッフ61名、キャスト27名、計88名)
H21.05.18 ロケ隊帰京
H22.02.20 テレビドラマ「佐賀のがばいばあちゃん2」テレビ放送
ライブ回数 25回(名古屋、長崎、福岡ほか)
テレビ・ラジオ出演 5回(テレビ西日本、サガテレビ、日本テレビなど)
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